i7 5960XでTVMW5エンコード

TVMW5のバッチエンコードツールを使った並列エンコードを試してみる。

i7_5960X_TVMW5_02

環境



OSWin8.1 x64
CPUIntel Core i7 5960X
CPU コア数8C/16T
動作周波数 (OC)Core 4.4GHz / UnCore 3.6GHz
動作電圧 (OC)Core 1.285V
キャッシュ容量L3=20MB
メモリAvexir AVD4U24001608G-4M
メモリ速度 (定格)DDR4-2400 (16-16-16-39-2)
メモリ速度 (OC)DDR4-2666 (15-16-16-38-2)
理論帯域85.3 GB/s (Quad-Channel)
メモリ電圧1.2V
マザーボードASUS X99 Deluxe (0801)
冷却Cooler Master Nepton 280L
グリスAinex JP-DX1
ケースCorsair Carbide 330R
電源Seasonic SS-760XP2




TVMW5 設定 (ver5.5.1.106)



フィルタ設定
インタレ解除 24fps化 (コーミング除去優先)
輪郭強調 (強さ30、やや広い)
リサイズ (入力解像度 → 1920x1080)

ソース
ましろ色シンフォニー #12 (BS11) 約23分40秒
SAO II #13 (tvk) 約23分40秒
精霊使いの剣舞 #11 (BS11) 約23分40秒
六畳間の侵略者!? #12 (MX) 約23分40秒

出力設定
MPEG-4 AVC x264 (core 136)
1920x1080 @ 23.976fps
VBR品質固定 (品質:60 = crf:21)
パフォーマンス: やや遅い = slow
追加オプション: --ref 4 -i 4 -I 240 --vbv-maxrate 17500



4並列エンコード中の様子 (ver5.5.1.106)



i7_5960X_TVMW5_01

4並列でCPUを全開にしてもCPU温度が70℃と、十分冷却できているようだ。というか、同じBIOS設定なのにCPU温度が80℃を超えてくるPrime95はやはりなんかおかしい(笑)

また、メモリ電圧が1.2VのままでDDR4-2666で回ることがわかったので、今回はDDR4-2666で動作させている。ちなみにDDR4-2800とかはさすがに無理なようだ。(1.35Vにすれば行けるかもしれないが・・・)



結果



平均フレームレート
i7_5960X_TVMW5_03

さすがに16スレッドとはいっても、2並列でほぼ飽和しているようだ。実際CPU使用率も、1つずつやる場合には60~100%をうろうろするのに対し、2並列だとほぼ98~100%ぐらいなので、2並列でほぼフルに使えているといえると思う。

まあこの辺りはx264の設定によってだいぶ変わると思う。x264のマルチスレッド効率は、重い設定であればあるほど高まるので、もっと重い設定なら2並列どころか、1並列でも十分になってくるかもしれない。一方、低解像度だったり、軽い設定だったり、あるいはもしかするとデコードやフィルタにボトルネックがあるのなら、4並列でも不足かもしれない。(こちらの記事には設定が全くなくよくわからないけど、なんか1280x720ぐらいのを軽めの設定でやってるのかな、という気がする。)

それにしても1920x1080, 23.976fps, 約24分のエンコード4本が約43分で終わるわけで、さすが8コアだ・・・。


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並列エンコード計測ありがとうございました!

iAVIUTLで簡易オプションでやってみました。

ソース弱虫ペダル30~33話・本編23分03
i7-3770(無印)
途中 3.72fps
最終 9.12fps
終了2時間3分

初っ端からCPU100%ベッタリでした(笑
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