【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2016年9月末

※記事中にPRを含む場合があります

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2016年9月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2016年9月末で比較


新興国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」です。

「配当込み」インデックス連動では、「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」の信託報酬が低く、インデックスとの差異も小さく、相対的に高評価です。

「野村インデックスファンド・新興国株式」も実質コストが低く良いのですが、1年リターンが他のライバルファンドと比べてガクンと低い(約0.3%のアンダーパフォーム)です。逆に、前回(2016年6月末)は他のライバルファンドよりも1年リターンが飛び抜けて高かったので、何かの帳尻合わせがあったのかもしれません。

私自身が投資しているファンドでもあり気になるので、もうじき公開されるであろう次回の運用報告書(16年9月決算)での説明に注目したいと思います。

「配当除く」インデックス連動では、「eMAXIS 新興国株式インデックス」をはじめ、全般的に健闘しています。

どのファンドもインデックスとの差異が、相変わらず(プラス方向に)1%以上乖離しておりイマイチですが、乖離の幅という意味では、「配当込み」インデックス連動の方も(マイナス方向に)1%程度乖離しており、乖離幅は似たり寄ったりの状況です。

今回から新たに「iFree 新興国株式インデックス」が加わりました。

ただし、ベンチマークが「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」ではなく「FTSE RAFIエマージングインデックス」であり、他のファンドと異なります。いわゆるスマートベータであり、比較対象に入れるかどうか迷うところですが、「参考」扱いとして入れました。

新興国株式クラスは、ずば抜けて低コストなインデックスファンドがなく混戦模様です。

そういう意味では、投信ではありませんが、東証上場の国内ETF「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」(銘柄コード:1681)も、信託報酬がわずか年率 0.25%(税抜)と低コストであり、検討の余地があるかもしれません(該当記事)。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。



<ご参考>
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