海外向け年賀切手の絵柄はお寿司と天ぷら
2014/09/14 09:00
日本郵便は2014年8月27日、平成27年(2015年)用の年賀用はがき、年賀郵便切手の発行を同年10月30日から開始すると発表した。国内向けの通常切手、寄付金付き切手の他、海外向け航空便を送る際の追加分用の切手として、額面18円の海外年賀切手も発売される。絵柄は2種類で、それぞれお寿司とてんぷらが描かれ、シートの耳紙の部分にはそれぞれの象徴的アイコンが名前と共に配されている(【発表リリース:「平成27年用年賀郵便切手」の発行】)。
↑ 2015年用海外年賀切手(差額用)
今回発表された年賀切手は、国内向けは来年の干支にちなんだ羊がデザインされたもの。寄付金なし版は通常の切手と同じサイズ、3円の寄付金付きは縦長となり、下部分にお年玉が当たる懸賞用のナンバーが書かれている。
一方海外向けだが、ハガキによる送付を想定しており、これはいずれの地域でも航空便で70円均一とされているため、通常の国内向け切手52円分では18円不足する。そのため、18円分の切手が海外向け年賀切手として別途発売されることになる(通常の切手でも問題なく送付されるが、年賀の雰囲気を壊さないためにとの配慮によるものだろう)。
切手の絵柄は2種類。それぞれ多種多様なお寿司(玉、トロ、海老、かっぱ巻きなど)、天ぷら(海老、シイタケ、レンコンなど)がシンプルかつ分かりやすいタッチで描かれている。背景には日本の国家の一部と思われる円の一部が薄い赤色で描かれている。
また切手シート単位で購入すると耳紙付きとなるが、お寿司の左側には海老のお寿司と「SUSHI」、天ぷらの右には海老の天ぷらと「TEMPURA」と、ローマ字で描かれている料理の名前が記されている。海外で受領する手紙向けの切手という配慮と思われるが、そのシンプルさがかえって意外性があり、興味をそそられる。
もちろんお寿司・天ぷら切手双方とも国内便でも使用は可能。端数部分の調整がやや面倒だが、絵柄の妙は多くの人達に親しみを持って受け入れられることだろう。
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