Qt Quickを使いこなすクロスプラットフォームUIプログラミング3
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技術書典3(2017/10/22)向けの新刊です! Qt Quick拡張プラグインの作成方法と少し変わったQMLタイプ(エレメント)の作成方法を解説します。 QMLタイプ(エレメント)作成のおさらいからプラグインとして構築し、Qt Creatorのデザイナーでの編集に利用できるようにするところまでエスコートします。 また、プラグインのバージョンアップに合わせたQMLタイプの拡張も解説します。
仕様
著者 : 理音伊織 イラスト : かわぐちけい B5サイズ / 84ページ / PDF
概要
本書は、Qtが提供している機能を拡張するプラグインの作成方法をメインテーマとしたQt解説書の1冊です。 Qtが標準で提供している機能も十分に豊富ですが、自社開発アプリケーションに特有の機能やTwitterなど特定のWebサービスを利用するための機能などは各自で用意する必要があります。 そこで便利な手法が、Qt Quick拡張プラグイン(以下、プラグイン)にすることです。プラグインにすれば、Qtの開発環境にインストールでき、標準のQMLタイプと同様にいつでも利用可能となります。 本書では、プラグインの作成方法・Qt開発環境へのインストール・Qt Creatorのデザイナーへの組み込み・バージョン管理・デバッグ方法を解説し、読者の強力な開発資産を有効活用するための環境作りを支援します。
目次
はじめに 目次 第1章 QMLタイプの作成 1.1. QMLで作成 1.2. C++で作成 1.2.1. 継承する(できる)クラス 1.2.2. プロジェクトの作成 1.2.3. クラスの作成 1.2.4. プロパティの追加 1.2.5. プロパティの追加(お手軽パターン) 1.2.6. 描画処理の実装 1.2.7. QMLタイプとして登録 1.2.8. QMLファイルから使用 第2章 Qt Quick拡張プラグインの作成 2.1. プロジェクトの作成 2.2. プロジェクトの構成 2.3. QMLタイプの作成(C++) 2.4. QMLタイプの作成(QML) 2.5. プラグインのインストール 2.5.1. インストールの設定と方法 2.5.2. Qt Creatorでビルド時にインストール 2.5.3. インストール先 2.6. Qt CreatorのQt Quickデザイナーで表示する 2.6.1. プラグイン定義ファイル(qmldir)の変更 2.6.2. 型詳細ファイル(plugin.qmltypes)の作成 2.6.3. プロジェクト設定ファイル(*.pro)の変更 2.6.4. 簡易的な表示方法 2.6.5. 本格的な表示方法 2.7. Qt Quick拡張プラグインのバージョン管理 2.7.1. メジャーバージョンとマイナーバージョンの関係 2.7.2. マイナーバージョン違いで小さく挙動を変える(リビジョン) 2.7.3. マイナーバージョン違いで大きく挙動を変える 2.7.4. インポート可能バージョンの設定 2.7.5. リソースの追加 2.7.6. JavaScriptファイルの登録 2.7.7. QMLタイプを追加するときの作業まとめ 第3章 Qt Quick拡張プラグインのデバッグ 3.1. 音楽プレーヤーの作成 3.1.1. プロジェクトの設定 3.1.2. ユーザーインターフェースの作成 3.1.3. 音楽再生機能の作成 3.2. プラグインのデバッグ(その1) 3.3. プラグインのデバッグ(その2) 第4章 QMLタイプを拡張 4.1. 既存のC++クラスを変更して拡張 4.2. 既存のC++クラスを変更しないで拡張 4.2.1. クラスの作成と修正 4.2.2. QMLタイプの登録 4.3. 既存のC++クラスを継承して拡張 4.4. アタッチプロパティで利用側から拡張 4.5. プロパティの値を生成するQMLタイプ 4.5.1. クラスの作成と修正 4.5.2. QMLタイプの登録 4.5.3. オーディオプレーヤーの修正 メンバー紹介という名のあとがき