Microsoft Windows の NDProxy.sys の実装に起因する 0-Day エクスプロイト(Scan Tech Report)
Microsoft Windows の NDProxy.sys に権限昇格が可能な 0-Day の脆弱性が存在します。
脆弱性と脅威
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1.概要 Microsoft Windows の NDProxy.sys に権限昇格が可能な 0-Day の脆弱性が存在します。 システムにアクセス可能なローカルの悪意あるユーザに利用された場合、Local SYSTEM 権限を取得され、システムを完全に制御される可能性があります。 既にこの脆弱性を悪用する攻撃が確認されており、攻撃を受ける可能性が考えられるため、Windows XP および Windows Server 2003 を利用するユーザは可能な限り以下の回避策の実施を検討することを推奨します。
3.影響を受けるソフトウェア ※ Microsoft Windows XP SP3 Microsoft Windows XP Professional x64 Edition SP2 Microsoft Windows Server 2003 SP2 Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition SP2 Microsoft Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Adobe Security advisories APSB13-15 http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb13-15.html The Zero Day Initiative Advisories ZDI-13-212 http://www.zerodayinitiative.com/advisories/ZDI-13-212/
5.対策 現時点 (2013/12/9) では、この脆弱性を解消するパッチはリリースされていません。 このため、Windows XP または Windows Server 2003 を利用するユーザは、以下のように管理者権限でコマンドを実行し、NDProxy サービスを停止後、NDProxy サービスを利用する際に NDProxy.sys の代わりに null.sys を読み込むようレジストリを変更することで、この脆弱性を回避することが可能です。