きりぎりす(乙女の本棚46)

この小さい、幽かな声を一生忘れずに、背骨にしまって生きて行こうと思いました。売れない画家と結婚した「私」。徐々に夫が有名になるにつれ...
火の鳥 ミッシング・ピーシズ 《望郷編》

雑誌に掲載された初出版と、手塚治虫自身による改定後の単行本版を見比べることができる「ミッシング・ピーシズ」シリーズは、これまでに『ブ...
WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する

2018年刊行の『501XXは誰が作ったのか?』の中でも、特に読みごたえがあった第6章「WW II」編。このテーマをさらに掘り下げ、...
藤田まこと 修芸生涯

2010年に惜しくも亡くなった名優、藤田まこと。『てなもんや三度笠』『必殺シリーズ』『京都殺人案内』『はぐれ刑事純情派』『剣客商売』...
杯(乙女の本棚45)

「わたくしの杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯で戴きます」夏の朝、温泉宿から泉に向かう七人の少女たち。そこで、...
舞踏会(乙女の本棚44)

「私は花火のことを考えていたのです。我々の生(ヴィ)のような花火のことを」 鹿鳴館で行われる舞踏会に初めて参加した明子。そこで彼女は...
文字禍(乙女の本棚43)

わしらこそ彼等文字の精霊にこき使われる下僕じゃ。文字の精霊についての研究を命ぜられた老博士ナブ・アヘ・エリバ。図書館や街中で調査を続...
ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ

衝撃の『ブラック・ジャック ミッシング・ピーシズ』から1年、初出時に4色や2色の鮮やかなカラーページで発表されたエピソードを中心に1...
目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚42)

絵なのです。自分もその美しい絵になり度い衝動を感じるのです。 上野の動物園で出会った青年。月光に照らされながら、彼が遭遇したという世...
必殺シリーズ談義 仕掛けて仕損じなし

『秘史』『異聞』『始末』に続く、まさかの第4弾!1972年に放映開始となり、今なお絶大な人気を誇る時代劇「必殺シリーズ」。その魅力の...