大自然の中で食べるメシはウマイ。山登りをしながら食べるメシが激ウマであることも、数年前、山めし(山ごはん)の達人に教えてもらった。
基本的に何を食ってもウマイ。おにぎりもウマイ。自分で作った手作り弁当も激ウマだ!
……が!!!!
私はいつも思っていた。ホカホカの弁当が食いたいんじゃ〜と。山の中で、ホカホカ手作り弁当が食いたいんじゃ〜と。つーことで、電子レンジとポータブル電源を山の中に持っていくことにした。
軽く20年以上は使っている会社の電子レンジ(元はYoshioのおばあちゃんちで使っていたものらしい)を埼玉奥地の山の中にエッサ、ホイサ。
電子レンジ対応の超高性能ポータブル電源『Jackery JE-1500B』は約17kgとクソ重いので、力持ちのスーパースターBUTCH(ブッチ / ビッグウェーブさん)に運んでもらった。
\がんばれ! がんばれ!/
しばらく歩けば……
ハイ、完全に山の中。レジャーシートを敷いて、電子レンジとポータブル電源をセッティングして……
お昼ごはんの準備完了!
まずは私の手作り弁当(なお弁当箱はフタのままレンジ対応の『たつみや / HAKOYA』って商品)から。
普通に入れて、600Wで3分のタイマーをONすると……
\ヴイイイイイイァァァァァンンンッ……/
いつもどおり、回りながら温めてる!
それはそれは不思議な光景だった。山の中なのに、いつも会社で使っていたレンジが普通に動いているのだ。
20年以上酷使してきたことで生じる「悲鳴のような異音」も、そのまま静寂の山の中に響いていた。
そして……
\チ〜ン/
できた!
どれ……
\ホッカホカ〜!/
すげえええええええええ!
\うめええええええええええ!/
これはもう当たり前かもしれないが、マジのマジで美味かった。
ただでさえ自分で作った弁当はウマイのに、ホカホカで食えた時の美味さ……に加えて大自然というシチュエーション! お世辞抜きで、ここ最近で一番美味かったメシになった。山レンジ最高!
ちなみにYoshioはセブンで買った「あんかけ焼きそば」を食べるというので温めたところ、
\チ〜ン/
あちちちちちちち!
いただきま〜……
あぢぢぢぢぢぢぢぢぢ!
\いや、でもウマイわッ! 山レンジ、アリね!/
……と、顔面から湯気を漂わせながら、なぜかオネエ口調でホクホクしていた。
ちなみに600Wで3分温めたところ、ポータブル電源のバッテリー残量が5%ほど減っていたので、フルの100%まで充電しておけば、20食分はレンチン弁当を温めることができそうだ。
もちろん500Wにしたり、3分間ではなく2分間の温めだったら、さらに多く、なんなら1クラス全員ぶんくらいのお弁当を温めることができるだろう。
担任の先生がた、冬場の遠足にどうぞ。
てな感じで、新たな「山めし(山ごはん)」の可能性を垣間見れた、実に有意義な検証であった。なにより最高に美味しかった。
唯一の難点は「重すぎること」だけど……山レンジ最高!
【つづく】
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
▼100万円の古民家
▼冷凍ポテトもレンチンしたよ!
▼これはイマイチだった(笑)
▼ブッチもおつかれさま!
▼この時の様子もチラリと収録されているブッチの動画はこちら!