インタビュー

さぁ、劇場版の海賊の時間だ! 『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵‐』初日舞台挨拶

By, 2014年2月24日



TVアニメも大ヒットを記録した『モーレツ宇宙海賊』の劇場版が2014年2月22日(土)、公開初日を迎え、舞台挨拶が行われた。
当日はMCにケイン・マクドゥガル役・松風雅也を迎え、加藤茉莉香役・小松未可子、グリュンヒルデ・セレニティ役・金元寿子、テーマソングを歌唱した中川翔子、佐藤竜雄監督、原作者の笹本祐一先生が登壇。上映後にトークを行った。

―まずは本作をご覧になった感想をお願いします。

中川翔子さん(以下、中川):まりかの貫禄がさらに増し、一番良かったのが(下田麻美演じる)無限彼方のお尻です(笑)。今回のテーマである「決断」という言葉が、私の過去の黒歴史を変えてくれたと思います。
今回はangela Presents 中川翔子としてテーマ曲「キラキラ-go-round」も歌わせていただきましたが、小松さんのイメージソング「Sail away」とメロディがリンクしていて、鳥肌ものでした。

金元寿子さん(以下、金元):OPからワクワクする感じで、「これから何が始まるんだろう?」と思いました。先輩方もたくさん登場し、グリュンヒルデとしても、たくさんしゃべらせていただきました。

小松未可子さん(以下、小松):実は、アフレコは夏に行われましたが、その時はまだ絵がついていなくて、絵コンテのみの情報で演じていました。そこから時間をかけて、最後の最後まで粘って作り上げた作品です。スタッフの熱意、我々の熱意が合わさって出来上がった結晶です。私も中川さんと同じく、彼方のお尻と、そして鎖骨にもグッときました(笑)。

佐藤監督:一言でいうとヒヤヒヤです(苦笑)。今回は作りこみをぎりぎりまで頑張りました。僕の絵コンテで皆さんにアフレコをさせてしまったのが心残りですが、逆に絵作りは集中できました。

笹本先生:事前にシナリオは送られてきましたが、今回も原作者として、製作中に指示するということはありませんでした。なにより、佐藤監督の新作が自分の原作で観られるのが本当にうれしかったです。95分間にこれだけ詰めこんだ作品は、他では観たことがありません。

―中川さんが歌われているテーマ曲について改めてご紹介ください。

中川:angelaのヴォーカル、atsukoさんが仮歌を歌っている時点で「もう完成しているじゃん!」と思いました(笑)。
せっかくなので自分なりの歌い方をしてみたり、いい意味で色々と遊ばせていただき、楽しみながら作れました。angela節がそこかしこにあり、また茉莉香節もすごいです。

―挿入歌を歌われた小松さんはいかがでしたか?

小松:私も「angelaさんの歌として、そのまま出してしまっていいじゃん」と思いました(笑)。仮歌の段階で既に完成していたので、そこに引っ張られないようにするのが大変でした。
中川さんの曲と「ここでつながっていたんだ」というのが分かり、目からうろこでした。

―では佐藤監督へお聞きします。制作は順調でしたか?

佐藤監督:亜空間を表現するのがとにかく大変でした。どんな人も、最初の反応は「俺、亜空なんて見たことない」なんです(笑)。angelaのギター担当・KATSU君に「曲のイメージは亜空」と伝えたうえで、「これは亜空、これは亜空じゃない」と、彼を呆然とさせるようなレクチャーをしながら進行しました(笑)。

―最後に、ファンに向けて一言お願いします。

笹本先生:「劇場版『モーレツ宇宙海賊』、初日に観たぞ」と自慢できる作品に仕上がったと思います。

佐藤監督:「何度も観てください」、この言葉に尽きます。よろしくお願いします!

小松:何度も足を運んで、自分なりの何かを見つけてください。TVシリーズから様々な部分でパワーアップしています。皆さん自身も亜空間にダイブしているような気持ちになってく楽しんでいただければ幸いです。

金元:登場するキャラクターそれぞれの活躍がまんべんなく描かれているので、隅から隅まで楽しんでください。

中川:TVアニメ版の一視聴者だった私がまさかテーマ曲を歌わせてもらえるとは思いませんでした。
アニソンは最強の世界平和の魔法だと思います。茉莉香をはじめ、すべてのキャラが大活躍する劇場版、皆さんぜひご覧ください!

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵‐』公式サイト
http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/gekijo/