以前の記事で、「北海道の回転寿司は東京のヘタな寿司屋よりはるかにウマい」とご紹介したが、残念ながら北海道の回転寿司屋、全てがウマいわけではない。当然といえば当然の話なのだが、旅行で出かけたときなど万が一ウマくない回転寿司屋に当たってしまったら、せっかくの思い出も台無しである。
北海道を愛する者として「そんな悲しい思いだけはしてほしくない!」という私(筆者)が、一年中いつ行ってもここなら間違いない! という超鉄板の回転寿司をご紹介しよう……。それが『回転寿し トリトン』だ! もう一度言う、『回転寿し トリトン』だッ!!
・北海道民もオススメ
トリトンは北海道に13店舗、東京に1店舗を構える回転寿司チェーン店である。「チェーン店?」と思うことなかれ。私は今まで「トリトンはイマイチ」という北海道民に会ったことがない。むしろ「回転寿司ならトリトンでしょ!」と舌の肥えた北海道民が口を揃えてオススメする激ウマ回転寿司なのだ。
・タクシーに乗ってでも行くべし
ネックは、宿泊施設が多い札幌駅やすすきのから徒歩圏内に店がないこと。すすきのからだと一番近いのは『トリトン 豊平店』で、時期にもよるがタクシーで1000円ちょっとで行けるはずだ。そして、わざわざタクシーに乗っていく価値がトリトンにはある!
・昼時は平日でも混雑している
私も豊平店をメインに使うが、昼時は平日でも混んでいる。結構な待ち時間になることもあるから、特に人数が多いときは早めに行くか、14時過ぎあたりを狙うといいだろう。夜でももちろんいいが、ネタ切れの可能性があるのであまりオススメはしない。
・サンマは絶対に食え!
トリトンで絶対に食べてほしいのはサンマである。旬の時期を外してもハッキリ言ってメチャメチャウマい。ほぼ一年中食べられる上に1皿140円~、とリーズナブル! 札幌の回転寿司にはかなり行ったが、最高レベルのサンマであると言い切れるほどサンマがウマい。
・生ホッキ貝も忘れるな!
貝類も外せない。特にホッキ貝は絶品! ホッキ貝の旬は5月くらいだが、旬じゃなくてもウマいから北海道恐るべしである。おそらく、北海道とその他の都市で食べ比べて一番味わいが違うのがホッキ貝だ。肉厚で甘くて……たまらんぜ! 一般的に出回っている “ゆでホッキ貝” ではなく、せっかくなら生ホッキ貝を食べてみよう。
・隙のない回転寿司
トリトンでは “生ホッキ貝のひも” も軍艦であるから、貝好きならばぜひ食べてみてほしい。あとは、旬によって生ニシン・あぶらがれい・さめがれいなどがオススメ。創作系のロール寿司などもウマく、どこをとっても隙がない回転寿司、それがトリトンなのだ!
・注意するポイント
観光する人向けに一点注意するとすれば、やはり地の魚がウマいということ。私は千葉出身なのだが、唯一イワシだけはトリトンより地元で食べるほうがウマい。北海道の海産物が全般的に高レベルであることは間違いないが、地元で普段食べられるものは後回しにして食べていくといいだろう。
北海道を訪れたら絶対に寄ってほしいお店がトリトンである。ハイクオリティでリーズナブル、しかも気軽という三拍子そろった名店だ。いいか、大切なことだから最後にもう一度言うぞ、北海道に行ったらトリトンへ行け! とりあえずトリトンへ行けば間違いないッ!!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 トリトン 豊平店
住所 北海道札幌市豊平区豊平4条6-1-10
時間 ランチ 11:00~22:00
休日 なし
▼サンマは絶対に食べるべし!
▼貝類ならホッキ貝! 北海道のホッキ貝は全然違うぞ!
▼ホッキのヒモもたまらんぜ!
▼その他のものもウマい! ハズレなし!
▼北海道に行ったらトリトンだぞ! 忘れるなよ!!