100円でカバンの中をスッキリ整理させる!
撮影に出かけて現場で「あっ、あれ別のバッグに忘れた!」とか、細々としたカメラアイテムでカバンの中がいつもぐちゃくちゃ みたいな経験ってありますよね?
私は良くあります(笑)
そこで今回は、うっかりさんや整理整頓が苦手な方にわずか100円で問題を解決出来る方法を紹介してみようと思います。はじめに言っとくとたったそれだけかよ!って突っ込まれそうな内容です。
これさえ持っておけば安心!というものがあれば心穏やかに撮影に出かけられますね。
アイテムポーチを持とう!
カメラを持って外に撮影に出るときってよほど近所でないかぎり、カメラ+レンズだけを持って出かけることは少ないんじゃないかと思います。普通は予備のバッテリーなり、レンズペンなどメンテナンス系のアイテムをバッグに入れて出かけますよね。
で、近所の軽い撮影なのにゴツいカメラバッグ持って出かけるのはとても非効率なので、目的に応じてバッグを使い分けるという人も多いのではと思います。ファッションとしてカメラバッグをいくつも使い分けたいと言う人もいるでしょう。
私なんてさっき部屋に転がってるカメラバッグを数えたら8個くらいありました。リアルカメラバッグ沼です(笑)
そうすると何が起こるかというと、「撮影ごとに小物を移し替えるのが大変!」となるわけです。ただでさえうっかりが多く、整理整頓も苦手な私が撮影ごとにバッグを変えるというのはとてもハードルが高いこと。
そこで考えました。
化粧ポーチと同じ事をすればいいじゃん!
考えた結果がこれかよ!と言われそうですが、女性の持ってる化粧ポーチと同じ事をすれば良いじゃんと思ったわけです。撮影にいつも必要なアイテムというのはだいたい決まってるのだから小物は全部ポーチにまとめて、バッグが変わっても「これさえ持ってればOK」とすればいいのではと。
カバンに直接入れるよりラクかも
カメラバッグって小さなポケットや仕切りがいろいろ付いてそれだけで小物の収納が便利なので、ポーチにまとめれば良いじゃんという発想になるまでしばらく時間がかかりました(笑)
意外とこれやってない人多いんじゃないかと思ってます。
ということで、カメラ関係の小物類の整理で悩んでいる方は「アイテムポーチ」を作って、必要なものをユニット化してしまうのがオススメです。
アイテムポーチを作ってしまえばカメラバッグじゃない普通のバッグでもポーチを放り込むだけですぐに撮影に出られますよね。ただ、これだけだと内容的に寂しすぎるので、後半で私がいつも入れている便利アイテムを紹介しますね!
100円で解決!
ポーチにするものはどんなものでもOK。
化粧ポーチのように好きなデザインのものを探してもいいでしょうが、個人的に現状ベストだと思っているのは100均のチャック付きクリアポーチ(A6サイズ)。この手のものはセリアよりダイソーのほうが充実してるイメージ。
余計なポケットとか付いてないシンプルなもので小さなA6サイズというのもポイント。手のひらより一回り大きめサイズくらい。
ここで欲張って大きなサイズを選んでしまうと小さなバッグには入らないし、あれこれ余計な小物を毎回持ち歩くハメになるかもしれません。。
以前紹介したマンフロットのstreet バックパックというリュックは通常のデイパックくらいの大きさでポケットもあまり大きくないですがこのA6サイズのポーチならスッキリ収まります^^
私がいつも入れてる7つのアイテム
さて、そんな便利なアイテムポーチですが私がいつも入れているものをご紹介してみようと思います。
これさえ入れておけば普通の撮影ならどんなときでもなんとか凌げるよって感じの内容です。
1.レンズペン
これがないと始まりません。ハクバのレンズペン。これさえあれば現場のレンズ汚れはなんとかなりますね。
A6サイズのポーチにはちょうど横に収まるってのもポイント。
レンズペンについては先日じっくり紹介したのでこちらもどうぞ。
2.クリーニングティッシュ
これも外せないメンテナンスアイテム。ハクバのクリーニングティッシュと激落ちくんの2つを使ってます。
キツい汚れや塩、水染みなんかはレンズペンの不得意な所なのでこれで拭き取ってからレンズペンします。個包装されて便利なんですが、そのままカバンに放り込むと行方不明になりがち。
ハクバのクリーニングティッシュはコスパも良く結構万能。どんな汚れにも効果的でアルコール系なので拭き跡も残りづらいです。残ったとしても最後にレンズペンすればOK。
一方、激落ちくんは名前のイメージとは異なりかなり繊細な汚れに向いてます。特殊な不織布を使った速乾性なので拭き跡も残りづらくて最近のお気に入り。というか拭き跡を残すのが難しいくらい。ただし、炎天下の中使うと速攻でペーパーがカラカラになります。
ネーミング的にレンズゴリゴリ削りそうで不安になりますが、ペーパーも非常に柔らかく使い心地良いです。
レンズもボディもなんならメガネもゴシゴシ使いたいならハクバのクリーニングティッシュ、レンズを繊細に仕上げたいなら激落ちくんですかね。
3.シャワーキャップ
これはカメラのレインカバー。
特に夏場なんかは現場でゲリラ豪雨に遭ったりすることもありますよね。そんなときはこれをササッとカメラに被せれば雨も防げるし、なんならそのまま撮影を続行できます。
カメラはがっつり濡れると故障しますからお守りみたいなもんです。
これも100均に10枚セットとかで売ってますが、オススメはホテルのアメニティにあるものを拝借すること。ホテルアメニティなら1こずつ小分けされてるのでポーチに入れておくには最適です。
シャワーキャップを使ったレインカバー活用法は下記リンクで紹介しています!
4.黒のマスキングテープ
現場でズームリングやフォーカスリングを固定したりするのに便利。星景撮影でのピント固定や定点撮影でズーム固定したい場合とかね。
また、逆光でどうしてもギリギリフレアが入ってしまうようなシーンでも、このテープでレンズフードを数センチ拡張してやると防げたりします。小さめに切った黒画用紙もセットで持っておくとより効果的かも。
あとは、なにか固定しておきたい時とか現場での応急処置になどテープがあると助かるシーンというのは意外と多いですね。
通常はスタジオ用のパーマセルを使うのが一般的ですが、あれを毎回持ち歩くのは大変なので最近はちっちゃいのを入れてます。
studio9で過去にも何度か紹介している私のお気に入りのパーマセルはカモ井の紙テープなのですが、これと同じ材質のミニ版が通常のマスキングテープサイズで売られてるのでポーチにいれるならこちらがオススメ。
*ちなみにパーマセルは正確には商標でカモ井のはパーマセルじゃない^^; セロハンテープとかバンドエイドみたいなもんね
▼15mm幅、10mとカメラバッグにいつも入れておくのにオススメ。
▼普段スタジオで使ってる25mm幅、50m。いつも持ち歩くには大きい。。
カモ井のもマスキングテープも東急ハンズなんかに行けば150円くらいで売ってますが、特にこだわりないならこれも100均でOK。ただし100均のマスキングテープは色や模様が付いてるのが普通でなぜか黒とか白のものは激レアです。
5.予備のメディア
撮影に出かけてもっともやってはいけないミスは、メディア忘れ。。
私も過去に一度だけ大事な撮影の時にメディアを忘れて大汗かいたことがあります(笑)そのときは都内の撮影で余裕もって現場に行ってたので急いで買いに行って事なきを得ましたが、地方の撮影だったら終了でした。
CFなんて大きな電気屋かカメラ屋でしか手に入らないし、SDカードはコンビニでも買えますがあそこに売ってるのは書き込みがめちゃ遅いので連写するとすぐバッファフルになって止まります。
私の場合、予備メディアはポーチとは別に管理して持ち歩いているのですが、万が一その予備を忘れてしまった場合でも最低限なんとかしのげるようにと予備の予備として一線を退いた普段使わないメディアをお守り代わりに入れてます。
【Amazon.co.jp限定】Transcend SDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 (最大転送速度90MB/s) 無期限保証 TS32GSDHC10U1E (FFP)
▲第一線で使える高スペックながら安いというお得なトランセンド。私これ4枚使ってます^^ ポーチに入れてるのは昔買ったこれより1つスピードの遅いもの。
6.予備のバッテリー
撮影に出かけてもっともやってはいけないミス、その2です(笑)
写真を数年やってれば誰しも一度はメディア忘れ、バッテリー忘れをやったことがあるのでは?
バッテリーはメディアよりもさらに入手困難なので忘れたらヤバいです。
ミラーレスのカメラだと、電源ONのままカメラに入れてたらなぜか自動オフが効かずに次の撮影地でご臨終してるパターンもありますよね。私、最近これになりました。。(笑)
これも個人的にはポーチとは別に予備バッテリーを管理してるのですが、万が一の予備の予備として1つだけバッテリーを入れてます。
*電池は満タンの放置し続ける自然放電するだけでなく、劣化を早めることになるので定期的にローテーションしてあげるといいですね。
▲お守りなので互換バッテリーでも十分でしょう。キヤノンLP-E6互換でこれ4個もってます。ワリと性能高くて良い感じです。
互換バッテリーについては下記の記事に詳しくまとめています!
7.ブロアー
これに関しては撮影に応じて持っていくときと持っていかない時がある感じ。
ブロアーはかさばるので、近場の軽い撮影なら持っていきたくないです。レンズペンでなんとかなるし。
ただ、がっつり撮影する場合やホコリが多そうな現場へは持っていくようにしています。
持っていく場合はハクバのシリコンブロアーポータブル。これならポーチにも入るサイズだし風量もなかなかです。
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これら7つのアイテムすべて入れてもちゃんとA6サイズのクリアポーチに収まります。
ブロアーを入れるとちょっとパンパンになるけど。。^^;
まとめ:自分専用のポーチを作っておくと便利
といことで、最低限これだけ持ってれば現場で困らず、致命的なミスで死なずに済むというものを挙げてみました。
近所にちょっと散歩に出かけるときも、カメラとレンズ、それにいつも使ってるカバンにこのポーチを放り込むだけで安心して撮影することが可能ですね。
この基本セットにプラスして、ブツ撮りセットとか、クリップオンセットみたいな感じで必要なものをひとまとめにして管理しておくのもいいかも知れません。
撮影以外でも個人的にはノートPCのアダプターやマウス、カードリーダーなどをまとめた出張ポーチやレーザーポインターやディスプレイ変換アダプタなどをいれたセミナーポーチなんかも作ってます。
持ち出す個数が少ないほどバッグの中もスッキリするし、忘れ物も防げるますね!
自分の撮影スタイルに応じてあなただけのアイテムポーチをつくってはいかがでしょう?