メガデスのデイヴ・ムステインへのオバマ大統領の模範解答とは

メガデスのデイヴ・ムステインへのオバマ大統領の模範解答とは - メガデス最新作『サーティーン』メガデス最新作『サーティーン』

現在メガデスを率いているが、元々はメタリカのオリジナル・ギタリストとしても有名なデイヴ・ムステインだが、今年に入ってからは反オバマ大統領的な発言が目立っていて、共和党のリック・サントラムを「次のケネディになれる」と推していることでも知られている。そのデイヴが先頃オバマ大統領に対する究極のコメントを行ったというのだが、それが次のようなもの。

「(オバマについては)いろいろ疑問があるんだけどね、出生については事実は確かなんだよ。つまり、オバマはアメリカ以外のどこかで生まれたんだってことを俺は知ってるんだよ。別に問題提起したいわけじゃないよ。ただ……だったら、イリノイ州でなんだったかをやるまでなんでまったく無名だったんだよ?」

実はかなりのメタラーとしても知られるオバマ大統領は4月4日に記者会見でデイヴのコメントについて訊かれたそうだが、メタル・サイトのメタルサックスはオバマ大統領が答えるべきだった回答として次の模範解答を提案している。

「デイヴ・ムステインはぼくについて訊きたいことがいろいろあるみたいだね。でも、こっちの方こそ訊きたいことはいろいろあるよ! 『キル・エム・オール』や『ライド・ザ・ライトニング』の楽曲を本当にデイヴが書いているのかどうかなんてわかったもんじゃないさ。デイヴが実際に曲を書いているところ、見てないし。きみ、見たことある? 別に問題提起したいわけじゃないよ。ただ……デイヴがあれらのリフを書いていないということをぼくは知っているんだよ。じゃなければ、メガデスでなんだったかを弾き出すまではなんでまったく無名だったんだよ?」

実はデイヴはメタリカとしてファーストをレコーディングする直前にあまりの素行の悪さからバンドをクビになったが、デイヴ在籍時に書かれた楽曲が一部1983年のファースト『キル・エム・オール』と84年の『ライド・ザ・ライトニング』で使われていて、デイヴのクレジットも表記されていて、デイヴ自身、自分が書いたようなものだと豪語もしている。一方、オバマ大統領はハワイ州ホノルルで生まれているが、バーサーズという極右政治団体が誰もオバマ大統領がホノルルで生まれたところを見たわけではないから実際には違うと主張していて、したがって大統領失格だと言い張っている。デイヴはこの意見に賛同しているようなので、これを逆手にとった反論をオバマ大統領がするべきだったのだとメタルサックスが提案しているという次第。ちなみに、アメリカの大統領の候補になるにはアメリカで出生していることが必須の資格となっている。

また、オバマ大統領は2008年の大統領選に出馬するまではアメリカ上院議会のイリノイ州議員、さらにその前はイリノイ州議員を務めていた。


4月11日付:追記
4月5日に配信した本記事ですが、記事内の翻訳に誤りがありました。読者の皆様、関係者の皆様にお詫び申し上げます。4月11日にあらためて翻訳したものを掲載しました。
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