・簡易インストーラの安定動作を目指した改修。 必要な実行ファイルをダウンロードしてインストールする形式から、あらかじめ同梱した実行ファイルを展開してインストールする方式に変更する。
・デフォルトの音声エンコーダをffmpeg(AAC)に変更。 実行ファイルの同梱がより容易なffmpeg(AAC)を使用するように変更する。
・実行ファイルの更新関連機能を削除する。 簡易インストーラの仕様変更に伴うもの。
・プリセットの更新。 音声エンコーダをAAC(ffmpeg)に変更する。
簡易インストーラを作成して以来、必要な実行ファイルは都度ダウンロードしてインストールするようにしてきたのですが、これをやめて、あらかじめ同梱した実行ファイルを展開してインストールするように変更します。
これまでダウンロードに関してはたびたびトラブルが生じており、いろいろな改修を行ってきましたが、
・共有数の制限に引っかかってダウンロードできない
・実行ファイルがウイルス扱いされてダウンロードできない
などのケースが生じ、正常に動作しないことが発生しているようです。共有数の制限のほうは、ダウンロード先を3重化して分散させるようなこともやってみましたが、改善はするものの完全に抑え込めるわけではないようで、基本的にこれらは避けようがない気がしています。(あと、OneDriveなのかdropboxなのかGoogleDriveなのかで混乱のもとみたい?)
まあ、いろいろやって改善しない以上、もうこの仕組みは限界なのかな、という感じです。
一方、そもそも実行ファイルは都度ダウンロードする必要があるのか、というと、もはやあまりなくなってきているんじゃないかと感じています。簡易インストーラの作成当初は、x264guiExの使用するソフトウェアの更新も頻繁に行われていましたが、最近ではこれらソフトウェアが成熟し、更新頻度は下がってきているので、特段更新が重要というわけではなくなってきています。
なので、もういっそ必要な実行ファイルは全部同梱して、安定してインストールできたほうがよいのでは、ということで今回の変更を行いました。従来よりは安定した動作が可能となっているはずです。
注意点・インストール手順に変更はありません。これまで通りの方法でご使用ください。
・今回から簡易インストーラに更新機能は付属しません。また、x264/x265などが更新された場合でも、特別x264guiExの同梱の実行ファイルの更新は行いません。
・今回の変更で、新規インストールする場合にはデフォルトの音声エンコーダはfmpegのAACエンコーダに変わりますが、もちろん、これまで使っていた音声エンコーダを使っていただいても問題ありません。
・ffmpegのAACエンコーダは基本的にはAAC-LCしか扱えませんので、より高圧縮なHE-AAC等を使用したい、あるいはqaacで使用していたオプションを使用したい場合には、qaac / neroaac等を別途ご自分で導入してください。
ダウンロード>>ダウンロード (ミラー) >>OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(GDrive)からどうぞ。同じものです。ソースはこちら
x264guiEx 2.64の音声基本コーディックをaacを基本と変更したようですが
プロファイルから選択の場合
ニコニコ動画プロファイルにはqaacが選択され
簡易インストローラーにはqaacが同封されてないようです。
なのでニコニコ動画のプロファイルを使ってエンコードしようとすると音声コーディックで引っかかるようです。
前のバックアップから引っ越ししておきましたが
プロファイルを書き直ししようかと思います。
実際どの方法が良いのかわからないですが
エンコード失敗の一つの要因かと思われます
コメントありがとうございます。おっしゃる通りニコニコ動画のプロファイルだけ音声エンコーダの更新を忘れたようです。
プロファイルを更新して差し替えました。(2020/2/29 23:27)
すごい!対応早くてびっくりです(∩´∀`)∩
まぁプロファイルぐらい自分で更新しないととは思うんですが新規の方は分らないですよね。
ほんとよく使わせていただきありがとうございます。
2020年3月4日に簡易インストーラを実行したところ、Windows7以前のOSには対応していないというテキストが出て、インストールすることができませんでした。もしよろしければ、対応策を教えていただけましたら幸いです。
横から失礼します。
質問事項にお書きになっていないのですが、OSは何をお使いなのでしょうか。
Windows7ならば、同梱の"x264guiEx_readme.txt"の動作環境の項にある通りサポート対象外なので、対応策としては環境の方を変える、ということになると思います。
> 2020-03-04(01:42)さま
red10 さまのおっしゃる通りWin7ですと、「Windows7以前のOSには対応していない」というテキストの通りかと思います。
手動で導入するなどすれば、プラグイン自体は動作はするかもしれません。
x264guiEx 2.63v2からx264guiEx 2.64に変更。
fdk-aacでffmpeg_audenc.exeを指定しましたが下記のエラー(一部分)が発生しファイル出力に失敗します。
他に設定やファイルが必要でしょうか?
auo [info]: fdk-aac (ffmpeg/avconv) (r96317) で音声エンコードを行います。 AAC-LC ビットレート指定, 64kbps
auo [error]: 出力音声ファイルがみつかりません。fdk-aac (ffmpeg/avconv) での音声のエンコードに失敗しました。
> fdk-aacでffmpeg_audenc.exeを指定しましたが下記のエラーが発生
横からですがたまたま見かけたのでわかる範囲で回答。
「fdk-aac(ffmpeg)」で音声エンコードする場合は、
「--enable-libfdk-aac等をつけてfdk-aacを有効にしてビルドしたffmpeg.exe」
を指定する必要があります。
しかしながら、fdk-aacを有効にしたffmpegはライセンスの問題等があるため、
rigaya氏が同梱しているffmpeg_audenc.exeは、fdk-aacには対応していません。
エラーが出ているのはそのせいだと思われます。
対応としては、自分でビルドするなど何らかの方法でfdk-aac対応のffmpeg.exeを用意し、指定するしかないかと思います。
Tacさまの書いてくださった理由により、fdk-aacは同梱のffmpegでは使用できません。
音声エンコーダリストの下の方にある、「AAC (ffmpeg)」のほうをご使用ください。よろしくお願いいたします。
返信ありがとうございます。
ffmpeg_audenc.exeはAAC (ffmpeg)でも失敗するので
ffmpeg.exeでAAC (ffmpeg)にてエンコード出来ましたのでこちらを使用します。
お騒がせしました。
当方の環境でも、ffmpeg_audenc.exeはAAC (ffmpeg)で落ちます。
AviUtl 1.00と1.10について新フォルダを作った上で
インストーラを試してみましたが、
うちはAAC(ffmpeg)でも問題ありませんでした。(48000Hz、44100Hz、2ch)
Win10 Home 1903 18362.720、i7-4702MQ
念のためAviUtl 1.10+x264guiEx 2.63v2インストール済みのフォルダに
x264guiEx 2.64のインストーラで上書きしてみましたが、
そちらも問題ありませんでした。
AAC(ffmpeg)で落ちるという方へのアドバイス
1.アンチウィルスソフトが実行ファイルを削除(隔離)したり
実行を妨げている恐れがあるので、
exe_filesフォルダの下の各exeファイルが実行できるよう
アンチウィルスソフトの除外設定等を行いましょう。
2.x264guiExの設定画面右上にある「その他の設定」ボタンを押し
「ログ・設定画面」タブの「音声・muxのログも表示」に
チェックを入れましょう。ログ画面で音声エンコードの詳細が
確認できるようになり、原因追及がしやすくなります。
3.できれば新しいフォルダに余分なプラグインを入れない
最低限のAviUtl環境を作り、そこにx264guiEx 2.64を
インストールしてみましょう。
そちらでうまくいくようなら、うまくいかなかった
AviUtlフォルダに何かしらの問題があるのかもしれません。
4.それでも原因がわからずうまくいかない場合は、
出力ログ全体を提出してみましょう。長くなるのでここに直接貼らず、
テキストファイルをどこかに上げるとよいです。
使っているAviUtl本体のバージョンも書きましょう。
とにかく情報を出さないと解明ができません。
自分のいくつかの環境で試しましたが、特に問題ありませんでした。失敗というのがどういう環境でのエラーなのかがちょっとわからないので何とも言えません。
ビルドを確認したところ、SSE4.1有効でビルドしてしまったのでこれが原因かな、という気もしたものの、45nmのIntel Core2やAMD Bulldozerでも使えるはずなので、これが原因ではないように思っています。
通常のffmpegで回避可能であれば、そちらをご利用ください。
その命令をサポートしていないCPUで落ちるなら、それが原因だな。残念。
AAC (ffmpeg) (r96317) はほかにも問題があります。
12時間の動画を192Kbpsで音声エンコードしたところ、
05:47:10(485 MB)で出力されてしまいました。
一方qaacでは正常に12:00:00で出力されました。
なるほど、興味深い調査結果ですね。
それでは、そうした超長時間のケースではqaacをご利用ください。
上記の件ですが、[SETTING_AAC_FFMPEG]のbase_cmdに
-f wav -ignore_length 1を追加して、
base_cmd=" -f wav -ignore_length 1 -i "%{wavpath}" -y -c:a aac -vn %{mode} "%{audpath}" "
とすれば回避できるようです。
返信ありがとうございます。
ここのところ、Windows Defenderがウィルス検知をするため原因を探ったところ、L-SMASHのmuxuer.exeがウィルス検知されていました
またDriveからダウンロードしようとしたところ、Googleのスキャンでウィルスが検知されてダウンロードすることができません
ご確認をお願いします
L-SMASHがウィルス検知については下記を参照してください。
https://rigaya34589.blog.fc2.com/blog-entry-139.html#comment5975> Googleのスキャンでウィルスが検知されてダウンロードすることができません
もうすでに一度アップロードしなおしており、もはや対処のしようがないと思います。もう片方のダウンロード先をお試しください。(こういうときのためのミラーサイトなので)
>その命令をサポートしていないCPUで落ちるなら、それが原因だな。残念。
当方の環境では、新しい ffmpeg_audenc.exe で通るようになりました。ありがとうございます。これで一安心です。
> 当方の環境では、新しい ffmpeg_audenc.exe で通るようになりました。ありがとうございます。これで一安心です。
無事解決したとのことで、よかったです。
msys2-x86_64
をインストール。
インストール後にMSYSコンソールが開くのでそれは閉じて
MSYS2 MINGW64を実行。
以下コマンドを実行。
#システムアップデート
pacman -Syu --noconfirm
#上記システムアップデート後自動で終了します。
#再起動後にもう一度実行してください。
pacman -S mingw-w64-x86_64-gcc autoconf automake-wrapper make libtool git --noconfirm
#githubから自動ビルドツールをダウンロード
git clone
https://github.com/kekyo/fdk-aac-win32-builder.git#ディレクトリをfdk-aac-win32-builderに移動
cd fdk-aac-win32-builder
#ビルドのためのセットアップを実行
./setup.sh
#ビルド実行
./build.sh
#コンパイル済みディレクトリを作成
mkdir -p Compiled
#libfdk-aac-2.dllをコンパイル済みディレクトリにコピー
cp stage/x86_64-w64-mingw32/fdk-aac-2.0.2/.libs/libfdk-aac-2.dll Compiled/
#fdkaac.exeをコンパイル済みディレクトリにコピー
cp stage/x86_64-w64-mingw32/fdkaac-1.0.3/fdkaac.exe Compiled/
#Explorerで開く
explorer.exe $(cygpath -w Compiled)
#fdkaac.exeとlibfdk-aac-2.dllをAviutl\exe_filesに手動でコピーしてください。