| Home |
2010.02.14
勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
複数の選択肢から正解(もしくは間違い)を答えさせる問題は、入学試験から資格試験まで、いろんなところで出会います。
十分に勉強できてない場合、いや全く勉強してない場合でも、なんとかする方法があります。
ポイントは
選択肢の中にかならず選ぶべき正解(間違い)がある
ことに注目することです。
問題を作る立場に立ってみると、
選択肢問題を作ることとは、「ひとつの正解を、他のひっかかりそうな間違いで隠すこと」なのです。
では、「ひっかかりそうな間違い」とは何でしょうか?
なぜ「ひっかかりそう」になるのでしょうか? それは、(部分的に)正解と同じか似ているからです。
今、仮に「ああああいいいいうううう」という正解があったとします。
出題者はこの正解を隠すために、正解と部分的に異なる選択肢を用意します。例えばこんな風に
「ああああええええうううう」……「いいいい」部分を取り替え
「ああああいいいいおおおお」……「うううう」部分を取り替え
「かかかかいいいいうううう」……「ああああ」部分を取り替え
「ああああいいいいううううええええ」……「ええええ」部分を追加
選択肢にすると、こんな感じです。
1)「かかかかいいいいうううう」
2)「ああああいいいいうううう」
3)「ああああいいいいおおおお」
4)「ああああいいいいううううええええ」
5)「ああああええええうううう」
ここから「正解」を、選択するのではなく、「再生」することができます。
今の選択肢づくりの逆回しをやるのです。
正解に含まれる「部分」は、ひっかかりそうな選択肢を作るためにも、使用されます。
つまり頻出する「部分」を、合成したモノが「正解」である(可能性が高い)、という訳です。
それぞれの部分について、登場回数をカウントします。
「ああああ」……2)と3)と4)と5)に登場……4回
「いいいい」……1)と2)と3)と4)に登場……4回
「うううう」……1)と2)と4)と5)に登場……4回
「ええええ」……4)と5)に登場 ……2回
「おおおお」……3)に登場 ……1回
「かかかか」……1)に登場 ……1回
テストでは、問題用紙の選択肢の部分に数字を書き込んでいきます。
1 4 4
1)「かかかかいいいいうううう」
4 4 4
2)「ああああいいいいうううう」
4 4 1
3)「ああああいいいいおおおお」
4 4 4 1
4)「ああああいいいいううううええええ」
4 1 4
5)「ああああええええうううう」
登場回数の多い部分でできている2)が正解です。登場回数の平均をとって一番多いものです。
付け加えがある4)は間違いです。
○と×の組み合わせを選ぶ問題、部分の数が等しい選択肢同士なら、単純に登場回数を足し合わせて多い方が正解です(平均を取る必要はありません)。
(実例)
平成21年度センター試験(国語)を例にとってみましょう。
(問題)http://www.dnc.ac.jp/center_exam/21exam/mondai_pdf/21kokugo_q.pdf
(解答)http://www.dnc.ac.jp/center_exam/21exam/seikai_pdf/21kokugo_a.pdf
問2の選択肢のみ抜き出します。
(1)「複数オニ」や「陣オニ」は、子どもたちがいくつもの役割を相互に演じ遊ぶ点で、従来の隠れん坊の枠を超えた、人生の行程が凝縮して経験される過酷な身体ゲームになってしまっているということ。
(2)「複数オニ」や「陣オニ」は、オニに捕まった者も助かる契機が与えられている点で、従来の隠れん坊にはなかった、擬似的な死の世界から蘇生する象徴的意味を内包してしまっているということ。
(3)「複数オニ」や「陣オニ」は、オニも隠れたものも仲間のもとに戻ることが想定されていない点で、従来の隠れん坊の本質であった、社会から離脱し復帰する要素を完全に欠いてしまっているということ。
(4)「複数オニ」や「陣オニ」は、子どもたちの自由を制限するさまざまなルールが付加されている点で、従来の隠れん坊とは異質な、管理社会のコスモロジーに主導された遊びに変質してしまっているということ。
(5)「複数オニ」や「陣オニ」は、隠れた者も途中でオニに転じることになっている点で、従来の隠れん坊の本義であった、相互の役割を守りつつ競い合う精神からは逸脱してしまっているということ。
(解答の実例)
選択肢はすべて、
「複数オニ」や「陣オニ」は、(A)の点で、(B)になってしまっているということ。
というフォーマットになっています。異なるのは(A)と(B)のところだけです。
(A)はどんな点で違うのか、(B)は従来の隠れん坊に、何か別の要素が加わったならプラス、本来持っていたものが失われたならマイナス、としました。
(A) (B) 合計
(1)いくつのも役割を演じる[1] プラス [2] [3]
(2)捕まったもの助かる[2] プラス [2] [4]
(3)オニも捕まったものももとに戻る[2] マイナス[3] [5]
(4)自由を制限する[1] マイナス[3] [4]
(5)隠れたものもオニに[1] マイナス[3] [4]
(A)については、(2)と(3)に共通点がありますので、ここには2ポイントずつ配点し、残りの選択肢の(A)はすべて異なっているので1回しか登場しないため、それぞれ1ポイントずつの配点です。
(B)についてはプラスが2回、マイナスが3回ですから、(1)と(2)には2ポイントを、(3)(4)(5)には3ポイントを配点します。
集計すると、もっともポイントを集めた(他の選択肢と共通する部分を最も多く含んだ)選択肢3が正解ということになります。
十分に勉強できてない場合、いや全く勉強してない場合でも、なんとかする方法があります。
ポイントは
選択肢の中にかならず選ぶべき正解(間違い)がある
ことに注目することです。
問題を作る立場に立ってみると、
選択肢問題を作ることとは、「ひとつの正解を、他のひっかかりそうな間違いで隠すこと」なのです。
では、「ひっかかりそうな間違い」とは何でしょうか?
なぜ「ひっかかりそう」になるのでしょうか? それは、(部分的に)正解と同じか似ているからです。
今、仮に「ああああいいいいうううう」という正解があったとします。
出題者はこの正解を隠すために、正解と部分的に異なる選択肢を用意します。例えばこんな風に
「ああああええええうううう」……「いいいい」部分を取り替え
「ああああいいいいおおおお」……「うううう」部分を取り替え
「かかかかいいいいうううう」……「ああああ」部分を取り替え
「ああああいいいいううううええええ」……「ええええ」部分を追加
選択肢にすると、こんな感じです。
1)「かかかかいいいいうううう」
2)「ああああいいいいうううう」
3)「ああああいいいいおおおお」
4)「ああああいいいいううううええええ」
5)「ああああええええうううう」
ここから「正解」を、選択するのではなく、「再生」することができます。
今の選択肢づくりの逆回しをやるのです。
正解に含まれる「部分」は、ひっかかりそうな選択肢を作るためにも、使用されます。
つまり頻出する「部分」を、合成したモノが「正解」である(可能性が高い)、という訳です。
それぞれの部分について、登場回数をカウントします。
「ああああ」……2)と3)と4)と5)に登場……4回
「いいいい」……1)と2)と3)と4)に登場……4回
「うううう」……1)と2)と4)と5)に登場……4回
「ええええ」……4)と5)に登場 ……2回
「おおおお」……3)に登場 ……1回
「かかかか」……1)に登場 ……1回
テストでは、問題用紙の選択肢の部分に数字を書き込んでいきます。
1 4 4
1)「かかかかいいいいうううう」
4 4 4
2)「ああああいいいいうううう」
4 4 1
3)「ああああいいいいおおおお」
4 4 4 1
4)「ああああいいいいううううええええ」
4 1 4
5)「ああああええええうううう」
登場回数の多い部分でできている2)が正解です。登場回数の平均をとって一番多いものです。
付け加えがある4)は間違いです。
○と×の組み合わせを選ぶ問題、部分の数が等しい選択肢同士なら、単純に登場回数を足し合わせて多い方が正解です(平均を取る必要はありません)。
(実例)
平成21年度センター試験(国語)を例にとってみましょう。
(問題)http://www.dnc.ac.jp/center_exam/21exam/mondai_pdf/21kokugo_q.pdf
(解答)http://www.dnc.ac.jp/center_exam/21exam/seikai_pdf/21kokugo_a.pdf
問2の選択肢のみ抜き出します。
(1)「複数オニ」や「陣オニ」は、子どもたちがいくつもの役割を相互に演じ遊ぶ点で、従来の隠れん坊の枠を超えた、人生の行程が凝縮して経験される過酷な身体ゲームになってしまっているということ。
(2)「複数オニ」や「陣オニ」は、オニに捕まった者も助かる契機が与えられている点で、従来の隠れん坊にはなかった、擬似的な死の世界から蘇生する象徴的意味を内包してしまっているということ。
(3)「複数オニ」や「陣オニ」は、オニも隠れたものも仲間のもとに戻ることが想定されていない点で、従来の隠れん坊の本質であった、社会から離脱し復帰する要素を完全に欠いてしまっているということ。
(4)「複数オニ」や「陣オニ」は、子どもたちの自由を制限するさまざまなルールが付加されている点で、従来の隠れん坊とは異質な、管理社会のコスモロジーに主導された遊びに変質してしまっているということ。
(5)「複数オニ」や「陣オニ」は、隠れた者も途中でオニに転じることになっている点で、従来の隠れん坊の本義であった、相互の役割を守りつつ競い合う精神からは逸脱してしまっているということ。
(解答の実例)
選択肢はすべて、
「複数オニ」や「陣オニ」は、(A)の点で、(B)になってしまっているということ。
というフォーマットになっています。異なるのは(A)と(B)のところだけです。
(A)はどんな点で違うのか、(B)は従来の隠れん坊に、何か別の要素が加わったならプラス、本来持っていたものが失われたならマイナス、としました。
(A) (B) 合計
(1)いくつのも役割を演じる[1] プラス [2] [3]
(2)捕まったもの助かる[2] プラス [2] [4]
(3)オニも捕まったものももとに戻る[2] マイナス[3] [5]
(4)自由を制限する[1] マイナス[3] [4]
(5)隠れたものもオニに[1] マイナス[3] [4]
(A)については、(2)と(3)に共通点がありますので、ここには2ポイントずつ配点し、残りの選択肢の(A)はすべて異なっているので1回しか登場しないため、それぞれ1ポイントずつの配点です。
(B)についてはプラスが2回、マイナスが3回ですから、(1)と(2)には2ポイントを、(3)(4)(5)には3ポイントを配点します。
集計すると、もっともポイントを集めた(他の選択肢と共通する部分を最も多く含んだ)選択肢3が正解ということになります。
有坂誠人の現代文速解 例の方法 (1987/02) 有坂 誠人 商品詳細を見る |
秘伝 中学入試国語読解法 (新潮選書) (1999/03) 石原 千秋 商品詳細を見る |
三日で合格!誰も書けなかった公務員試験マル秘裏ワザ大全―国家1種・2種/地方上級・中級用〈2008年度版〉 (2006/12) 津田 秀樹 商品詳細を見る |
センター試験マル秘裏ワザ大全 英語 2010年度版 (2009/08/04) 津田 秀樹 商品詳細を見る |
センター試験マル秘裏ワザ大全 国語 2010年度版 (2009/08/04) 津田 秀樹 商品詳細を見る |
国語入試問題必勝法 (講談社文庫) (1990/10) 清水 義範 商品詳細を見る |
多湖輝先生の合格の心理学―100万人の先輩が勇気づけられた受験の極意 (ゴマブックス) (1994/12) 多湖 輝 商品詳細を見る |
魔法のヴェーダ数学が導く インド式速解術 (2007/09/13) プラディーブ・クマール 商品詳細を見る |
選択肢の裏技まとめ
@津田秀樹『快法マークシート国語』(新声社,1986)、『三日で合格!誰も書けなかった公務員試験(秘)裏ワザ大全 : 国家1種・2種/地方上級・中級用』(洋泉社:2002年度版以降、各年度版が出版)
*選択肢単体の判断
常識的解答、良識的解答は ○
次のような選択肢は×
・極端な表現
・限定されている
・否定的
・具体的
・付加部分
・共通性を指摘
・問いに対応していない
・矛盾している
・わけのわからない
・くだらない、難しい
・現状評価
・正論過ぎる
*選択肢単体を判断する考え方
・なぜそういう選択肢があるのか?
・その選択肢は×になれるか?→なれないなら○
・言葉のイミを考えてみる
・制度の趣旨を考えてみる
・具体的に考えてみる
*選択肢の比較から
・話題の欠如してる選択肢は×
・グループ分け・・・グループ分けして、おおきなグループに○がいる
・同じ言葉…同じ言葉の出現率をチェック(他の選択肢との重なりを見る・より多くの選択肢と共通性があるのが○)
・対応・そのまま…本文そのままの選択肢は×、対応が欠けているのも×、そのままでなく対応していると○
・対立・共立…同じ内容の選択肢はどちらも×、対立する選択肢のどちらかが○
・含む・含まれる…含む方が○
・逆グループ分け…孤立した選択肢が○
・絡み合い…大×と共通点がある選択肢が○
・正解の性質…まぐれあたりはしないように地味なのが○
*特殊問題
・組み合わせ問題
・文整序問題
・数学的問題
@有坂誠人『現代文速解 例の方法』(学習研究社、1987)、『英語 例の方法』(ごま書房、1990)『古文例の方法』(ごま書房、1995)
*例の方法1:正解を源にどんな不正解がつくられるか
→同じ言葉、選択肢の一部がそっくり同じ
→同義語、反意語、縁語、同音異義語
→選択肢事態が素朴に持つプラスやマイナスのイメージ、文章の構造
=>これらの点を見て、各選択肢とできるだけ多くの関連を持つ選択肢が正解
*例の方法2
・極端に孤独な選択肢は正解
・もしこれが正解なら、出題者はどんな不正解をつくるだろうかを考える
*実戦編
・完了形表現が1つならそれが正解、複数でもその中に正解がある
・日本語として不自然な選択肢は×
・暗いイメージの選択肢ほどあやしい
・並べ替えの最初と最後の選択肢は移動する
・選択肢に「むしろ」があったらマーク
・格助詞「と」が答えの鍵になる
・極端に風情の違う選択肢は正解
・空欄と正解の配列順序は比例しない
・○×式の問題では選択肢1は×
・ひらがなの選択肢群があれば一つは正解
・内容の意味ありげさが視覚に優先!
・順序を持つ選択肢からは正解が見える(正解の前後に選択肢がある/最初と最後は×)
・問題文の但し書きに答えが隠れている。
・出題者はうっかりホンネをもらす(?)
・傍線部もっとも近い選択肢は×
・論文の筆者の主張はエピソードにはない
・格助詞「は」が、しばしば真実を語る
・記述式問題の制限字数で「答え」はわかる
*他科目への応用例(『現代文速解 例の方法』)
・漢文
・英語
・世界史
・日本史
・物理
・化学
@プラディーブ・クマール『魔法のヴェーダ数学が導く インド式速解術』(プラディーブ・クマール、2007)
の「絞り込みの技術」
1 「絶対」や「すべて」を意味する言葉が入っている選択肢は間違い
2 突拍子もない選択肢やまったく関係ない選択肢は間違い…正しくても無関係なら間違い
3 複数の選択肢が同じことを言っている場合は、どちらも間違い
4 3つ以上の選択肢が同じテーマを違った各度から扱っている場合、そのうちのどれかが正解…選択肢を3つも無駄使いしない
5 2つの選択肢に音の似た言葉が含まれている場合、どちらかが正解
6 極端な選択肢が2つある場合はどちらも間違い
7 ある問題の答えがほかの問題文に書いてある場合がよくある
8 まったく手がかりがない場合、四択であれば3番目の選択肢を選ぶ
9 上記のどれにも当てはまらない場合は、
a 問題文の中に当てはめてみて、もっとも自然な文章になる選択肢を選ぶ
b 文法的に正しい選択肢を選ぶ
c 出題者の言葉のくせを見抜く
d 長い選択肢を選ぶ
10 選択肢から問題へと逆算して間違いを削る
@津田秀樹『快法マークシート国語』(新声社,1986)、『三日で合格!誰も書けなかった公務員試験(秘)裏ワザ大全 : 国家1種・2種/地方上級・中級用』(洋泉社:2002年度版以降、各年度版が出版)
*選択肢単体の判断
常識的解答、良識的解答は ○
次のような選択肢は×
・極端な表現
・限定されている
・否定的
・具体的
・付加部分
・共通性を指摘
・問いに対応していない
・矛盾している
・わけのわからない
・くだらない、難しい
・現状評価
・正論過ぎる
*選択肢単体を判断する考え方
・なぜそういう選択肢があるのか?
・その選択肢は×になれるか?→なれないなら○
・言葉のイミを考えてみる
・制度の趣旨を考えてみる
・具体的に考えてみる
*選択肢の比較から
・話題の欠如してる選択肢は×
・グループ分け・・・グループ分けして、おおきなグループに○がいる
・同じ言葉…同じ言葉の出現率をチェック(他の選択肢との重なりを見る・より多くの選択肢と共通性があるのが○)
・対応・そのまま…本文そのままの選択肢は×、対応が欠けているのも×、そのままでなく対応していると○
・対立・共立…同じ内容の選択肢はどちらも×、対立する選択肢のどちらかが○
・含む・含まれる…含む方が○
・逆グループ分け…孤立した選択肢が○
・絡み合い…大×と共通点がある選択肢が○
・正解の性質…まぐれあたりはしないように地味なのが○
*特殊問題
・組み合わせ問題
・文整序問題
・数学的問題
@有坂誠人『現代文速解 例の方法』(学習研究社、1987)、『英語 例の方法』(ごま書房、1990)『古文例の方法』(ごま書房、1995)
*例の方法1:正解を源にどんな不正解がつくられるか
→同じ言葉、選択肢の一部がそっくり同じ
→同義語、反意語、縁語、同音異義語
→選択肢事態が素朴に持つプラスやマイナスのイメージ、文章の構造
=>これらの点を見て、各選択肢とできるだけ多くの関連を持つ選択肢が正解
*例の方法2
・極端に孤独な選択肢は正解
・もしこれが正解なら、出題者はどんな不正解をつくるだろうかを考える
*実戦編
・完了形表現が1つならそれが正解、複数でもその中に正解がある
・日本語として不自然な選択肢は×
・暗いイメージの選択肢ほどあやしい
・並べ替えの最初と最後の選択肢は移動する
・選択肢に「むしろ」があったらマーク
・格助詞「と」が答えの鍵になる
・極端に風情の違う選択肢は正解
・空欄と正解の配列順序は比例しない
・○×式の問題では選択肢1は×
・ひらがなの選択肢群があれば一つは正解
・内容の意味ありげさが視覚に優先!
・順序を持つ選択肢からは正解が見える(正解の前後に選択肢がある/最初と最後は×)
・問題文の但し書きに答えが隠れている。
・出題者はうっかりホンネをもらす(?)
・傍線部もっとも近い選択肢は×
・論文の筆者の主張はエピソードにはない
・格助詞「は」が、しばしば真実を語る
・記述式問題の制限字数で「答え」はわかる
*他科目への応用例(『現代文速解 例の方法』)
・漢文
・英語
・世界史
・日本史
・物理
・化学
@プラディーブ・クマール『魔法のヴェーダ数学が導く インド式速解術』(プラディーブ・クマール、2007)
の「絞り込みの技術」
1 「絶対」や「すべて」を意味する言葉が入っている選択肢は間違い
2 突拍子もない選択肢やまったく関係ない選択肢は間違い…正しくても無関係なら間違い
3 複数の選択肢が同じことを言っている場合は、どちらも間違い
4 3つ以上の選択肢が同じテーマを違った各度から扱っている場合、そのうちのどれかが正解…選択肢を3つも無駄使いしない
5 2つの選択肢に音の似た言葉が含まれている場合、どちらかが正解
6 極端な選択肢が2つある場合はどちらも間違い
7 ある問題の答えがほかの問題文に書いてある場合がよくある
8 まったく手がかりがない場合、四択であれば3番目の選択肢を選ぶ
9 上記のどれにも当てはまらない場合は、
a 問題文の中に当てはめてみて、もっとも自然な文章になる選択肢を選ぶ
b 文法的に正しい選択肢を選ぶ
c 出題者の言葉のくせを見抜く
d 長い選択肢を選ぶ
10 選択肢から問題へと逆算して間違いを削る
- 関連記事
-
- こうすればテストが怖くなくなる/試験のメタ認知
- 試験勉強本に書いてあるようなことの短いまとめ
- 勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/02/14 Sun 22:35 [ Edit ]
10数年前の受験でそんな感じの参考書があってぐりでん古文とセットで買った。たしか黄色い表紙かも。数字を選ばせる問題は最小値と最大値の選択肢はハズレである確率が高いとか、出題者心理を逆手に取った攻略法が載ってた。
2010/02/14 Sun 22:59 URL [ Edit ]
テストの種類によるね
基本情報はこれが効かないわ
基本情報はこれが効かないわ
2010/02/15 Mon 01:49 URL [ Edit ]
へええええ。すごいですね。
「なるほど~」と口に出してしまいました。
「なるほど~」と口に出してしまいました。
2010/02/15 Mon 02:13 URL [ Edit ]
普通に勉強した方が良さそうだな
2010/02/15 Mon 02:40 URL [ Edit ]
う・なおと
でも普通に勉強して普通に解く方が頭がイイイイイーーーーってならずに解けるんだよね。こういう解き方は楽そうに見えて実は頭のいい人向けで、私みたいなバカは情緒で解く(笑)
このくらい受験生だと体得してしまうので、受験問題を作る側はこの辺も踏まえて作ってますよ。
2010/02/15 Mon 05:06 URL [ Edit ]
中学くらいまではみんなやってたけど、正解率は適当に選んだ時と比べて結局あまり変わらない。
成長するに従いみんなやらなくなるやり方ですね。
成長するに従いみんなやらなくなるやり方ですね。
2010/02/15 Mon 11:48 URL [ Edit ]
そんな曖昧な解き方では、かえって直観の(普通に内容と照らし合わせて出した)答えと食い違ったときに「あれー?」ってなるから、あんまり使えない。
設問から推測して解くのも、本文の流れを掴んで根拠拾って解くのも、割り切って言えば受験(テスト)の技術に過ぎないんだから、無駄なことせずに授業聞いてればいいじゃないの。
設問から推測して解くのも、本文の流れを掴んで根拠拾って解くのも、割り切って言えば受験(テスト)の技術に過ぎないんだから、無駄なことせずに授業聞いてればいいじゃないの。
2010/02/15 Mon 12:35 URL [ Edit ]
納得出来ますが、利用できそうな場面がかなり限られてきそうですね。でも、どうしてもわからないときに山勘で選ぶくらいならこの方法を試してみるのが良さそうです。
2010/02/15 Mon 12:47 URL [ Edit ]
清水義範はもっと評価されるべき
はてブでもここでもほとんど言及されてなくてファンの俺涙目ww
はてブでもここでもほとんど言及されてなくてファンの俺涙目ww
2010/02/15 Mon 13:10 URL [ Edit ]
20年以上前からあった
マークシートは正解を隠さなければならないっていう弱点があるんだが、出題者もバカじゃなくて、この秘策破りが、
5.この中に正答はない
ってやつだ。
5.この中に正答はない
ってやつだ。
2010/02/15 Mon 14:10 URL [ Edit ]
そこのアイロニーに告ぐ
センター試験レベルではちょっと判らないけれども、知識がない者が偶然(勘またはこのような技法)で正解することが極力ないように心がけるのが、良心的な入学試験(ないし、人生の岐路に人為的に設けられる問題)であって、経験的にはこの技法の正答率は3割未満。
「永遠のジャック&ベティ」も書いた清水義範一流の学校教育に対するアイロニーを、いまさらアイロニーでないかのように複製することにどんな意味があるのかという感想を持ちました。
「永遠のジャック&ベティ」も書いた清水義範一流の学校教育に対するアイロニーを、いまさらアイロニーでないかのように複製することにどんな意味があるのかという感想を持ちました。
2010/02/15 Mon 16:21 URL [ Edit ]
あー、それはもう流行ったから通用しない。
まじめに勉強しましょう。
まじめに勉強しましょう。
2010/02/15 Mon 16:26 URL [ Edit ]
これ普通に対策されてる
少なくとも公的な試験はほとんど対策とられてるんじゃ?
2番目にポイントが多いもの選んだほうがまだ正解率あがるよ
少なくとも公的な試験はほとんど対策とられてるんじゃ?
2番目にポイントが多いもの選んだほうがまだ正解率あがるよ
2010/02/15 Mon 18:59 URL [ Edit ]
今時のなら、対策済みだよ。(10年20年まえならいざ知らず)
早慶や難関国立以外の私立国立とかなら使えるところもあるかもしれないけど、
普通の資格試験では、こんな事考えるよりも、
迷ったら、3番。とか決めて
分らない問題には極力時間を割かずに
出来そうな問題を着実に得点するほうが正攻法。
早慶や難関国立以外の私立国立とかなら使えるところもあるかもしれないけど、
普通の資格試験では、こんな事考えるよりも、
迷ったら、3番。とか決めて
分らない問題には極力時間を割かずに
出来そうな問題を着実に得点するほうが正攻法。
2010/02/15 Mon 21:54 URL [ Edit ]
wizardrylife
真面目に書いてます?
それとも受験テロですか?
信じて失敗したら責任取れますか?
それとも自己責任で片付けますか?
そもそもセンター現代文は、きれいにポイントで切れない文章になってるケースが多いんですよ。
たとえば後半の問5・6あたりは「例の方法」では解きにくいでしょう。
この方法は「論旨の確認(で、誘導する)」というクリアカットな問題では有効なんですけどね。
ちなみに私はこう解きました。例になっている問2は正答率もかなり高く、ここで迷うことはまともな受験生なら、ちょっとないはずです。
http://genbun.jp/archives/2009/01/post-16.html
この方式は「私大メイン」で、かつ「要旨のように全体を圧縮した問題には不向き」という限定つきで教えてあげてください。
現代文の苦手な子が、うのみにしてしまわないように。
それとも受験テロですか?
信じて失敗したら責任取れますか?
それとも自己責任で片付けますか?
そもそもセンター現代文は、きれいにポイントで切れない文章になってるケースが多いんですよ。
たとえば後半の問5・6あたりは「例の方法」では解きにくいでしょう。
この方法は「論旨の確認(で、誘導する)」というクリアカットな問題では有効なんですけどね。
ちなみに私はこう解きました。例になっている問2は正答率もかなり高く、ここで迷うことはまともな受験生なら、ちょっとないはずです。
http://genbun.jp/archives/2009/01/post-16.html
この方式は「私大メイン」で、かつ「要旨のように全体を圧縮した問題には不向き」という限定つきで教えてあげてください。
現代文の苦手な子が、うのみにしてしまわないように。
2010/02/15 Mon 22:07 URL [ Edit ]
>勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
全然、「全て正解」じゃないと思えますが。
何か、選択問題のみの国家試験(例えば社労士とか、宅建とか)で満点取れましたか?
何をもって、「全て正解」としたか、検証方法を教えてください。
全然、「全て正解」じゃないと思えますが。
何か、選択問題のみの国家試験(例えば社労士とか、宅建とか)で満点取れましたか?
何をもって、「全て正解」としたか、検証方法を教えてください。
2010/02/16 Tue 02:18 URL [ Edit ]
現在は違うよ
この手の攻略は現在はできなくなっています。
実際にマークシートや選択問題は
逆手にとった選択肢が正解になるパターンが多くなっています。
逆に言うと、クリティカルな選択肢がわかると
検討する必要がない部分が正解となる問題が
増えてきたと言えるので
ちゃんと勉強してる人にとって有利な状況が作られてきています。
実際にマークシートや選択問題は
逆手にとった選択肢が正解になるパターンが多くなっています。
逆に言うと、クリティカルな選択肢がわかると
検討する必要がない部分が正解となる問題が
増えてきたと言えるので
ちゃんと勉強してる人にとって有利な状況が作られてきています。
2010/02/16 Tue 11:09 URL [ Edit ]
国家公務員試験委員経験者
こういう阿呆なテクニックを念頭において選択肢の作成をしていますけど。
選択肢の作成がうまくいかない場合、設問を変えることもしてましたね。
そもそも、この手法が通じるのは極めて限定されるし。
選択肢の作成がうまくいかない場合、設問を変えることもしてましたね。
そもそも、この手法が通じるのは極めて限定されるし。
2010/02/16 Tue 13:25 URL [ Edit ]
これ現実問題無理だと思います。
なぜなら、そういった問題がまず殆ど無い事、使える問題が非常に限られること、出題者がこういった回答方法を考えている、つまり裏の裏まで読まれていると考えると、ほぼ無理です。
この考え方より、王道の鉛筆転がしのほうがよく当たる気がします。
それはそうと、まだ国公立二次手前でこういった記事を書かれるとは、現役受験生としてはイヤらしいなあと思いました。色々な意味で。
なぜなら、そういった問題がまず殆ど無い事、使える問題が非常に限られること、出題者がこういった回答方法を考えている、つまり裏の裏まで読まれていると考えると、ほぼ無理です。
この考え方より、王道の鉛筆転がしのほうがよく当たる気がします。
それはそうと、まだ国公立二次手前でこういった記事を書かれるとは、現役受験生としてはイヤらしいなあと思いました。色々な意味で。
2010/02/16 Tue 18:39 URL [ Edit ]
禁じ手なので
ひとつのネタとして読むのがセオリーかと^^;
なんか真面目に食いつき過ぎ。
まともに勉強してれば要らないでしょ?
回答が思いつかない時に使えればそれなりの話。
なんか真面目に食いつき過ぎ。
まともに勉強してれば要らないでしょ?
回答が思いつかない時に使えればそれなりの話。
2010/02/16 Tue 23:42 URL [ Edit ]
新しいマジックが生まれたら、
古いタネを晒すとかそんな感じのレベル。
古いタネを晒すとかそんな感じのレベル。
2010/02/17 Wed 03:50 URL [ Edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/02/17 Wed 10:18 [ Edit ]
中学までは通用するな
高校からは無理だ
高校からは無理だ
2010/02/17 Wed 11:21 URL [ Edit ]
「実際に使えるかどうか?」
なんてのはどうでもいい話であって、こういうロジックもあるんだなあと楽しむのがこういうネタでは筋だ。
見下した口調で勝ち誇ってる人ほど間抜けに見えますぜ?
なんてのはどうでもいい話であって、こういうロジックもあるんだなあと楽しむのがこういうネタでは筋だ。
見下した口調で勝ち誇ってる人ほど間抜けに見えますぜ?
2010/02/18 Thu 21:50 URL [ Edit ]
真面目に勉強しろってこったな
2010/02/26 Fri 15:55 URL [ Edit ]
TrackBackURL
→https://readingmonkey.blog.fc2.com/tb.php/218-a8152b54
→https://readingmonkey.blog.fc2.com/tb.php/218-a8152b54
最近は仕事であれプライベートであれ『比べること』に意識がいってしまいがちです。本気で比較しようとすれば競争する対象は数限りなく際限というものがありません。比較サイトと睨めっこをしながら安価なサービスや商品を買うのも、チラシを見ながら安値を追い求めて行った
keitaro-news 2010/02/15 Mon 06:51
勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
複数の選択肢から正解(もしくは間違い)を
答えさせる問題の
正解が解る方法!
そうなんだ!Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!
[http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-218.html 勉強なし...
天下御免の傾奇者! 2010/02/15 Mon 10:16
雪はもういい。
【資格(公式サイト)】
◆平成21年度後期「情報システム試験」の解答発表 (情報検定)
◆平成22年2月13日(土)実施...
シカクロード別館 2010/02/16 Tue 20:07
勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手 読書猿Classic: between / beyond readers勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
未分類
複数の選択肢から正解(もしくは間違い)を答えさせる問題は、入学試験から資格試験まで、いろんなところで出会...
受験の□■2.0 2010/02/17 Wed 01:16
こんにちは~♪
毎日ぐるぐる回転中、何なら週末の勢いで更に回転数はアップ、セラピストも目が回りそうな札幌SPAで、ございますぅ~♪
...
札幌スパ 2010/02/21 Sun 07:53
気づけばもう情報処理技術者試験まであと一週間ですね。 以前「一週間で応用情報技術者試験に受かった方法」という記事を書きましたが、今回は応用情報に限らないテストの攻略法を改めて書いてみます。 情報処理技術者試験でも十分に通じると思うので、まだ勉強してな
遥か彼方の彼方から 2010/04/11 Sun 20:50
| Home |