ruby-trunk-changes 2024-12-12

今日は bundler のテストの並列実行に turbo_tests を利用するようにする変更や bundler の man ページの修正などがありました。

[e31f6a8f8b] David Rodríguez 2024-12-11 14:33:40 UTC

bundler の man ページの整形の修正。

[d91ca85b97] David Rodríguez 2024-12-11 14:37:48 UTC

bundler の man ページの最終更新日の更新。

[b37ab8c123] David Rodríguez 2024-12-11 14:34:11 UTC

bundler の man に bundle env と bundle licenses のページを追加しています。

[13530af05a] Josef Haider 2024-12-04 15:46:00 UTC

rubygems のテストに TruffleRuby 向けの対応を追加しています。

[06f074eb5c] David Rodríguez 2024-12-10 13:11:02 UTC

bundler のヘルプメッセージ? の整形。

[99460d1eda] David Rodríguez 2024-12-10 13:13:23 UTC

bundler の bundle exec のヘルプメッセージがなかったオプションにメッセージを追加。

[ac959b177a] David Rodríguez 2024-12-10 17:58:47 UTC

bundler の --target-rbconfig オプションのヘルプメッセージを修正。

[bbd11a7975] David Rodríguez 2024-12-10 18:02:33 UTC

bundler の man ページの bundle install にも --target-rbconfig オプションの説明を追記しています。

[447189d7de] David Rodríguez 2024-12-10 18:05:01 UTC

bundler の man ページの bundle add のページに --glob オプションの説明を追記しています。

[e88039ee4c] David Rodríguez 2024-12-10 18:05:43 UTC

bundler の man ページの bundle binstubs のページに --all-platforms オプションの説明を追記しています。

[5633cff415] David Rodríguez 2024-12-10 18:08:32 UTC

bundler の man ページの bundle cache のページのオプションの説明を追加しています。

[c4bd744800] David Rodríguez 2024-12-10 18:11:07 UTC

bundler の man ページの ronn ファイルの空行の追加。

[443319de35] David Rodríguez 2024-12-10 18:14:20 UTC

bundler の man ページの bundle exec, bundle lock, bundle update のページに --gemfile オプションの説明を追記しています。

[f5ed1b56d0] David Rodríguez 2024-12-10 18:16:18 UTC

bundler の man ページの bundle gem のページにいくつかのオプションの説明を追加しています。

[6e3a6f6411] David Rodríguez 2024-12-10 18:20:03 UTC

bundler の man ページの bundle info のページに --version オプションの説明を追記しています。

[496e791a2e] David Rodríguez 2024-12-10 18:23:27 UTC

bundler の man ページの bundle inject のページに --source と --group オプションの説明を追加しています。

[1806f3facc] David Rodríguez 2024-12-10 18:27:18 UTC

bundler の man ページの bundle lock のページにいくつかオプションの説明を追加しています。

[a1fee6de95] David Rodríguez 2024-12-10 18:29:34 UTC

bundler の man ページの bundle outdated のページのオプションの説明を追記しています。

[af11c8ef4f] David Rodríguez 2024-12-10 18:30:26 UTC

bundler の man ページの bundle show のページのオプションの説明を追記しています。

[f658f66124] David Rodríguez 2024-12-10 18:31:40 UTC

bundler の man ページの bundle update のページのオプションの説明を追記しています。

[e1fcf20ea1] Adam Leach 2024-11-27 19:11:04 UTC

bundler の man ページの bundle gem のページのオプションの説明を追記しています。

[cfb7213882] David Rodríguez 2024-12-10 18:34:18 UTC

bundler の man ページのオプションの説明の書きかたをページ間で共通のフォーマットになるようにそろえています。

[6cb75564f9] Alan Wu 2024-12-11 19:35:31 UTC

YJIT の Rust 実装で配列サイズの指定に誤った定数を参照していた箇所を修正しています。値は同じだったので実害はなかったっぽいですね。

[9fe06cc035] Alan Wu 2024-12-11 21:30:31 UTC

YJIT の linter の static_mut_refs という警告を抑制するようにしているようです。

[d53e4545f4] Alan Wu 2024-12-11 21:45:23 UTC

同じく YJIT の Rust 実装で linter の dead_code の警告を抑制するようにしているようです。

[9fe6fd8693] eileencodes 2024-12-05 18:56:03 UTC

prism の更新。 %記法によるリテラルの不具合修正のようです。 [ruby-core:120144] [Bug #20938]

[d84859061a] John Hawthorn 2024-12-11 22:44:50 UTC

拡張ライブラリ socket で strdup(3) が戻り値のチェックなしに使われているところがあったので ruby_strdup() を使うように変更しています。と、思ったのですが実際は strdup() は ruby_strdup() を呼ぶようにマクロ定義されているみたいで、本当の問題は解放に free(3) を使っているのでメモリ使用量の推測が間違ってしまうので xfree() を使うようにするというのが主眼だったようです。

[36f49eb2b4] John Hawthorn 2024-12-11 22:32:43 UTC

GC の default 実装でコンパイル時に -DMALLOC_ALLOCATED_SIZE=1 オプションをつけるとビルドに失敗するという不具合を修正しています。

[91f6c370af] Hiroshi SHIBATA 2024-12-04 06:05:02 UTC

make test-bundler-parallel で parallel_rspec のかわりに turbo_test というコマンドを利用するようにしています。

[1967ae20b9] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 02:50:40 UTC

make test-bundler-parallel の並列テスト関連で 91f6c370afdb4973062a51001ab5b14e38185f9c の続きで spec/lib/turbo_tests/ というのを追加して turbo_test というツールを vendoring? しているようです。

[5d5525e3a8] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 03:12:08 UTC

1967ae20b99d3012abef7a0219d1b085a0637fff で追加した turbo_tests を使った並列テスト化のための wrapper コマンド spec/bin/parallel_rspec で require_relative のパスを修正しています。

[f43e04ce09] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 04:33:46 UTC

make test-bundler-parallel でも RSPECOPTS 変数で渡すオプションを rspec ではなく spec/bin/parallel_rspec の引数として渡すようにしています。

[58f3cdad26] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 04:44:40 UTC

turbo_tests を使った test-bundler の並列テストで作っていた一時ディレクトリが不要になっていたようなので作成する処理を削除しています。

[52be46ab50] git 2024-12-12 05:43:17 UTC

ファイル末尾の改行漏れを修正。

[6a1aaf3679] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 06:01:46 UTC

ruby への -I オプションで複数のパスを ":" をデリミタとして連結して渡していたのを複数の -I オプションに分割しています。Windows のためとのことなので、Windows だとデリミタが ";" なんだっけ?

[78ca87f8a8] Hiroshi SHIBATA 2024-12-12 07:14:25 UTC

拡張ライブラリ strscan のバージョンを 3.1.1 に更新しています。

[3fda6e92ad] git 2024-12-12 07:15:58 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストの strscan のバージョンを更新しています。

[46e8a26c17] Naoto Ono 2024-12-12 07:32:35 UTC

GitHub Actions で make test-spec の結果も Launchable を利用するようにしています。

[267ecf5f02] Nobuyoshi Nakada 2024-12-12 06:33:24 UTC

rb_warn_reserved_name_at() というマクロを追加して、ruby 本体で予約されているなんらかの名前(定数とか?)のための警告を出力する API を用意しています。

[4d86f3bf6d] Nobuyoshi Nakada 2024-12-12 06:59:25 UTC

267ecf5f02bf0bdb183be06f17b7d2fdc8d1a3ad で追加したマクロを利用して、トップレベルの Ruby という定数を予約された名前として代入に警告を出力するようにしています。 [ruby-core:119881] [Feature #20884]

[197a3efc75] Nobuyoshi Nakada 2024-12-12 09:30:43 UTC

NEWS に 4d86f3bf6d1fe7bf7d4b25fc42f7aba9f401bbb4Ruby という定数の再定義の警告出力について追記しています。 [ruby-core:119881] [Feature #20884]

ruby-trunk-changes 2024-12-11

今日は Range#reverse_each が返す Enumerator の size メソッドの修正や IO#readline の wide 文字の Encoding の時の不具合修正、メモリ不足時の不具合修正などがありました。

[a90d8c335a] Andrew Konchin 2024-12-09 18:32:35 UTC

spec/mspec に upstream から最新版をマージしています。

[de5df203bc] Andrew Konchin 2024-12-09 18:32:39 UTC

spec/ruby に upstream から rubyspec の最新版をマージしています。

[d5abcae435] Andrew Konchin 2024-12-09 19:00:08 UTC

rubyspec の C API のテスト用の拡張ライブラリのソースコードのインデント修正のみ。

[3422bfcab6] Kouhei Yanagita 2024-12-10 02:51:49 UTC

beginless な Range に対して Range#reverse_each をブロックなしで呼んで作った Enumerator に Enumerator#size メソッドを呼ぶと例外が発生していた不具合を修正しています。 [ruby-core:120138] [Bug #20936]

[e90b447655] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 14:57:57 UTC

IO#readline などが UTF-16 などの ASCII incompatible な Encoding の時に読み込む文字数を制限する limit 引数を指定しても無視される不具合を修正しています。 [ruby-core:120058] [Bug #20924]

[979543e7bf] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 16:13:15 UTC

IO#readline などの行指向読み込みの実装で rb_str_encode() を利用していたところを rb_str_conv_enc() に置き換えるリファクタリング

[5edf1c8feb] Peter Zhu 2024-12-06 15:40:46 UTC

NEWS の Modular GC についてのセクションの記述を拡充しています。

[c71f7faaa9] Maxime Chevalier-Boisvert 2024-12-10 23:16:24 UTC

doc/yjit/yjit.md のドキュメントに参考となるセッションのリンクの追記や記述の古くなったところの更新など。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12305

[80038b9c9c] "dependabot[bot]" 2024-12-11 02:12:53 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している github/codeql-action アクションのバージョンを更新しています。

[0c7fe4b092] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 05:02:54 UTC

拡張ライブラリ fiddle のテストでサンプルとして読み込むための libncurses を探すためのパスに b5ed7aae3be78f15ea46e56b8b7f19f25d1c0788 で /usr/lib64 を追加した時に /usr/lib/ を除外してしまっていたのを修正しています。 https://github.com/ruby/fiddle/pull/164

[473fb6385e] Lars Kanis 2024-12-11 00:57:36 UTC

拡張ライブラリ fiddle に Fiddle::Pointer.read、Fiddle::Pointer.write というそのポインタの指すアドレス上の値を読み書きするショートカットのクラスメソッドを追加しています。 https://github.com/ruby/fiddle/pull/165

[4a49089278] Sutou Kouhei 2024-12-11 05:40:39 UTC

拡張ライブラリ fiddle の Fiddle.dlopen の引数のライブラリ名に "-l" が先頭についていても許容するようにしています。コンパイラオプションのような書きかたを許容するということですね。 https://github.com/ruby/fiddle/pull/166

[c2a5d4cdc0] Hiroshi SHIBATA 2024-12-11 06:30:14 UTC

tool/sync_default_gems.rb の resolv の同期処理で win32/resolv/ をコピーする時のファイルパスを修正しています。

[f243733564] Nobuyoshi Nakada 2024-12-11 07:12:04 UTC

オブジェクトの生成時にメモリ不足で GC を走らせている時に再度オブジェクト生成をしようとした時に rb_bug() で異常終了してしまっていたのを NoMemoryError を発生させるように修正しています。 [ruby-core:120172] [Bug #20941]

[824642e883] Hiroshi SHIBATA 2024-12-11 08:00:33 UTC

拡張ライブラリ digest のバージョンを 3.2.0.pre0 に更新しています。

[bbf839dfe2] git 2024-12-11 08:03:31 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストに digest の項目を追加しています。

[f9601903f6] Misaki Shioi 2024-12-11 09:57:23 UTC

拡張ライブラリ socket でイベント待ちのために select(2) を直接利用していたのを CRuby 本体の rb_thread_fd_select() を再利用するようにしています。待つ fd の数が FD_SETSIZE を超えると異常終了してしまうので、可変長に対応した rb_fdset_t を利用するため。そういえば昔そういう工夫をされていたなぁ。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12292 [ruby-core:120114] [Bug #20932]

[2335ecb7fa] Stan Lo 2024-12-11 11:30:30 UTC

標準添付ライブラリ irb の debugger 対応時にも長い出力に pager を利用するようにしています。 https://github.com/ruby/irb/pull/1043

ruby-trunk-changes 2024-12-10

今日は拡張ライブラリ socket の修正や modular GC 関連のビルドプロセスの修正、などがありました。

[b11287706f] Misaki Shioi 2024-12-09 15:08:56 UTC

拡張ライブラリ socket の Socket.tcp メソッドでも ff5fc4b5a13e0833d306d472a0a7633f6b838f86 と同様に Happy Eyeballs V2 の接続待ちのタイムアウトの反映の不具合を修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12291

[8010d79bb4] Max Bernstein 2024-12-09 15:36:17 UTC

YJIT で disasm のダンプ時の色付けのためのエスケープシーケンスを埋め込みしていたのを出力が端末の時だけ出力するように設定化しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12283

[7341a4fc07] Peter Zhu 2024-12-06 20:08:24 UTC

IO::Buffer のバッファが重複しているかどうか判定する関数 io_buffer_overlaps() で 1 byte 判定がずれていて誤って重複ありと判定する可能性があったところを修正しています。 [ruby-core:120120] [Bug #20933]

[93f8de777f] Stan Lo 2024-12-09 17:20:58 UTC

標準添付ライブラリ rdoc に --expand_defs というコマンドラインオプションを追加して rdoc-ref で別のファイルを参照しているところを展開するようにしています。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1141

[cff031253f] Takashi Kokubun 2024-12-09 18:02:40 UTC

YJIT の Rust 実装でレジスタの再利用を強化する最適化のようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12287

[14e0a40cd0] Takashi Kokubun 2024-12-09 18:09:39 UTC

YJIT の Rust 実装のコメント追記。

[ea7e34fd5d] Peter Zhu 2024-12-09 18:34:44 UTC

GC の実験実装 mmtk の extconf.rb で make clean のターゲットを出力するように追記しています。

[de7feb0538] Peter Zhu 2024-12-09 19:11:07 UTC

ea7e34fd5d9323f07ab9fdfa561b752d3546dfde の続きで mmtk の extconf.rb で make clean 時に .rustc_info.json というファイルも削除するようにしています。

[476d655053] Alan Wu 2024-12-07 03:49:53 UTC

拡張ライブラリ objspace の ObjectSpace._dump などで IO を渡された時の出力先を VALUE でオブジェクトのまま保持していたのが異常終了が起きる可能性があった(comact 時かな?)ようなので rb_io_stdio_file() で stdio の FILE 構造体として取り出して保持しておくようにしています。

[0c9c6efc20] Alan Wu 2024-12-09 20:48:39 UTC

Process::Status.wait の実装で non-blocking Fiber 用の scheduler が Thread に設定されているかチェックしているところで nil チェックが抜けていたのを修正しています。

[88d49628dd] Peter Zhu 2024-12-09 16:47:45 UTC

common.mk の make clean-gc のアクションで .gc/ ディレクトリの削除をしていたのを消しています。

[5d4242fa81] Peter Zhu 2024-12-09 16:47:53 UTC

同じく common.mk の make clean-gc のコマンドでエラーを抑制するためコマンドの先頭に - を追加しています。

[cfc2b21a05] Peter Zhu 2024-12-09 16:48:05 UTC

common.mk の clean 系のターゲットで modular GC の実装群の削除を追加しています。

[462e2cfccf] Naoto Ono 2024-12-10 02:15:01 UTC

GitHub Actions の Launchable 用の独自アクションで launchable verify を実行していたのを削除しています。デバッグ用で入れてたものかな? https://github.com/ruby/ruby/pull/12299

[b5ed7aae3b] Dani Smith 2024-12-04 13:31:33 UTC

拡張ライブラリ fiddle のテストで libncurses.so を探す時に /usr/lib64/ もターゲットに加えるようにしています。 https://github.com/ruby/fiddle/pull/161

[cb8f186205] NAITOH Jun 2024-12-07 23:01:34 UTC

拡張ライブラリ strscan のドキュメントファイル doc/strscan/strscan.md の修正。 https://github.com/ruby/strscan/pull/123

[bfb7571d24] ydah 2024-11-07 16:54:59 UTC

parse.y の %require "3.0" という directive を削除しています。既に parse.y の処理は Lrama を利用するようになっているので不要なので。

[ce2f398386] ydah 2024-10-03 12:48:49 UTC

parse.y の未使用の関数マクロ rb_warn0L_experimental() の定義を削除しています。

[f12e2622c1] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 02:18:38 UTC

make の clean 系ターゲットの Modular GC 関連のものが Unix 系のコマンドを前提としていたので common.mk から一部 template/Makefile.in と win32/Makefile.sub のプラットフォーム固有のものに移動しています。

[19b684637f] Hiroshi SHIBATA 2024-12-10 07:25:27 UTC

gems/bundled_gems の syslog のバージョンを 0.2.0 に更新しています。

[fea83a4b80] git 2024-12-10 08:18:20 UTC

NEWS の bundled gems のバージョンリストの syslog のバージョンを更新しています。

[af9a904f38] Nobuyoshi Nakada 2024-12-10 06:50:55 UTC

拡張ライブラリ win32 の win32/resolv/ の extconf.rb で CRuby 以外の実装ではビルドしない(Makefile を生成しない)ようにしています。

[ebb80c26b3] David Rodríguez 2024-08-22 19:49:26 UTC

標準添付ライブラリ resolv で require "securerandom" が失敗した時の対応が書かれていたのが不要として削除しています。

[3568e7aef7] tomoya ishida 2024-12-10 10:28:16 UTC

標準添付ライブラリ reline で折り返しを考慮したカーソル位置の計算でエスケープシーケンスの考慮を追加しています。

ruby-trunk-changes 2024-12-09

今日は主に GitHub Actions での Launchable サポートの強化や拡張ライブラリ psych と etc のバージョン更新などがありました。

[895f2c2152] OKURA Masafumi 2024-12-08 23:14:14 UTC

標準添付ライブラリ rdoc の RDoc::RDoc#parse_file の rescue 節で最後に raise している後に不要な nil が置かれていたのを削除しています。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1137

[c73552e473] Naoto Ono 2024-12-09 02:31:13 UTC

GitHub Actions のいろんなコンパイルオプションなどを試す compilers workflow 用の独自アクション実装で Launchable の収集を再度有効化しています。

[2a8c8ee92d] Hiroshi SHIBATA 2024-12-09 04:10:26 UTC

NEWS の標準添付ライブラリの変更について組み込みクラスのセクションから移動しています。

[bb74fa7a3d] Hiroshi SHIBATA 2024-12-09 04:13:31 UTC

NEWS に標準添付ライブラリ did_you_mean の定数の削除について追記しています。

[ef2b538502] Hiroshi SHIBATA 2024-12-02 08:43:58 UTC

拡張ライブラリ psych のバージョンを 5.2.1 に更新しています。

[7716124759] Hiroshi SHIBATA 2024-12-03 04:53:43 UTC

拡張ライブラリ etc のバージョンを 1.4.5 に更新しています。

[1279b5b90e] git 2024-12-09 05:07:03 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストの psych と etc のバージョンを更新しています。

[676b4ec04b] Naoto Ono 2024-12-09 07:25:43 UTC

GitHub Actions で Launchable を利用するテストを増やしているようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12255

[652b0c13a7] Naoto Ono 2024-12-09 08:00:19 UTC

GitHub Actions の Launchble 用の独自アクションの FIXME コメントを削除。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12293

ruby-trunk-changes 2024-12-08

今日は標準添付ライブラリ rdoc の Markdown からの HTML 生成時の修正がありました。

[dd43af3be7] "nicholas a. evans" 2024-12-08 10:43:43 UTC

標準添付ライブラリ rdoc の Markdown からの HTML 生成時の dt タグの閉じ漏れの修正と CSS の修正。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1209

ruby-trunk-changes 2024-12-07

今日は主に拡張ライブラリ openssl の発生する例外の例外クラスの間違いの修正などがありました。

[bf49ff95be] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 10:56:19 UTC

NEWS でメソッドをクロスリファレンスにするためにバッククオートをはずしたり、逆に消されたメソッドはリンク抑制のためバッククオートで囲んだりしています。

[efaea5a62e] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 11:14:22 UTC

NEWS の singleton_method へのリンクのため Kernel ではなく Object のメソッドとして書くようにしています。 rdoc の仕様のためみたいです。

[3901df708d] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 12:06:37 UTC

NEWS の GC.config の追加について組み込みクラスの変更のセクションに移動しています。

[78614ee900] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 12:47:35 UTC

GitHub Actions の独自アクションの定義で一時ファイルの削除の対象を増やしています。

[ba91ff5f78] David Rodríguez 2024-12-06 13:26:59 UTC

rubygems のテストのチェックを強化? しています。

[48443c0204] David Rodríguez 2024-12-05 16:59:33 UTC

rubygems で Gem::Specification.reset の呼び出し時のよけいな警告を抑制するようにしているようです。

[c45503f957] Peter Zhu 2024-12-05 21:06:18 UTC

gc_impl.h に rb_gc_impl_active_gc_name() という外部化した GC の実装の名前を返す関数の prototype 宣言を追加しています。ついでに GC のインターフェースの構造体 rb_gc_function_map_t のメンバーの順番も入れ替えています。

[8502a549ef] Maxime Chevalier-Boisvert 2024-12-06 17:25:39 UTC

YJIT の統計情報の表示の時にゼロ除算が起きないように修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12282

[97e93af541] Alan Wu 2024-12-06 17:27:03 UTC

.gdbinit の rb_ps_thread コマンドで構造体 rb_thread_t の変更に追随しています。

[8ad6860ff7] Stan Lo 2024-12-06 18:51:08 UTC

doc/index.md というファイルを追加して .rdoc_options で main_page として README.md のかわりにこちらを指定するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12227

[19acb3af2e] Kazuki Yamaguchi 2024-11-14 15:43:14 UTC

拡張ライブラリ openssl で OpenSSL の関数からのコールバックとして呼ばれる関数 ssl_servername_cb() では ruby の例外を発生させてはいけないのに配列の新規確保があり例外が発生する可能性があったのでこれをやめています。 SSL_get_servername() の結果を渡すためだったので rb_protect() で呼ぶ関数内で SSL_get_servername() を呼ぶようにしています。

[06fc13a15c] Kazuki Yamaguchi 2024-11-24 05:45:12 UTC

拡張ライブラリ openssl で SSL_read()/SSL_write() の呼び出し後に ID_callback_state という ID で内部的インスタンス変数をチェックして必要なら rb_jump_tag() で大域脱出を発生させるようにしています。 OpenSSL の 1.1.1 からの仕様変更? でこのタイミングでエラーが保持される可能性が増えたみたいです。

[2a006fe54b] HoneyryderChuck 2024-11-25 08:51:37 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Config の要素を freeze しておくようにしています。

[9cae90f9d7] HoneyryderChuck 2024-11-25 08:51:37 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Config::DEFAULT_CONFIG_FILE という定数の文字列も freeze するようにしています。

[5444885726] HoneyryderChuck 2024-11-25 08:53:16 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Config を Ractor shareable にするため struct RBasic::flags のビットフラグ RUBY_TYPED_FROZEN_SHAREABLE を立てています。

[b207b956c1] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 18:18:21 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::PKey::EC で発生させる例外を間違えて OpenSSL::PKey::DSAError にしていたので OpenSSL::PKey::ECError に修正しています。

[3656c1db29] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 18:26:52 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Netscape::SPKI#to_der で発生させる例外を OpenSSL::X509::CertificateError から OpenSSL::Netscape::SPKIError に修正しています。

[870cce9798] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 18:33:54 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::X509::StoreContext#verify から発生させる例外を OpenSSL::X509::CertificateError から OpenSSL::X509::StoreError に修正しています。

[f8e9302e66] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 18:53:53 UTC

拡張ライブラリ openssl の ext/openssl/ossl_pkcs7.c 内のグローバル変数に static 修飾子を追加してファイルスコープにして、外のファイルからは ossl_pkcs7_new() という関数を追加してこのインターフェースを経由して利用するようにリファクタリングしています。

[cbe7bfd9a8] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 18:59:03 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Timestamp::Request 等の実装で BIO という型の確保や操作に失敗した時の例外を OpenSSL::X509::AttributeError から OpenSSL::Timestamp::TimestampError に変更しています。

[1df63d9451] Kazuki Yamaguchi 2024-10-29 19:03:05 UTC

拡張ライブラリ openssl の実装全体的に不要にファイル間で共有される変数や関数に static 修飾子を追加しています。

[09d516b62e] Kazuki Yamaguchi 2024-10-30 19:12:09 UTC

拡張ライブラリ openssl の初期化関数 Init_openssl() でソースファイル毎の Init_xxx() 関数の呼び出しをアルファベット順に並べかえています。なんか呼び出しに依存関係があるものもあったりしないのかな。 まあそういうのはコメントを書いておくべきですね。

[33196b7ab0] Kazuki Yamaguchi 2024-06-11 17:26:18 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::SSL::SSLContext#options および #options= の rdoc 用コメントに call-seq と説明を追記しています。

[510c190739] Kazuki Yamaguchi 2024-06-11 17:29:46 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::SSL::SSLContext#options のビットフラグ OpenSSL::SSL::OP_ALL を初期状態で立てていたのをやめています。サードパーティーライブラリの OpenSSL のシステム全体の設定ファイルによる指定を尊重するためとのこと。環境によっては影響を受けるかもしれないですね。

[c9bbf7e3eb] Kazuki Yamaguchi 2024-06-11 18:01:54 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::SSL::SSLContext#set_params に渡した :options オプションの内容をそのまま上書きではなくビットフラグを追加で立てるようにしています。

[bd831bcca5] Nobuyoshi Nakada 2024-12-07 10:02:17 UTC

1c15f641cc2bb88fa88123a11036ed58fbf9aa6dWindows 環境での Time#zone の返す文字列の Encoding の変更で wcsftime() という関数を利用してタイムゾーンの表現を得るようにしています。 32bit の MinGW 環境で元使っていた _strftime_l() が利用できないため。 [ruby-core:120089] [Bug #20929]

ruby-trunk-changes 2024-12-06

今日は GC の実装の共有ライブラリ化について modular GC とする改名や CI の追加、Windows 環境において Time#zone の返す文字列の Encoding を UTF-8 に固定する変更などがありました。

[26ab20fec1] Stan Lo 2024-12-05 12:31:46 UTC

標準添付ライブラリ rdoc のテストの JRuby での skip 追加。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1225

[ce1ad1b816] Peter Zhu 2024-12-04 19:29:47 UTC

GC の実装を共有ライブラリ化して外部化する機構のことを modular GC と改名してオプションや make ターゲット名、変数名などを改名しています。

[d8dbc2dcba] Matt Valentine-House 2024-12-05 14:41:05 UTC

同梱している実験用 GC 実装の mmtk の Rust 実装で環境変数 MMTK_THREADS でスレッド数を調節できるように? しています。

[7daf85bdf2] Samuel Giddins 2024-12-04 20:45:53 UTC

rubygems で git コマンドの名前をインスタンス変数に格納していたのをやめてメソッド化しています。環境変数による変更が起動後にも効くようにするため?

[305318edbb] Samuel Giddins 2024-12-04 23:49:01 UTC

rubygems で git_command というヘルパーメソッドを利用するようにリファクタリング

[7ccad5b9f8] Peter Zhu 2024-12-05 18:36:23 UTC

darray.h から internal/bits.h の #include を削除して gc/default/default.c から直接 #include するようにしています。

[d4fb966186] Matt Valentine-House 2024-12-05 19:47:03 UTC

同梱している GC 実装の mmtk のテストのスキップする指定を追加しています。がそもそもテストが追加されていないので、upstream からの同期による意図しないマージでしょうか。

[eedb30d385] Peter Zhu 2024-12-04 21:54:11 UTC

signal.c で変数 ruby_disable_gc を直接セットしていたのをやめて GC の公開 API の rb_gc_enable() および rb_gc_disable_no_rest() を利用するようにしています。 default 以外の実装に対応するため。

[b021f6f8a7] Randy Stauner 2024-12-05 22:51:32 UTC

vm.c で symbol.h を #include するようにしています。 STATIC_ID2SYM() マクロを利用するため? みたいですけど vm*.c 系でこのマクロ直接は使ってないしちょっとよくわからないですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/12272

[bc214d10b8] Hiroshi SHIBATA 2024-12-06 00:13:53 UTC

GitHub Actions の macOS 版 workflow に jemalloc をリンクするビルドを追加しています。

[0b5d6c80ba] Hiroshi SHIBATA 2024-12-06 00:15:18 UTC

GitHub Actions の macOS 版 workflow に configure 時に --with-gmp オプションを指定するビルドを追加しています。

[81c24b3c29] Hiroshi SHIBATA 2024-12-06 00:26:15 UTC

bc214d10b8854fec728b3b2fe472e58688661cba の続きで macOSmacOS 版 workflow で --with-jemalloc を指定する時に --with-opt-dir も指定して configure が jemalloc のライブラリがみつけられるようにしています。

[892c46283a] Kazuhiro NISHIYAMA 2024-12-06 02:41:45 UTC

NEWS のチケット参照のリンクのための footnote を番号順にソートしています。

[af2fc89f9f] "dependabot[bot]" 2024-12-06 02:29:15 UTC

GitHub Actions の独自アクションで利用している actions/cache アクションのバージョンを更新しています。

[6ccaa37eb3] ydah 2024-12-06 01:30:10 UTC

compile.c の compile_shareable_literal_constant() で変数の初期化漏れを修正。magic comment の shareable_constant_value: experimental_everything を指定した時に異常終了することがあったようです。 [ruby-core:120080] [Bug #20926]

[5f65321915] tomoya ishida 2024-12-06 07:09:19 UTC

標準添付ライブラリ reline のキー入力を symbol に対応付けるテーブルで 1byte の時は数値で、複数バイトの時は文字列で対応付けを持っていたのを文字列ベースにそろえて lookup の処理をまとめているようです。 https://github.com/ruby/reline/pull/715

[ffb26a53d1] Matt Valentine-House 2024-11-28 22:20:44 UTC

GitHub Actions に GC 実装に mmtk を利用するビルドの workflow を追加しています。

[7caf2ffe00] Matt Valentine-House 2024-11-29 15:02:47 UTC

GitHub Actions の Ubuntu 向けの workflow に GC 実装を共有ライブラリ化するビルドが追加されていたのが ffb26a53d16d4b7a75f9c57b8f558757104fd22f で追加された workflow で行なわれるようになったので削除しています。

[58b4e249ed] Matt Valentine-House 2024-12-02 18:00:01 UTC

bootstraptest の Ractor のテストを GC の実装を共有ライブラリ化した時に skip するようにしています。

[78762b5218] Nobuyoshi Nakada 2024-12-05 10:52:54 UTC

Time#zone のテストで返される文字列の Encoding のチェックで Encoding.default_internal を参照していたのをやめて常に locale encoding を使うようにしています。 [ruby-core:120089] [Bug #20929]

[1c15f641cc] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 07:56:29 UTC

78762b52185aa80ee55c0d49b495aceed863dce2 の続きで Time#zone で返される文字列の Encoding として Windows 環境では常に UTF-8 を使うようにしています。 [ruby-core:120089] [Bug #20929]

[cb8625e81b] Nobuyoshi Nakada 2024-12-06 10:40:56 UTC

NEWS に Time#zone の文字列の Encoding を Windows では UTF-8 に固定する変更について追記しています。 [ruby-core:120089] [Bug #20929]

[69fb4a5f38] Hiroshi SHIBATA 2024-12-06 11:01:11 UTC

test-bundled-gems のテストで Windows 環境においてエラーを無視する gem のリストから typeprof を削っています。