京都と奈良の最高の紅葉…東福寺、長谷寺
朝、早起きして、バスの5系統で京都駅に行き、近鉄特急で大和八木、乗り換えて、近鉄長谷寺駅。そして、歩いて長谷寺。8時半に出発して、着いたのは11時頃。2時間半もかかりました。
仁王門を抜けると、登廊にはいります。399段の階段が続きます。
登廊は上中下の三廊に分かれており、下廊を過ぎたところには、花で飾られた石段と紅葉が疲れた体を癒してくれます。
ようやく、登廊を上り終えると、国宝の本堂が迎えてくれます。
今日はご本尊 十一面観世音菩薩の特別拝観ができます。
内部はもちろん、写真撮影禁止。これはパンフレットから拝借した写真です。
ご本尊は身長10mで右手に錫杖を持って、平らな台にすっくと立っています。見上げるようなお姿のおみ足には直接触れることができます。saraiは完治しない足の痛みがどうか治癒しますようにとお願いをしながら、お足に何度もすがりました。その後、お顔を見上げると、優しい慈悲のお顔で微笑んでくれたような気がします。無論、配偶者もsaraiのためにお願いしてくれたそうです。
心なしか軽くなったような足で本堂を出ます。
本堂は山の斜面に建つ入母屋造りの大きな建物で下斜面側は舞台が付属しています。そこからは長谷寺の山全体を眺める大パノラマが広がっています。そこを紅葉が彩っています。
本堂から坂を下っていくと、色づいた紅葉が見事です。改修中の五重塔も見えています。
六角堂のあたりの紅葉は見頃です。ここの紅葉は真っ赤でなくて、オレンジ色で地味ですが、お寺全体の慈悲の心が感じられます。
大講堂の中には、写真撮影可能なご本尊の設計図として描かれたものが展示されています。かつてはこの原本がご本尊の名代として全国を周ったそうです。ここに展示されているのはトッパン印刷による精密なデジタル処理されたレプリカです。もちろん、ここでもお足にすがって願いを捧げました。
これで長谷寺詣りは終わりましたが、駅までの坂を上る自信もなく、タクシーアプリGOでタクシーを呼ぶと、10分ほどで来てくれました。いつもはタクシーがいるそうですが、今日は土曜日で紅葉見物の人が多く、出払っていました。
近鉄長谷寺駅からは来たときと逆コースでいったん、京都駅に戻り、4時半発で予約していた新幹線を6時発に変更し、それから、一駅隣の東福寺駅に向かいます。
東福寺駅は万全の体制をしいていて、臨時の改札が東福寺側に設けられていて、スムーズに出られます。
sarai夫婦のお気に入りのいづ松を覗いてみると、準備中になっています。訊くと、御飯がなくなったので、炊いているところでしばらくは営業できないそうです。saraiは元々、東福寺の帰りに寄ろうと思っていたので、全然OKです。あとで来ますねって言って、東福寺に向かいます。大勢の警備員が人の波を整理しています。凄い迎い入れ体制です。膨大な人が東福寺に向かっています。さすが、京都でも紅葉のベストスポットですね。
やがて、臥雲橋まで来ると、ここはまだ東福寺境内の外側ですが、東福寺の真っ赤な紅葉の波が見渡せます。
この無料エリアからの眺めで満足して帰っても十分です。東福寺の太っ腹さに驚嘆します。
東福寺に着き、拝観券を買おうとすると、今日は紅葉を見るルートのみのチケットを販売しています。ともかく、紅葉だけ見て帰ってくれというお心のようです。ご親切なお心と受け止めましょう。そのチケットを買って入場すると、見頃の紅葉で境内は埋め尽くされています。
紅葉の向こうに見える屋根は方丈と開山堂を結んで架かる通天橋の屋根です。通天橋は紅葉を見渡すベストスポットです。これから、あそこを目指します。立ち止まらないで進んでくださいというスタッフの拡声器の声が連続的に響いています。
紅葉の隙間から見える通天橋は紅葉に興じる人たちでいっぱいになっています。
ようやく、通天橋の入口に差し掛かります。
通天橋の真ん中から見た紅葉の海です。これ以上の紅葉はありますまい!
これをもって、今回の京都の紅葉の旅はオシマイ。
旅の終わりは鯖寿司の名店、いづ松の鯖寿司です。いつも変わらぬ美味しさです。これも京都の文化です。
今年の紅葉はいつになく最高でした。桜も紅葉も見頃に見ると圧倒的です。5か月前にお宿を予約した時点では、これほどの紅葉に出会えるとは想像していませんでした。僥倖でした。
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