ミニストップ、店内炊き上げご飯でつくった「手づくりおにぎり」全店舗で導入完了
2013/04/26 20:45
ミニストップは2013年4月25日、同社が2010年9月以降導入を逐次行っていた「手づくりおにぎり」と一部「惣菜」について、ほぼ全店舗での導入が完了したことを発表した(一部、店舗構造上発売できない店舗あり)。手づくりおにぎりは今後も毎月新商品を発売すると共に、季節に合わせた種類も展開。さらに食卓に登場する「お馴染みのおかず」として唐揚げ、コロッケなどの惣菜もラインアップに揃えていく(発表リリース)。
↑ ミニストップの「手づくりおにぎり」などの専用棚。コロッケやハムカツ、唐揚げ、ささみしそ巻きなどの姿も見える
「手づくりおにぎり」は「お店で炊きたて、お店で手作り」「お米へのこだわり(国内産コシヒカリ、軟水を使用)」「具材へのこだわり(直巻きのノリは瀬戸内産など)」などのこだわりを持った商品。これまでコンビニエンスストアでおにぎりを購入する機会の少なかった女性やシニア層に支持されおり、「ささみしそ巻き」や「ハムカツ」などの揚げ物惣菜、「Xフライドポテト」などスナック類と一緒に購入されるという特徴がある。また小さめのおにぎり2個と唐揚げや卵焼きなどを組み合わせた「おにぎりセット」などは、忙しいサラリーマンや軽くご飯を済ませたい女性などに人気の商品として定着している。朝や昼はおにぎりが、夕方には惣菜の販売が伸びているとのこと。
今後はこれまで同様、毎月新作の「手づくりおにぎり」を発売すると共に、季節に合わせたおにぎりも展開。さらに一部店舗で導入しているミニ弁当シリーズが好評なことから、おにぎり以外にもミニ弁当などの品ぞろえを増やし、レパートリーを充実させていくとのこと。例えば5月7日には「手づくりおにぎり」の新作として「豚角煮」(198円)を新たに発売することになる。
↑ 手づくりおにぎり 豚角煮
元々イートインコーナーが常設されているなど、コンビニの中でも食周りでは個性が強いミニストップだが、今回「手づくりおにぎり」コーナーがほぼ全店舗で導入されたことにより、さらに食への強いこだわりをアピールすることになる。昨今では総菜コーナーの充実で各コンビニ共、スーパーとの競合感を強めているが、その点ではミニストップの「手づくりおにぎり」は、先行していると評せる。
リリースではおにぎりは「女性やご年配」、おにぎりセットは「サラリーマンや女性」に受けているとの表記が見られるが、商品の特性からこれらの客層がリピーターになる可能性は多分にある。ミニストップが注力するのも当然の話といえよう。
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