【日本債券】低コストインデックスファンド徹底比較 2016年9月

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本債券クラスの主要なインデックスファンドについて、2016年9月末で比較しました。債券インデックスファンドはわかりやすい傾向がしっかりと出ています。

※初めてご覧になる方は、当シリーズ記事の説明書きとして、『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

日本債券クラスの主要なインデックスファンドについて、2016年9月末で比較


日本債券クラスのベンチマークである NOMURA-BPI は、「インカム収入を考慮した経過利子込時価総額加重型インデックス」(出典:野村證券金融工学研究センター)なので、株式クラスと違い、配当込み/除くの区分がなくシンプルです。

そして、信託報酬・実質コストが安いインデックスファンドが、インデックスとの差異も小さく、ほぼそのまま高リターンになっています。

日本債券クラスはもともと期待リターンが小さいこともあり、コストの差がそのままリターンの差に反映されやすくなっているのだと思います。他のアセットクラス以上に、コストが重要なアセットクラスだと思います。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド」と「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」が、信託報酬・実質コストともに 年率0.1%台という圧倒的低コストで、結果的に1年リターンも頭ひとつ飛び抜けて高評価です。

今回から新たに「iFree 日本債券インデックス」が加わりました。

信託報酬は、上段が新発10年国債の利回りが1%未満の場合で年率 0.14%(税抜)、下段が1%以上の場合で年率 0.22%(税抜)です。ご存知のようにマイナス金利下の昨今の状況においては、前回、信託報酬最安値だった「<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド」「たわらノーロード 国内債券」よりもさらに低コストです。

実質コストや1年リターン等が不明のため参考扱いですが、期待ができそうな“超”低コスト・インデックスファンドです。

上記グラフのインデックスファンドはいずれも決算日が異なる(=評価期間が異なる)ため、きっちりとした横並び比較はできませんが、継続的にウォッチすることで、コストやインデックス連動の実力はある程度わかると思います。

また、リターンについては、表の右側の1年リターンと3年リターンが同じ評価期間(2016年9月末時点)になっていますので、比較の参考にしてみてください。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

なお、蛇足になるかもしれませんが、現在、日本債券はマイナス金利になっている状況です。これが今後ずっと継続するかどうかはわかりませんが、将来の金利上昇を予想するのであれば、金利上昇で価格が下落するインデックスファンドではなく、金利変動によって元本が変動しない「個人向け国債」を選ぶという方法もアリだと思います。

その場合は、将来の金利上昇にもある程度追随できる変動金利型の「個人向け国債 変動10」がベターであろうと思います。当たり前ですが運用コストは年率 0%です。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。


<ご参考>
上記の高評価インデックスファンドは、以下のネット証券で購入できます。会社名をクリックで口座開設できます(無料)
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券

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