ただただ「スゲエ!」と尊敬するしかない中1少女が日本には存在する。その名も伊藤紗弥(いとうさや)ちゃん13歳。「天才ムエタイ少女」として有名な彼女は、わずか13歳にしてキャリア80戦以上という、格闘技経験者ならば「マジかよ……」とビビるしかない戦歴をもつ女子キックボクサーである。男子選手にも勝利経験があり、同年齢の少女の中ではおそらく日本最強のファイターだ。
そんな紗弥ちゃんが、ムエタイの本場タイのアユタヤに乗り込み、タイ人女子選手に激勝! あまりにもその勇姿がカッコヨすぎたので、ご報告せざるを得ないのである!
・5歳からキックを始めた紗弥ちゃん、小4からキックを始めたHIROYA選手の姿も!
試合は3月17日、アユタヤで開催されていた「ミラクル・ムエタイ・フェスティバル(Miracle Muay Thai Festival)」で行われた。
試合前には、所属ジム「尚武会(しょうぶかい)」会長の今井勝義氏、ならびに魔裟斗が認めた天才キックボクサーとしても有名なHIROYA(ひろや)選手などが、グローブやガウンを支度している。3歳から空手、小4からキックを始めて15歳でK-1デビューしたHIROYA選手にとって、5歳からキックを始めた紗弥ちゃんの姿は過去の自分に重なるのかもしれない。
そして時刻は18:30。日本の国旗が輝く白いガウンを身にまとい、会長と共にリングへ向かう紗弥ちゃんの顔は、もうすでにキリッとしたファイターの顔つきになっていた。対戦相手はタイ人女子ムエタイ選手のアンシンチュウ選手。戦歴や実力は不明ながら、こちらもなかなか凛々しい表情。
・壮絶な攻防の末、紗弥ちゃん勝利! マジカッケー!
ゴングが鳴り、まずはお互いにジャブや軽いキックで様子を伺う。序盤はアンシンチュウ選手の首相撲に苦しんだ沙耶ちゃんだったが、ラウンドを重ねるごとにアンシンチュウ選手はスタミナが切れ、紗弥ちゃんの綺麗なミドルやパンチがバッコンバッコンと決まっていく。そして結果は……紗弥ちゃんの勝利! 敵地タイに乗り込んでの勝利は、今回が3回目なのだそうな。すごい。本当にスゴイ。マジ尊敬!である。
次なる目標は2012年8月にタイで開催予定の『タイ王妃生誕80周年祝賀クイーンズカップ』であるという。おそらく紗弥ちゃんは次も勝つ。ちなみに紗弥ちゃんを育てた今井会長いわく、「サヤは、とにかく負けず嫌い」とのこと。5年後……いや、3年後には、キャリア何戦になっているのだろうか。いずれにせよ、日本期待の女子ファイター、それが伊藤紗弥(いとうさや)ちゃん13歳だ。覚えておいて損はないぞ。
Report:GO羽鳥
▼この日は紗弥以外にも4名のジュニア戦士がアユタヤに乗り込んだ。左から佐々木雄汰君、小宮山怜虎君、伊藤紗弥ちゃん。もう一人、溝口達也君は試合前でタイオイルを塗っていた。
▼紗弥ちゃんにグローブをはめるHIROYA(ひろや)選手!
▼試合前の今井会長と紗弥ちゃん。ものすごい緊張感。
▼かっっけええええええええええええええ!
▼いい顔!
▼ワイクルーも熟練の動き!
▼もうファイターの顔になっている!
▼ワイクルー
▼相手のアンシンチュウ選手もいい顔してる!
▼ゴング!
▼激しくガード合戦!
▼これが戦う少女伊藤沙耶ちゃん(13)だ!
▼相手の目もいい!
▼女子だからってナメたらあかん。マジだ!
▼ミドル!
▼首相撲がとにかく上手かったアンシンチュウ選手。
▼がんばれ!
▼激しい攻防!
▼インターバル中の表情もいい!
▼相手もいい!
▼シャープなミドル炸裂!
▼戦う女は美しい。
▼隙あり! このタメから……
▼重いミドルばちこーん! きれいに決まった!
▼ハイも繰り出す!
▼しかしよく見てるのがアンシンチュウ選手!
▼死闘である
▼バチバチいくぞ!
▼13歳である。中1である。なのにタイで戦っているのである!
▼相手コーナーにごあいさつ
▼勝者は……
▼伊藤紗弥! つええええええ!
▼勝利ポーズも堂に入っている!
▼美しき師弟関係
▼今井会長と紗弥ちゃん。共にいい顔してる!
▼勝利記念カップ
▼かっこいい。マジ尊敬!
▼日本のテレビ局も取材に来ていたぞ!