Skylake
IDFでSkylake情報がでている。資料はこのへん。
まあいつも通りIPC向上とかが謳われている。
CPUコアについては、Haswellに引き続き、バックエンドがかなり強化されていることがわかる。例えばスケジューラ用のバッファのかなりの増量、演算器の高速化と増量、ロード・ストア帯域の向上、ページミス・L2ミスの扱いの改善などが挙げられている。このあたりはベンチマークでも確認されているやつだ。その一方で、フロントエンドの改良について記述は少なく、分岐予測改善、命令バッファの増量、プリフェッチの改良と書いてある。
フロントエンドの改良というと、とにかくSandyのμOP Cacheが大きすぎて、それ以降あまり印象に残ってない。
新命令は、(エンコードの)性能向上しそうなものはなく、AVX-512が見送られたことから、(エンコードの)性能面では面白みに欠けるものになっている。
eDRAMの改良とかが述べられいるが、まあ6700Kには関係ないですね。
省電力というよりは電力管理がさらに進化したようで、きめ細かい電力管理ができるようになっているとのことだが、フルパワーでぶん回すときはあまり関係なさそう。
オーバークロックしやすくなったこともアピールされている。FIVRが廃止されるとともに、コアのクロックからPCIEなどが切り離されたことで、BCLKが柔軟に変更できるようになった。たしかに、設定のややこしいFIVRがなくなったこと、BCLKがかなり自由に設定できるようになったことはとても大きく、オーバークロックが面白くなったように思う。ただ、ついでにはんだにしてほしかった。微細化して熱密度が上がろうが、ダークシリコンなんだとわめこうが、ようは冷やせれば回るのに、惜しいものだ。(そもそも熱密度がどうのとかいうなら、8コアのHaswell-Eがオーバークロックできたりしてない。)
GPUのほうでは、SkylakeではGT2で24EUとなり、キャッシュの増量、帯域強化なども行われていることがわかる。6700Kのダイの写真をみるとGT2でもかなりの面積をGPUが占めていることがわかるので、ぜひとも有効活用したいところ。
また、GT4eの72EUという構成も用意されるようだ。5775Rでも48EUなので、eDRAM付きということもあわせれば、すごい性能になりそう。
QSVについても述べられていて、最大の特徴はやはり期待のHEVCエンコードだと思う。はやくQSVEncで対応できるようにしたいです…。また完全HWのHEVC 8bit デコードがサポートされるほか、Broadwellに引き続き、Hybrid実装のHEVC 10bitデコードもサポートされるようだ。加えて、まあMPEG2、H264、HEVCがあれば十分な気もするけど、その他のコーデックもいろいろ追加されてるらしい。
こんな感じで、GPUは結構強化されていて期待できそうなのだが、残念なことにHDMI2.0はサポートされず、HDMI 1.4の4096x2160@24Hzにとどまる。つまり4K60pは出力できないことになる。(4KテレビにはDisplayPortがついていないものが多く、4K60pをサポートするHDMI 2.0がぜひとも必要)
あまりDDR4のサポートは強くアピールされていない。個人的には、DDR4が使えると、DDR4-3200オーバーのメモリが使えるので大きいと思うのだが、まあ定格だとDDR4-2133なので、アピールポイントにならないのだろうか? (2133ぐらいならDDR3のほうがいいだろうし…)
実際には、エンコードについてみれば、Skylakeはそこそこ速くなっていて、DDR4対応、QSV HEVCもあるので、比較的おもしろそうなものとなっている。
まあただ、とにかく最近ではSandyBridgeの、あのレベルの改良を期待してしまうのがいけないのかもしれない。
・μOP Cache
・分岐予測改善
・AVX命令追加、初の256bit演算
・動作周波数向上
・メモリの実効帯域大幅向上
・すこしはまともなGPUを統合
・QSV追加
まあいつも通りIPC向上とかが謳われている。
CPUコアについては、Haswellに引き続き、バックエンドがかなり強化されていることがわかる。例えばスケジューラ用のバッファのかなりの増量、演算器の高速化と増量、ロード・ストア帯域の向上、ページミス・L2ミスの扱いの改善などが挙げられている。このあたりはベンチマークでも確認されているやつだ。その一方で、フロントエンドの改良について記述は少なく、分岐予測改善、命令バッファの増量、プリフェッチの改良と書いてある。
フロントエンドの改良というと、とにかくSandyのμOP Cacheが大きすぎて、それ以降あまり印象に残ってない。
新命令は、(エンコードの)性能向上しそうなものはなく、AVX-512が見送られたことから、(エンコードの)性能面では面白みに欠けるものになっている。
eDRAMの改良とかが述べられいるが、まあ6700Kには関係ないですね。
省電力というよりは電力管理がさらに進化したようで、きめ細かい電力管理ができるようになっているとのことだが、フルパワーでぶん回すときはあまり関係なさそう。
オーバークロックしやすくなったこともアピールされている。FIVRが廃止されるとともに、コアのクロックからPCIEなどが切り離されたことで、BCLKが柔軟に変更できるようになった。たしかに、設定のややこしいFIVRがなくなったこと、BCLKがかなり自由に設定できるようになったことはとても大きく、オーバークロックが面白くなったように思う。ただ、ついでにはんだにしてほしかった。微細化して熱密度が上がろうが、ダークシリコンなんだとわめこうが、ようは冷やせれば回るのに、惜しいものだ。(そもそも熱密度がどうのとかいうなら、8コアのHaswell-Eがオーバークロックできたりしてない。)
GPUのほうでは、SkylakeではGT2で24EUとなり、キャッシュの増量、帯域強化なども行われていることがわかる。6700Kのダイの写真をみるとGT2でもかなりの面積をGPUが占めていることがわかるので、ぜひとも有効活用したいところ。
また、GT4eの72EUという構成も用意されるようだ。5775Rでも48EUなので、eDRAM付きということもあわせれば、すごい性能になりそう。
QSVについても述べられていて、最大の特徴はやはり期待のHEVCエンコードだと思う。はやくQSVEncで対応できるようにしたいです…。また完全HWのHEVC 8bit デコードがサポートされるほか、Broadwellに引き続き、Hybrid実装のHEVC 10bitデコードもサポートされるようだ。加えて、まあMPEG2、H264、HEVCがあれば十分な気もするけど、その他のコーデックもいろいろ追加されてるらしい。
こんな感じで、GPUは結構強化されていて期待できそうなのだが、残念なことにHDMI2.0はサポートされず、HDMI 1.4の4096x2160@24Hzにとどまる。つまり4K60pは出力できないことになる。(4KテレビにはDisplayPortがついていないものが多く、4K60pをサポートするHDMI 2.0がぜひとも必要)
あまりDDR4のサポートは強くアピールされていない。個人的には、DDR4が使えると、DDR4-3200オーバーのメモリが使えるので大きいと思うのだが、まあ定格だとDDR4-2133なので、アピールポイントにならないのだろうか? (2133ぐらいならDDR3のほうがいいだろうし…)
実際には、エンコードについてみれば、Skylakeはそこそこ速くなっていて、DDR4対応、QSV HEVCもあるので、比較的おもしろそうなものとなっている。
まあただ、とにかく最近ではSandyBridgeの、あのレベルの改良を期待してしまうのがいけないのかもしれない。
・μOP Cache
・分岐予測改善
・AVX命令追加、初の256bit演算
・動作周波数向上
・メモリの実効帯域大幅向上
・すこしはまともなGPUを統合
・QSV追加