共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年6月 - 2021年3月

グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立

日本学術振興会  科学研究費助成事業  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
16H06546
体系的課題番号
JP16H06546
配分額
(総額)
59,540,000円
(直接経費)
45,800,000円
(間接経費)
13,740,000円

総括班では、研究成果(和文での研究成果報告をまとめた叢書シリーズ)出版に向けて岩波書店と交渉を進め、7月、7巻からなる叢書シリーズを刊行することが決定された。それを受けて、それぞれの巻の編集担当者(酒井監修、松永、石戸、鈴木、末近、遠藤、福田、後藤、松尾、森、五十嵐)を決めて、岩波書店との間で企画、編集打ち合わせ会議を密に行った。そのうえで、各巻編集者に巻執筆者の選定、執筆論文の中間報告会などを行うよう、促し、各巻の間での相互連絡、調整を行った。1月末をすべての巻の原稿締め切りとし、2月半ばに各巻編集者、監修者(酒井)、出版社編集担当(岩波書店)との間で編集会議を実施、3者間で3月末までに原稿の調整を続けた。
昨年度に続き、若手研究者の育成に力を注ぎ、2019年12月21~22日、千葉大学柏の葉キャンパスにおいて開催で若手研究者報告会を実施した(担当高垣、山尾)。松永が「グローバル関係学とは何か」とのタイトルで基調講演を行い、「グローバル関係学」の視座、学理を明確に示した。2日間に渡り13の個別報告が、グローバルからローカルまで様々な位相で大きく変化する世界を、様々な視点からとらえようとする意欲的な議論が展開された。
2019年度は、昨年度に募集した公募研究に関して18名の応募のなかから9件が採択され、B01に関連する者一名、B02二名、B03一名に加えて、「「グローバル関係学」の理論的、研究手法上の発展に寄与する研究」(C04)に関連する研究五件が採択された。うち五名が上記叢書シリーズに寄稿することが決まっており、領域全体の研究ネットワークに積極的に参加している。
以上の会合の他、計画研究、公募研究および研究協力者間の企画調整を行うため、2回の総括班会議を実施した。また年度末にニューズレター第三号を発行し、関係各位に配布した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-ORGANIZER-16H06546
ID情報
  • 課題番号 : 16H06546
  • 体系的課題番号 : JP16H06546

この研究課題の成果一覧

論文

  5

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  9