西本大紀 (Daiki Nishimoto)

ライター

無趣味・無特技・無職歴の3Mが揃った「無」を司る者。ライターの仕事を通じてそれらを獲得しようと画策している。唐揚げとラーメンが好き。少年ジャンプを15年以上購読している。子供おじさん。東京都練馬区出身。

「西本大紀」担当の記事

「ブラックサンダー」の有楽製菓が40年以上前から密かに販売している “王道A級チョコ” に迫る / その名も「デラックスミルクチョコレート」

謝らなくてはならない。筆者は有楽製菓を誤解していた。爆発的人気を誇るチョコレート駄菓子「ブラックサンダー」で有名な有楽製菓のことである。皆さんは同社について、どのような印象をお持ちだろうか。

少なくとも筆者の中では、「B級チョコ界の俊英」「B級チョコ界の鬼才」「B級チョコ界の傑物」といった位置付けであり、「どれも似たような意味ではないか」と言われればその通りであり、要するに同社は良くも悪くもB級チョコにのみ魂を捧げているとばかり思っていた。

が、違ったのである。「ブラックサンダー」という大看板を掲げる裏で、同社は密かに全く別の、言わば「王道のA級チョコ」を取り扱っていたのである。

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【チョコ無しパイの実】5種類のパウダーで味わう数量限定「シャカシャカパイのみセット」を食べてみた /「予期せぬアクシデント」の果てに

このたび2024年10月22日に、ロッテは「パイの実シリーズ」45周年を記念して、「パイの実」からチョコを抜いたものに5種類の味つけパウダーを合わせた「シャカシャカパイのみセット」を数量限定で発売した。「パイの実」ならぬ「パイのみ」である。

思い返せば5年前、40周年の時もロッテはチョコの入っていない「おおきなパイのみ」という商品を発売していた。「自社商品のアニバーサリーを祝う際にはチョコを抜く」という独特の企業体質が浮かび上がりつつあるが、ともあれ興味深くはある。

何よりかつて「おおきなパイのみ」を記事に取り上げた身として、「シャカシャカパイのみセット」をみすみす見送ることを潔しとはできない。そういうわけで筆者は同商品の実食に乗り出したのだが、待ち受けていたのは「予期せぬアクシデント」であった。

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【謎対決】いまファミマとローソンのあいだで「弁当の具材を詰め込んだパン」対「おにぎり」が勃発している件について

今、コンビニ業界に未曽有の事態が巻き起こっている。少なくとも筆者は、このような緊張感を初めて味わっている。

今年2024年4月にローソンより発売された「具! おにぎり まるで明太のり弁」という商品が、このたび10月1日に再販されている。当時のレビューにも書いたが、玉子焼きや白身魚のフライ、ちくわの磯辺揚げといった弁当の具材が一緒くたに詰め込まれた特異なおにぎりである。

一方、奇しくも同じく10月1日に、ファミリーマートから「おかず全部乗せお弁当サンド」なる商品が新発売された。こちらは弁当の具材を詰め込んだ珍妙なパンである。──そう、何故か現在、コンビニ業界にておにぎりとパンの「弁当ビルトイン対決」が勃発しているのだ。

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ついに発売された永谷園の「カップお茶漬け」を食べてみた / 72年越しの革命を体感せよ

永谷園のお茶漬けが好きである。人生でどれだけ食べたかわからない。もし筆者の死後、まかり間違って筆者の記念博物館が創立された際には、「生前愛好していた魔法の食品」といったキャプション付きで私生活紹介ゾーンに展示されるだろう。それほどに好きである。

そんな愛すべき永谷園から、このたび2024年9月9日に革命的な商品が発売された。その名も「カップ入り お茶づけ海苔」である。

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【コンビニホットスナック探訪】セブンの「ささみ揚げ(梅しそ)」は、多くの人に知ってほしい逸品 / 初実食で味わった衝撃の「軽さ」について

思い返せば、筆者はこれまでコンビニのホットスナックとあまり向き合ってこなかった。それぞれのチェーンで売っているものについて、ほぼ有名どころしか知らない。

原因は自覚している。筆者はレジ横のケースに対して、明確な苦手意識を有している。あれの前で見物とばかりに立ち止まろうものなら激しく人目が憚られるため、足早に通り過ぎなかった試しがない。「レジ横に吹く疾風」とは筆者のことである。

おそらく人生における累計滞留時間は30秒にも満たない。そんな非力な己を変えるべく、最近になって意を決してホットスナック探訪に乗り出したところ、初手から「大当たり」の商品と出会った。それがセブンイレブンの「ささみ揚げ(梅しそ)」である。

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ローソンから「天下一品」コラボの “冷しこってりラーメン” が発売されたので食べてみた / 激戦極まる冷しラーメン業界

ここ一ヶ月、冷しラーメン業界が揺れに揺れている。セブンイレブンが「冷し醬油ラーメン」を発売し、ファミリーマートが「元祖冷しラーメン店」監修の商品を繰り出し、日清食品が「冷しラ王」を誕生させ、そしてこのたび、とうとうローソンが名乗りが上げた。

激震である。もはやこれは奇妙な偶然でもなければ、宇宙から「冷しラーメン波」のようなものが降ってきて、各企業がそれを受信した結果などでもない。流行りそうで流行らない冷しラーメンという開拓地の覇者、それを決する闘争の火ぶたが切って落とされたのである。

2024年7月30日、新たにローソンから参戦した商品の名は「天下一品監修 冷しこってりラーメン」。文字通り、あの有名チェーン店との「コラボ冷しラーメン」である。

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ファミマの新「冷し醤油ラーメン」が “元祖の店監修” でアツいので食べてみた / 白熱する「冷しラーメン業界」を見逃すな

当記事は、ある冷しラーメンについてのレビューである。実のところ、ここ約1ヶ月以内で筆者が冷しラーメンのレビューを書くのはこれが3本目である。それもほぼ立て続けに書いている。

このまま行くと「冷しラーメン特化型ウェブライター」という、すさまじく勇気の要る隙間産業へ突き進むことになるが、とはいえ今回出会った商品をおめおめと見過ごすことは冷しラーメンを愛する者として如何とも耐えがたい。

その商品の名は、「栄屋本店監修 冷し醤油らーめん」。このたび2024年7月16日に、ファミリーマートが新たに全国発売したものである。

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「日清ラ王」史上初の “冷やしカップラーメン” が発売されたので食べてみた /「柚子鶏塩」味が彩る鮮烈なデビュー

常日頃、冷やしラーメンのことを考えている。ラーメン大国と呼ばれて久しい我が国だが、意外にも冷やしラーメンはあまり定着していないように思う。

底知れぬポテンシャルを秘めていながら、人々の馴染みのメニューにまで上り詰めてはいない。冷やしラーメン好きとしては日夜そのことに心を痛めている。もっと自分の将来のことなどを考えた方がよいのかもしれないが、つい冷やしラーメンに心がとらわれてしまう。

しかし、このたび2024年7月8日に、そんな憂いの日々を終わらせうる新商品が颯爽と登場した。その名も「日清氷撃ラ王 柚子鶏塩」である。

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ファミマから「透明なプリン」が新発売されたので食べてみた / こんなプリンがあってもいい

2024年7月2日、ファミリーマートから「透明プリン?」という名の新商品が発売された。公式サイトによれば、文字通り「透明なのにプリン味が楽しめる新感覚デザート」とのことで、「カラメル風味の透明ソース付き」とも書いてある。

昨今、各所で「透明化」が叫ばれる世の中だが、ついにプリンにもその波は押し寄せてきたらしい。とはいえ、そもそもプリンは何らブラックボックスではないうえに、個人的にプリンと言えば色付きであるだけに食欲もあまりそそられない。

そそられないのだが、どうしようもなく気になる。本当にプリンの味がするなら一大事である。何故なら大変面白いからである。そういうわけで以降よりレビューしていきたい。

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【激推し】セブンの「冷し醬油ラーメン」を食べていない人に今すぐ読んでほしいレビュー / 夏の至宝が今年もやってきた

夏が近づくたび、筆者の心は躍る。陽光降り注ぐ青い海、深緑生い茂る山々、夜闇に瞬く花火──それら全てに目もくれず、筆者の眼差しはただセブンイレブンの「冷し醤油ラーメン」を見据えている。

夏と言えばこれである。これを食べなければ夏は始まらないし、終わりもしない。筆者にとって無二の風物詩であり、至高の一品である。

いま「そこまで臆面もなく豪語するほどのものなのか」と思った方にこそ、以下に続くレビューを読んでほしい。本商品の魅力を切々と語っていきたいと思う。

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ファミマの新商品「油淋鶏ソースinファミチキ」が、油淋鶏アンチを感動させる出来栄えだった / その革命的構造について

私事で恐縮だが、筆者は油淋鶏(ユーリンチー)が好きである。しかし同時に、「やや油淋鶏アンチ」でもある。

元々唐揚げやフライドチキンといった「鶏を揚げた料理」に目がなく、例に漏れず油淋鶏も大好物なのだが、一方で「ソースがかかっていることによる若干のパリパリ感の喪失」を口惜しく思ってもいる。油淋鶏と相対するたび、喜びと歯がゆさに心が軋んでいる。

かくして長年人知れず油淋鶏への愛憎を抱えて生きてきた筆者だったが、このたび2024年6月4日に登場したファミリーマートの新商品は革命としか言いようがなかった。その名も「油淋鶏ソースinファミチキ」である。

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セブンの韓国フェアで「つぶれたパン」を発見したので食べてみた /「薄いクロワッサン」がもたらす衝撃

セブンイレブンのパンコーナーでその商品を目にした時、筆者は最初「ビッグカツ」が置いてあるのかと錯覚した。薄くつぶれた茶色いビジュアルに、カツフライを模した有名な駄菓子を強く想起させられた。

が、たとえどれだけ店員の方が不調をきたしていたとしても、「ビッグカツ」を誤ってパンコーナーに並べるような大事故は中々起こりえまい。何よりよくよく見直してみると、「韓国風クリスピークロワッサン」とシールに名前が書いてある。

どうやらこの「つぶれたパン」は、2024年5月28日より始まった韓国グルメフェアにて登場した商品のうちの1つらしい。一体どんな味なのかと、気付けば筆者はそれを手に取っていた。

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ピザハットの梅まみれの新商品「超新星☆ウメゲリータ」を食べてみた /「業界初の挑戦」に対する忌憚なき感想

ピザハットは2024年5月20日から6月12日までの期間限定で、「業界初の仰天ピザ」と謳う新商品、「超新星☆ウメゲリータ」を販売している。文字通り、具材に梅干しを使った和風マルゲリータだ。筆者はこの報を聞いてからというもの、やや落ち着きを失った。

「そうか、その手があったか」とばかりに若干天を仰いだり、「これはやられた」と内心呟きながら軽く頭を掻いたりもした。人間はあまりに「ありそうでなかった」商品を叩きつけられると、ほんのり奇行に走るのだと思い知った。

落ち着きを取り戻すには、「ウメゲリータ」を実食するほか道はなさそうである。そういうわけで、以降よりレビューするのでお付き合い願いたい。

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既視感があるケンタッキーの新作「フリフリクリスピー」を食べてみた /「のり塩」と「チーズ」の2種類の個性

2024年5月15日より、ケンタッキーから「フリフリクリスピー」なる新商品が数量限定で発売された。カーネルクリスピーと専用スパイスを一緒の袋に入れ、振って混ぜ合わせてから食べるというものである。

なんだか物凄く既視感がある。既視感があるというか、マクドナルドの「シャカシャカチキン」に酷似している。加えてチキンの権威たるケンタッキーにおいて、今までこうした「シャカチキ」系の商品が存在していなかったことに少し驚きもある。

ともあれ、色々な意味で気になる「フリフリクリスピー」を実食しない手はなかろう。以降よりレビューするのでお付き合い願いたい。

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【激遅レビュー】今更PS5を購入したら、キラキラしたまま動かなくなった件 /「良い点」「注意点」「やっておくべき設定」など

今更ながらPS5を買った。かつて品薄だった頃の争奪戦に筆者は惨敗を喫し続け、「それなら一生買ってやるものか」と齢30を越えて無生物に対する反抗期を発症していたのだが、当然その反抗期が一生続くことはなかった。

理由は単純で、我慢できなくなったのである。魅力溢れる新作ゲームが登場するたび、筆者の反骨心はグニャグニャと折れ曲がり、最終的にはベビースターラーメンのようになっていた。

ともあれ、そんなこんなでPS5を手に入れたわけだが、しかし初めて起動した直後に予期せぬアクシデントに見舞われることとなった。PS5がキラキラしたまま動かなくなったのである。

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本当に松屋の「ごろチキ」はそんなに美味しいのか? カレーがそこまで好きではない人が今さら初実食した結果

2024年4月16日に復活した松屋の期間限定メニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー(780円)」と言えば、もはや同店の一大人気商品である。復活のたびに人々は狂喜し、当サイトのあひるねこ記者も「ごろチキ」を神と崇め、その再臨を神事として扱っている

一方で松屋の公式サイトによると、「ごろチキ」は松屋社員から「モンスターメニュー」という通称を与えられているらしい。筆者は「ごろチキ」を食べたことがなかったのだが、一つのカレーが神ともモンスターとも呼ばれているのを知ると流石に気にもなってくる。

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ペヤングが唐突に謎のキャラクタービジネスを始めた件 / 新商品「胡麻担たかちゃんやきそば」は本当に万人向けなのか

2024年4月15日、ペヤングで有名なまるか食品から、「ペヤング 胡麻担たかちゃんやきそば」が新発売された。名前が表す通り、胡麻の風味が効いた担々麺をやきそばで再現した商品とのことである。価格は税別236円となっている。

「当然のように『たかちゃん』という謎の人物の愛称が差し込まれているが、知らないのは自分だけか?」と思った方もいるだろうが、まるか食品サイドを除く全人類が知らないので安心してほしい。何故なら「たかちゃん」は、このたび唐突に新登場したキャラクターだからだ。

パッケージにて堂々とポーズを取る、「たかちゃん」と書かれた名札を付けた人物がまさにそれである。以降より色々な意味で気になる本商品をレビューするとともに、このキャラクターについての謎をやや解き明かしたりもするのでお付き合い願いたい。

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あなたは冷凍ハンバーガー専門ブランド「Tenderbuns(テンダーバンズ)」を知っているか / 冷凍であることを忘れるクオリティ

断言するが、皆さんの家の冷凍庫にはハンバーガーが足りていない。

冷凍食品やアイスなどの定番の商品群は充実していることだろうが、そこにハンバーガーは含まれていないはずだ。筆者は遠隔から他人の冷凍庫の中身を観測できるという、冷凍庫に特化した千里眼と透視能力を有しているので全てお見通しである。

「そんなことを言われても冷凍ハンバーガーなど何処で売っているのか」「ハンバーガーを買ってきて冷凍しろというのか」といった声が聞こえてきそうだが、以下よりレビューする「とあるブランドの商品」を知れば、皆さんはきっと驚くに違いない。

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ローソンの新商品の「のり弁を詰め込んだおにぎり」には、カオスを越えた感動がある / 白身フライや磯辺揚げ、たまご焼きなどが織りなす狂騒

2024年4月2日に、ローソンから「具! おにぎり まるで明太のり弁」なる商品がしれっと発売されていたことに、かなり遅れて気付いた。

最初の「具!」の時点で「何事か、落ち着いて話せ」という気分にさせられ、「おにぎり」で一旦「なるほど、おにぎりのことか」と油断したところで、「まるで明太のり弁」によって困惑以外の感情を剥奪される。

何とも心のざわつく商品名に釣られて公式サイトの画像を見てみると、磯辺揚げやたまご焼き、白身魚のフライといった、まさしくのり弁の具材たちがおにぎりの中に一緒くたに詰め込まれていた。こんなものをレビューせずにいたら、一生寝覚めが悪くなるに違いない。

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ケンタッキーの新作「ごま油香るパリパリ旨塩チキン」を食べてみたら、良い意味で「広告に微妙に偽りあり」だった

2024年4月3日より、ケンタッキーから数量限定商品「ごま油香るパリパリ旨塩チキン」が発売されている。過去に何度か登場している「旨塩チキン」が、このたび「ごま油」を引っさげて帰ってきた。

公式サイトによれば、「春らしい軽やかなパリパリ食感がやみつきになる」とのことである。フライドチキンの食感が春らしいというのは個人的にぎりぎりピンと来るか来ないかの瀬戸際だが、色々な意味で気になる本商品を以降よりレビューしていきたい。

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