先日 韓国発の冷凍食品「bibigo」の福袋を購入した筆者だが、その中に入っていた「プルコギキンパ」に度肝を抜かれてしまった。だって冷凍したご飯と具材を一気にレンジ調理して全部の食感が丁度いいだなんて、そんなことある?
まあ、そんなことあったので いたく感動しているわけだが、「巻き寿司を具材ごと冷凍して美味しい」という事実をまだ今ひとつ受け入れられない。
そんな矢先、狙いすましたようにファミリーマートが「冷凍キンパ」の販売を開始した。え、流行ってるの?
気になってしょうがないので、ファミマへ。
ラインナップは「ピリ辛ソースの豚味噌キンパ」と「レンジでとろけるチーズキンパ」の2種で、どちらも税込375円。
bibigoの「プルコギキンパ」と比べてみたかったので、肉・卵・野菜という構成が似ている「豚味噌キンパ」の方を購入。
・ピリ辛ソースの豚味噌キンパ(税込375円)
それがこの子。bibigoよりなんとなくデカい気がする。
調理法はほぼ変わらず。袋にちょっと切れ目を入れて、
袋のまま600wで2分加熱後、そのまま放置10分。放置時間に関しては圧倒的にファミマの方が長い。
開けてみるとこんな感じ。
パッケージ越しだと大きく見えたのだが、中身を出してみるとファミマのが多少長いかな? 程度。大きさにあまり違いはないようだ。では、いただくとしよう。
・実食
うん、イケる。「ピリ辛」というネーミングの通り、多少唐辛子の雰囲気は感じるものの、辛いものが苦手な筆者も美味しく食べられる程度。ごま油の香りと甘辛味噌が美味しい。
ただ、bibigoと比べると「全然違うな」とは思った。
bibigoはプルコギの甘辛味、こちらは「ピリ辛ソース」の「豚味噌」。そもそも味の方向性が違うため、味に関しては比べるもんではない気もする。
が、何よりも違うのは食感だ。bibigoは肉、卵、野菜の それぞれ異なる食感が際立っていたのに対し、ファミマのこれは具材がどれも柔らかく、全部が渾然一体となって口の中に広がる感じ。
これはこれで混ぜご飯っぽくて美味しいのだが、bibigoで1番感激したポイントが「食感のコントラスト」だったので、イメージとはちょっと違うな……と思ったのであった。
ま、とはいえどちらが美味い・マズいというわけではない。というかどちらも美味い。あ、でも米の硬さはファミマの方がちょい固めで好みだったかも。
・技術スゴい
やっぱり美味しかったな……。
いよいよもって「巻き寿司は冷凍できる」という説を認めざるを得ない感じになってきた。
というか筆者が無知なだけで、冷凍のキンパというものは既に普通に存在する。無印やカルディでも売ってるし、なんならファミマからも昨年「牛プルコギキンパ」が出ていたらしい。冷凍食品の技術ってスゴいなぁ、と再認識。
とはいえその多くは500円越えなので、ファミマのキンパはボリューム・値段ともに比較的手を出しやすいのではないか。いろんな意味でお手軽なので、一食の価値はあると思うぞ。
参考リンク:ファミリーマート
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.
▼ちなみに、なんで筆者が冷凍巻き寿司に ここまで懐疑的なのかというと、「祖母が節分で余った太巻きを冷凍して大失敗していた」という実体験に基づいているのだが……
▼使う具材によるのだろうか、それともやっぱりプロの技術があるのだろうか。なんにせよ、bibigoもファミマも美味しかったです。