今日は拡張ライブラリ socket の修正や modular GC 関連のビルドプロセスの修正、などがありました。
[b11287706f] Misaki Shioi 2024-12-09 15:08:56 UTC
拡張ライブラリ socket の Socket.tcp メソッドでも ff5fc4b5a13e0833d306d472a0a7633f6b838f86 と同様に Happy Eyeballs V2 の接続待ちのタイムアウトの反映の不具合を修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12291
[8010d79bb4] Max Bernstein 2024-12-09 15:36:17 UTC
YJIT で disasm のダンプ時の色付けのためのエスケープシーケンスを埋め込みしていたのを出力が端末の時だけ出力するように設定化しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12283
[7341a4fc07] Peter Zhu 2024-12-06 20:08:24 UTC
IO::Buffer のバッファが重複しているかどうか判定する関数 io_buffer_overlaps() で 1 byte 判定がずれていて誤って重複ありと判定する可能性があったところを修正しています。 [ruby-core:120120] [Bug #20933]
[93f8de777f] Stan Lo 2024-12-09 17:20:58 UTC
標準添付ライブラリ rdoc に --expand_defs というコマンドラインオプションを追加して rdoc-ref で別のファイルを参照しているところを展開するようにしています。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1141
[cff031253f] Takashi Kokubun 2024-12-09 18:02:40 UTC
YJIT の Rust 実装でレジスタの再利用を強化する最適化のようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12287
[14e0a40cd0] Takashi Kokubun 2024-12-09 18:09:39 UTC
YJIT の Rust 実装のコメント追記。
[ea7e34fd5d] Peter Zhu 2024-12-09 18:34:44 UTC
GC の実験実装 mmtk の extconf.rb で make clean のターゲットを出力するように追記しています。
[de7feb0538] Peter Zhu 2024-12-09 19:11:07 UTC
ea7e34fd5d9323f07ab9fdfa561b752d3546dfde の続きで mmtk の extconf.rb で make clean 時に .rustc_info.json というファイルも削除するようにしています。
[476d655053] Alan Wu 2024-12-07 03:49:53 UTC
拡張ライブラリ objspace の ObjectSpace._dump などで IO を渡された時の出力先を VALUE でオブジェクトのまま保持していたのが異常終了が起きる可能性があった(comact 時かな?)ようなので rb_io_stdio_file() で stdio の FILE 構造体として取り出して保持しておくようにしています。
[0c9c6efc20] Alan Wu 2024-12-09 20:48:39 UTC
Process::Status.wait の実装で non-blocking Fiber 用の scheduler が Thread に設定されているかチェックしているところで nil チェックが抜けていたのを修正しています。
[88d49628dd] Peter Zhu 2024-12-09 16:47:45 UTC
common.mk の make clean-gc のアクションで .gc/ ディレクトリの削除をしていたのを消しています。
[5d4242fa81] Peter Zhu 2024-12-09 16:47:53 UTC
同じく common.mk の make clean-gc のコマンドでエラーを抑制するためコマンドの先頭に - を追加しています。
[cfc2b21a05] Peter Zhu 2024-12-09 16:48:05 UTC
common.mk の clean 系のターゲットで modular GC の実装群の削除を追加しています。
[462e2cfccf] Naoto Ono 2024-12-10 02:15:01 UTC
GitHub Actions の Launchable 用の独自アクションで launchable verify を実行していたのを削除しています。デバッグ用で入れてたものかな? https://github.com/ruby/ruby/pull/12299
[b5ed7aae3b] Dani Smith 2024-12-04 13:31:33 UTC
拡張ライブラリ fiddle のテストで libncurses.so を探す時に /usr/lib64/ もターゲットに加えるようにしています。 https://github.com/ruby/fiddle/pull/161
[cb8f186205] NAITOH Jun 2024-12-07 23:01:34 UTC
拡張ライブラリ strscan のドキュメントファイル doc/strscan/strscan.md の修正。 https://github.com/ruby/strscan/pull/123
[bfb7571d24] ydah 2024-11-07 16:54:59 UTC
parse.y の %require "3.0" という directive を削除しています。既に parse.y の処理は Lrama を利用するようになっているので不要なので。
[ce2f398386] ydah 2024-10-03 12:48:49 UTC
parse.y の未使用の関数マクロ rb_warn0L_experimental() の定義を削除しています。
[f12e2622c1] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 02:18:38 UTC
make の clean 系ターゲットの Modular GC 関連のものが Unix 系のコマンドを前提としていたので common.mk から一部 template/Makefile.in と win32/Makefile.sub のプラットフォーム固有のものに移動しています。
[19b684637f] Hiroshi SHIBATA 2024-12-10 07:25:27 UTC
gems/bundled_gems の syslog のバージョンを 0.2.0 に更新しています。
[fea83a4b80] git 2024-12-10 08:18:20 UTC
NEWS の bundled gems のバージョンリストの syslog のバージョンを更新しています。
[af9a904f38] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 06:50:55 UTC
拡張ライブラリ win32 の win32/resolv/ の extconf.rb で CRuby 以外の実装ではビルドしない(Makefile を生成しない)ようにしています。
[ebb80c26b3] David Rodríguez 2024-08-22 19:49:26 UTC
標準添付ライブラリ resolv で require "securerandom" が失敗した時の対応が書かれていたのが不要として削除しています。
[3568e7aef7] tomoya ishida 2024-12-10 10:28:16 UTC
標準添付ライブラリ reline で折り返しを考慮したカーソル位置の計算でエスケープシーケンスの考慮を追加しています。