QSVEnc 2.10
Skylakeでは、HEVCエンコードのほかに新機能として、GPUのEUを使用せず完全にHWエンコードするモードが追加されている。(
IDFの資料の中の"GVCS002 — Enhancing 4K Media Experience in Power Optimized Intel® Graphics, Gen9"に述べられている。)
GPU EUを使用することによる高い柔軟性と(HWエンコにしては)高画質、というのはQSVの特徴であり、他のHWエンコーダにない特筆すべき素晴らしいポイントである。(あまり使い道のないiGPUの数少ない使い道でもある)
これに対して、完全HWモードを追加する、というのはいままでのQSVの方針をひっくり返しているように思えるが、Intelの資料によれば、このFixed Functionモードは「リアルタイム処理」と「省電力」のため、とされており、パフォーマンスや画質がほしい場合は従来の"PG-Mode"(GPU EUを使用してエンコードするモード)を使うべきなようだ。つまり、目的としては、GPUに負荷をかけない、あるいはそれにより消費電力を削減することらしい。まあたしかにQSVエンコード中はGPUが少なからぬ電力を消費しているのがモバイルでは気になる場合があるのだろう。
まあデスクトップで消費電力を削減しても特にうれしくないのだけど、EUへの負荷低減はうれしい場面がある…かもしれない。
というわけで今回は、これをQSVEncで使用可能にする更新。
IDFの資料の中の"GVCS002 — Enhancing 4K Media Experience in Power Optimized Intel® Graphics, Gen9"に述べられている。)
GPU EUを使用することによる高い柔軟性と(HWエンコにしては)高画質、というのはQSVの特徴であり、他のHWエンコーダにない特筆すべき素晴らしいポイントである。(あまり使い道のないiGPUの数少ない使い道でもある)
これに対して、完全HWモードを追加する、というのはいままでのQSVの方針をひっくり返しているように思えるが、Intelの資料によれば、このFixed Functionモードは「リアルタイム処理」と「省電力」のため、とされており、パフォーマンスや画質がほしい場合は従来の"PG-Mode"(GPU EUを使用してエンコードするモード)を使うべきなようだ。つまり、目的としては、GPUに負荷をかけない、あるいはそれにより消費電力を削減することらしい。まあたしかにQSVエンコード中はGPUが少なからぬ電力を消費しているのがモバイルでは気になる場合があるのだろう。
まあデスクトップで消費電力を削減しても特にうれしくないのだけど、EUへの負荷低減はうれしい場面がある…かもしれない。
というわけで今回は、これをQSVEncで使用可能にする更新。