第29回PFFスカラシップ作品『恋脳Experiment』(れんのうエクスペリメント)が、2025年2月14日(金)より、新宿シネマカリテほか全国の劇場にて順次公開されることが決定しました。
本作を手掛けたのは、PFFアワード2021で短編アニメーション『Journey to the 母性の目覚め』が審査員特別賞に輝いた、岡田詩歌監督。これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を多く制作してきた岡田監督、本作では「恋愛にまつわる強迫観念」をテーマに脚本(共同)と監督を務め、実写長編デビューを果たしました。
主人公・仕草を演じるのは、映画『HAPPYEND』での鮮烈な演技も記憶に新しい祷キララさん。大学時代の仕草の恋人・佐伯を演じたのは、『アルプススタンドのはしの方』以後、数多くの映画に立て続けに出演する平井亜門さん。そして、社会人になった仕草を優しくフォローする恋人・金子役には、『ナミビアの砂漠』ほか、近年次々と話題作に出演する中島歩さん。魅力あふれる、注目のキャストが揃いました。
また、本作の予告編も解禁となりました。キャッチコピーは【「恋を、しなくては。」の呪いを解き放て】です。
■出演者、監督からのコメント
祷 キララ(山田仕草役)
恋愛しなくても、別に生きていけるとは思うけど。けど…、
岡田監督と「けど…、」の後を探して、恋愛賛美と恋愛批判のその間の茨の道を、もがいたり胸を張ったりしながら歩き続けました。たどり着いたこの映画のアンサーが、誰かの一歩に寄り添えますように。
平井亜門(佐伯翔太役)
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり。
世間一般の幸福が全ての人に当てはまる訳ではない、そんな当たり前な事を改めて考えるキッカケになりました。
小難しく考えず、いろいろな男にたくさん笑ってイライラしながらこの映画を楽しんでくれたら幸いです。
中島 歩(金子エイジ役)
自分はこんなに笑ってるのに隣の人はなんか全然笑ってないじゃんみたいな、そんな各々の考え方が露わになるような作品かと思いますので、ぜひとも映画館でご覧ください。
岡田詩歌(監督)
この映画の軸は、「恋愛の呪い」ですが、性別とか立場とか年齢とか関係なく、誰もが何かしらの呪いにかかっているんじゃないかなと常々思っています。いろんな人がいて成り立っているこの社会で、みんなお互いに程よくどうでもよく、程よく関心があって、呪いに縛られてても頑張って打開したりお互いに寄り添えたらいいよね、と思いながら映画を作りました。楽しんで頂けましたら幸いです。
第29回PFFスカラシップ作品
『恋脳Experiment』
2025年2月14日(金)、新宿シネマカリテほか全国順次公開
【公式サイト】
<ストーリー>
幼い頃からおままごとや絵本に囲まれ、素敵な異性との出会いに憧れてきた主人公・仕草(しぐさ)。中学生になり「恋をすると可愛くなれる」と聞き、早速同じ塾の男子に告白して付き合うことに。期待に胸をふくらませるが、その先には思いがけない展開が待ち受けていた。「可愛いね」と耳元でささやく塾講師、芸術家気取りの高プライド彼氏やセクハラ&パワハラ上司、そしてついに出会えた優しく理想的な男性――彼らとの出会いを通し、仕草は自分にかけられていた“呪い“に気づき、自身と向き合っていく。
監督:岡田詩歌
出演:祷 キララ、平井亜門、中島 歩
河井青葉 、大月美里果 、佐藤和太 、二見 悠、中山雄斗、 門田宗大、関谷 翼、小林リュージュ、小野まりえ、川郷司駿平、佐藤 京、中島多羅
脚本:岡田詩歌、岡田和音 プロデューサー:天野真弓
撮影:熊倉良徳 照明:大和久 健 録音:豊田真一 美術:井上心平、園部陽一郎 アニメーション:岡田詩歌、農場 音楽:糸井塔 編集:高橋幸一 整音:横山大資 助監督:川田真理 ラインプロデューサー:仙田麻子 制作担当:原 夢之助
エンディング曲:samayuzame「かわいいね」(©&℗ samayuzame 2022)
2023年/カラー/110分/DCP 英題:Kisspeptin Chronicles
©2023 ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、一般社団法人PFF
配給・宣伝:ストロール
中村靖日さん
2005年、第58回カンヌ映画祭批評家週間で4賞を受賞し話題となった、第14回PFFスカラシップ作品『運命じゃない人』(内田けんじ監督)をはじめ、『ざわざわ下北沢』(00年/市川準監督)、『ジョゼと虎と魚たち』(03年/犬童一心監督)、『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』(09年/マキノ雅彦)など多くの映画作品に出演し、名バイプレーヤーとして親しまれながらも、今年7月10日に急逝した中村靖日さん。
本特集では、『運命じゃない人』をはじめ、『キングダム』シリーズの佐藤信介監督による武蔵野美術大学時代の作品で、「PFFアワード1994」グランプリを受賞した『寮内厳粛』(94年)をはじめ、『月島狂奏』(94年)、『正門前行』(97年)と、中村さんがスタッフ・俳優として参加した貴重な自主映画3作品を一挙上映します。3作品とも16ミリフィルム作品ですが、今回、佐藤監督自らデジタル化したバージョンでの上映が実現します。
また、ゲストによるトークイベントも決定。『寮内厳粛』『月島狂奏』『正門前行』の上映後は、PFFアワード1994の最終審査員を務めた市川準監督からの薦めで佐藤監督のこれら3作品をご覧になり、その後、『ジョゼと虎と魚たち』はじめ5作品で中村靖日さんを起用した犬童一心監督が登壇。中村さんの主演作『運命じゃない人』上映後は内田けんじ監督が登壇。長年にわたり共に歩んできた監督ふたりが「俳優・中村靖日」を語ります。
【緊急特集】中村靖日さんを偲んで
①佐藤信介監督≪同時3本上映≫
★ゲスト(予定):犬童一心氏(映画監督)
『寮内厳粛』(デジタル上映)
予備校の寮で、成績を上げる薬の噂が広まる。浪人生たちの長くて短い、いつもの1日。
監督:佐藤信介
撮影:中村靖日
出演:石黒紀之、川野宏毅、宮本牧子
1994年/白黒/18分/16mm
『月島狂奏』(デジタル上映)
父が入院。だけど、気になるのは父の土地!?ちぐはぐな家族の小波乱を軽快に描く。
監督:佐藤信介
録音:中村靖日
出演:千葉祐子、服部良次、中村靖日
1994年/カラー/36分/16mm
『正門前行』(デジタル上映)
脚本づくりに悩む学生がネタにしようと首を突っ込んだ盗難騒ぎ、その意外な真相。
監督:佐藤信介
出演:内野勝就、伊藤聖子、中村靖日
1997年/カラー/66分/16mm
②『運命じゃない人』
★ゲスト(予定):内田けんじ氏(映画監督)
『運命じゃない人』(35mmフィルム上映)
典型的な“いい人”のサラリーマンが巻き込まれる、恋の騒動と大金絡みの大事件。
監督:内田けんじ
出演:中村靖日、霧島れいか、山中 聡
2004年/カラー/98分/35mm
「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」
日程:9月7日(土)~21日(土)
会場:国立映画アーカイブ ※月曜休館
★まもなく全ラインナップ発表!
毎月、TOKYO MX、チバテレミライチャンネルにて、PFFアワード入選作品を放送中!
2024年8月放送の作品が決定しました。
TOKYO MX
「~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション」
8月25日(日)15:00~(2本立て/MX2での放送です)
PFFアワード2023 入選
『Flip-Up Tonic』
監督:和久井 亮
PFFアワード2022 準グランプリ&観客賞
『スケアリーフレンド』
監督:峰尾 宝、髙橋直広
★視聴方法などはこちら↓
【~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション】
※配信サービス「エムキャス」は、2024年6月をもってサービス終了となりました。
チバテレミライチャンネル
「ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション」
8月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)、31日(土)12:30~
PFFアワード2022 入選
『最も無害で、あまりにも攻撃的』
監督:中田江玲
8月4日(日)、11日(日)、18日(日)、25日(日)12:30~
PFFアワード2023 審査員特別賞
『うらぼんえ』
監督:寺西 涼(新作『劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~』が8/9公開)
★視聴方法などはこちら↓
【ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション】
7月にニューヨークで開催された、北米最大の日本新作映画祭「ジャパンカッツ」で、昨年のPFFグランプリ受賞作『リテイク』(中野晃太監督)が、ネクスト・ジェネレーション部門で上映され、「大林賞」を受賞しました!
同賞は、ネクスト・ジェネレーション部門に選ばれた新進作家による作品の中から、映画監督の故・大林宣彦氏(1938-2020)にちなんで、最も優れた作品に授与される賞で、映画業界のプロフェッショナルからなる審査員が選出します。
昨年は、PFFアワード2023グランプリ受賞作『J005311』(河野宏紀監督)が同賞のスペシャルメンションを授与され、2年連続でPFFアワード作品が選出されました。
<審査員コメント>
「中野晃太監督の『リテイク』は、その独創性、シンプルさ、遊び心によって、太陽の光を浴びた軽快なティーン・コメディであると同時に、現実と虚構の間の曖昧な境界線についてのホン・サンス的な内省的瞑想でもあります。私たちは、この映画の粗削りで、心に響く演技(でも芝居がかった演技ではない)、そして、ほんの些細な選択が、映画全体に見られるさざ波のように、外へと波及していくことを気づかせてくれたことに感銘を受けました。」
]]>We’re thrilled to announce Kota Nakano’s RETAKE as the winner of this year's Obayashi Prize in our #JAPANCUTS’ Next Generation section! pic.twitter.com/6jawgooxBh
— Japan Society Film (@js_film_nyc) July 31, 2024
PFFが企画、製作、公開までトータルで映画をプロデュースする長編映画製作援助システム「PFFスカラシップ」。
この度、最新作となる、第28回PFFスカラシップ作品『道行き』の撮影が終了、9月7日(土)から開催の「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」にてお披露目することが決定しました。
本作を手掛けたのは、『おばけ』でPFFアワード2019グランプリを受賞し、フィルマドリッド(スペイン)最優秀賞受賞、全州国際映画祭(韓国)出品を果たし、世界がその才能に注目する中尾広道監督です。
主演は大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合)の藤原行成役で話題の渡辺大知さん。共演には本作が役者としては映画初出演となる、人形浄瑠璃文楽の人形遣いで重要無形文化財保持者(人間国宝)の桐竹勘十郎さん。本作は、3月に奈良県御所市、6月に岐阜県本巣市で撮影されました。
9月19日(木)夜に予定されているお披露目上映には、中尾広道監督と渡辺大知さんも来場予定。どうぞご期待ください!
第28回PFFスカラシップ作品
『道行き』
2024年/白黒/80分(予定)
監督・脚本・編集:中尾広道
出演:渡辺大知、桐竹勘十郎、細馬宏通、田村塁希、大塚まさじ
古い町に流れる時間がまだ見ぬ景色を連れてくる
奈良県御所市に代々暮らす梅本(桐竹勘十郎)が所有していた古民家を購入した駒井(渡辺大知)は、大阪から移住し改修工事を進めている。その様子を見に来る梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、駒井に大切な風景を思い出させる。そしてふたりの中で、旅の景色はゆっくりと広がっていく。
監督:中尾広道(なかお・ひろみち)
1979年生まれ、大阪市住吉区出身。2013年に友人の映画撮影を手伝ったことがきっかけで、自身でも映画制作を始める。2015年『船』ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード入選。2017年『風船』PFFアワード入選、オーバーハウゼン国際短編映画祭出品(ドイツ)。2019年『おばけ』PFFアワード グランプリ受賞、フィルマドリッド最優秀賞受賞(スペイン)、全州国際映画祭(韓国)出品など。2022年に奈良県御所市に移り住み、暮らしの中で見えてくる映画を探るように制作をしている。
「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」
日程:9月7日(土)~21日(土)
会場:国立映画アーカイブ ※月曜休館
「ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024」
日程:11月9日(土)~17日(日)
会場:京都文化博物館 ※月曜休館
今年で8回目となる、PFFと早稲田大学の講義「マスターズ・オブ・シネマ」とのコラボレーション授業が、7月6日(土)に行われました。
今回のゲストは、8月23日(金)より新作『箱男』が公開となる、石井岳龍監督。
ついに公開となる新作への想いはもちろん、自身の映画制作や、俳優との関係性など、映画づくりの神髄に迫るような貴重なお話を、約100分間にわたり伺いました。
『箱男』の公式サイトに、レポートが掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
【レポートはこちら】
PFF×早稲田大学「マスターズ・オブ・シネマ」
歴代来場ゲスト(敬称略)
2016年:石井岳龍
2017年:石井裕也、池松壮亮
2018年:阪本順治
2019年:鈴木卓爾、矢口史靖
2021年:塚本晋也
2022年:オダギリジョー
2023年:斎藤工
2024年:石井岳龍
9月7日(土)に開幕する「第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」。
"映画の新しい才能の発見と育成"をテーマに、1977年にスタートした映画祭です。メインプログラムであるコンペティション部門「PFFアワード」では、毎年若い自主映画監督の作品を紹介し続けており、これまでに180名を超える監督たちが、プロの映画監督としてデビューしました。
この「ぴあフィルムフェスティバル」の映画祭会場を私たちスタッフと一緒に運営してくださるボランティアスタッフを募集します。
毎年、学生の方、社会人の方など様々な方にご参加いただいています。お一人で応募される方もたくさんいます。
●普段は別の仕事をしているが、映画のイベントに携わってみたい
●学校や職場以外で、映画の話ができる友達をつくりたい
●映画業界に興味があるので、映画祭の裏側を覗いてみたい
●映画をつくる若手監督たちと話してみたい
●映画祭ならではのライブ感を、スタッフとして体感してみたい
などなど参加のきっかけは様々。
ぜひお気軽にエントリーして、あなた目線の気づきやアイデアで映画祭を盛り上げてください!
<応募~活動の流れ>
7月5日(金)~7月下旬:エントリー受付
※下記の応募フォームよりお申込みください。
※定員に達した場合は、早めに締め切らせていただく場合がございます。ご了承ください。
↓
面接:7月中旬~随時 エントリー内容による選考後、面接日程をご連絡します。面接実施後、順次採用させていただきます。
↓
8月随時―映画祭準備業務スタート
8月末―ボランティアオリエンテーション(会期中業務説明会)実施 ↓
―シフト決定
9月7日(土)~21日(土):映画祭会期
<募集概要>
【参加条件】
・9月7日(土)~21日(土)の映画祭会期中に、4日以上参加可能な方。
・1日8時間程度のシフトを予定しています。
・会期中に入れる方々と、事前の映画祭準備や広報活動も連動していきたく、7~8月にも数日間参加可能な方、大歓迎です。
※18歳未満の方は、保護者の方の承諾が必要です。
【日程と業務内容】
①映画祭準備(7月~9月) 場所:映画祭事務局(渋谷)
内容:
・チラシ発送などの事務作業
・ラインナップ発表会の業務補助
・映画祭会場搬入/搬出作業のサポート
・事前広報活動
など
②映画祭会期中(9/7~21)
場所:国立映画アーカイブ(京橋) ※月曜休館
内容:
・PFF招待受付ブースでのお客様対応
・チケットもぎり
・入場整理
・舞台照明操作
・ステージセッティング
・ステージ進行
・ゲスト対応 など
※シフト参加日数や経験を踏まえて、配属決定させていただきます。
ご希望に沿えない場合もございますので、ご了承ください。
【定員/締切】
定員:30名程度(予定)
締切:8月上旬 ※定員に達した場合、早めに締切させていただく場合がございます。ご了承ください。
【特典】
・シフト時間外での上映作品の鑑賞。※混雑回除く。ぜひ映画もたくさん観てください!
・オリジナルTシャツ贈呈
・公式カタログへのお名前掲載
・お弁当(1日1食)※シフト時間により1日2食の日もあり
・交通費(1日上限:1,000円まで)
【応募方法】
下記の応募フォームより、応募理由や参加可能日を入力し、ご応募ください。
エントリー内容での選考後、オンライン面接を経て、決定させていただきます。
募集についての不明点・ご質問などがございましたら、下記へご連絡ください。
映画祭事務局 担当:江村 TEL:03-5774-5296 メール:[email protected]
※ご応募に際しお預かりしました個人情報は、ボランティアスタッフ選考およびご本人へのご連絡、採用後の業務やイベント情報のご連絡のみに使用し、取り扱いには十分留意いたします。
映画祭「第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」
【会期】2024年9月7日(土)から21日(土)まで ※月曜休館
【会場】国立映画アーカイブ
毎月、TOKYO MX、チバテレミライチャンネルにて、PFFアワード入選作品を放送中!
2024年7月放送の作品が決定しました。
TOKYO MX
「~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション」
7月21日(日)15:00~(MX2での放送です)
PFFアワード2017 観客賞&ひかりTV賞
『あみこ』
監督:山中瑶子(新作『ナミビアの砂漠』が9/6公開)
★視聴方法などはこちら↓
【~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション】
※配信サービス「エムキャス」は、2024年6月をもってサービス終了となりました。
チバテレミライチャンネル
「ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション」
7月6日(土)、7日(日)12:30~
PFFアワード2017 ジェムストーン賞(日活賞)&映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)
『赤色彗星倶楽部』
監督:武井佑吏
★視聴方法などはこちら↓
【ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション】
9月7日(土)より開催となる、「第46回ぴあフィルムフェスティバル」のコンペティション「PFFアワード2024」の入選作品が決定しました。
今年の応募本数は、前年から135本増となる692本。16名のセレクション・メンバーによる、約4か月間の審査を経て、入選作品19本が決定しました。
今年は、最年少14歳を含む、18歳以下の監督による作品が3作品入選。監督たちの平均年齢も、昨年の26.1歳から、23.1歳と大きく若返り、新世代を感じさせる、驚きと期待に満ちた作品群となりました。
また5名のトップクリエイターで構成される、最終審査員も併せて発表します。
全19本の入選作品は、9月のPFF東京会場で2回、11月9日(土)からの京都会場で1回ずつ、スクリーン上映を行います。また、今年もU-NEXT、DOKUSO映画館でのオンライン配信を予定しています。
グランプリはじめ各賞は、9月20日(金)に行われる表彰式にて、最終審査員らにより発表されます。
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「PFFアワード2024」入選作品発表にあたって
PFFディレクター 荒木啓子
自主的に生み出される映画からの熱と想いを浴び、手間暇かかる創作がこれだけ続けられ完成されることが日常にある、その芳醇さに打たれ続ける、日々感嘆符ばかり並ぶ数か月を、16名のセレクション・メンバーと共に過ごした。
改めて、ゼロから映画を生み出す皆様に、敬意と、ご応募くださった感謝を伝えたい。
ありがとうございます。
延べ3日間に渡るセレクション会議では「映画制作映画」の増加が話題になった。アフターコロナを象徴しているのではないかという説には皆頷いた。入選作品の少なからずが映画制作の映画となったことは偶然ではあるが、「映画制作」というものが象徴する“何か”を観客と共に言語化していきたいと感じている。また、本年は、アニメーション作品の増加も目立った。アニメーションやVFXがあることが当たり前、特別ではない世界を実感している。そして、10代の生み出した作品の、映画への純粋な憧れに、襟を正した。
入選19作品は、「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」のスクリーン上映と配信とで多くの方に体験いただけるよう、準備を始めた。9月の東京、11月の京都でのスクリーン上映は、一期一会の場となるので、是非多くの方にご参加いただけることを願っている。
長編・中編・短編、フィクション・アニメーション・ドキュメンタリー、と、あまりに多彩な19作品がラインナップされることになったコンペティション「PFFアワード2024」。本年の最終審査員5名から9月20日(金)に発表されるグランプリほか各賞も、会場の皆様の投票で決定する観客賞も全く予想がつかないが、19作品を初めて体験くださる観客の皆様の心に刻まれる一作との出会いを想像し、映画祭準備をすすめていく。いま、を紹介するコンペティション部門「PFFアワード」と、映画130年の歴史を網羅する「招待作品部門」で、映画に浸る13日間を計画中。
最後に、下記1次通過作品の中でも、議論の沸いた作品をご紹介したい。
『うどを植える』『ORLIK』『カフェヨージク』『奇祭』『cycle』『ザ映画ウーマン』『自室境界 END-2』『死神は待ってくれる』『青山』『生の喜び生きる喜び』『双翅軍雷攻』『NEORIGIN』『目の中の時間』『よそ者の会』(作品名五十音順)
そして『相談』『本音と建前は嘘と真実』の2作は、特に強い推薦者があったことを伝えたい。
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■「PFFアワード2024」入選作品
※作品名五十音順。年齢、職業・学校名は応募時のものです。
『I AM NOT INVISIBLE』24分
監督:川島佑喜
(21歳/東京都出身/武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科)
『アイスリンク』10分
監督:王 紫音
(23歳/中国出身/清華大学美術学院)
『秋の風吹く』63分
監督:稲川悠司
(26歳/愛知県出身/フリーター)
『あなたの代わりのあなた展』18分
監督:山田 遊
(28歳/東京都出身/劇団主宰)
『Into a Landscape』2分
監督:山中千尋
(30歳/兵庫県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科 アニメーション専攻)
『END of DINOSAURS』28分
監督:Kako Annika Esashi
(26歳/アメリカ出身/国連職員)
『季節のない愛』84分
監督:中里有希
(22歳/山形県出身/東北芸術工科大学 デザイン工学部)
『鎖』21分
監督:杜 詩琪
(25歳/中国出身/武蔵野美術大学大学院 映像・写真コース)
『これらが全てFantasyだったあの頃。』72分
監督:林 真子
(27歳/兵庫県出身/会社員)
『さようならイカロス』107分
監督:田辺洸成
(20歳/福岡県出身/青山学院大学 総合文化政策学部)
『さよならピーチ』124分
監督:遠藤愛海
(22歳/静岡県出身/京都芸術大学 芸術学部 映画学科)
『サンライズ』24分
監督:八代夏歌
(18歳/愛知県出身/愛知県立旭丘高等学校 美術科)
『正しい家族の付き合い方』17分
監督:ひがし沙優
(14歳/大阪府出身/中学生)
『ちあきの変拍子』31分
監督:白岩周也、福留莉玖
(18歳、17歳/鳥取県出身/米子工業高等専門学校 放送部)
『チューリップちゃん』18分
監督:渡辺咲樹
(22歳/宮城県出身/東北芸術工科大学 デザイン工学部)
『分離の予感』64分
監督:何 英傑
(25歳/中国出身/武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科)
『松坂さん』39分
監督:畔柳太陽
(25歳/愛知県出身/フリーター)
『よそのくに』9分
監督:尾関彩羽
(21歳/愛知県出身/名古屋学芸大学 映像メディア学科)
『わたしのゆくえ』23分
監督:藤居恭平
(32歳/滋賀県出身/会社員)
グランプリほか、各賞の行方はいかに?
■最終審査員
※五十音順/敬称略
小田 香(フィルムメーカー/アーティスト)
おだ・かおり|1987年、大阪府生まれ。2016年映画監督タル・ベーラ指揮によるfilm.factoryプログラム博士課程修了(第1期生)。ボスニアの炭鉱を主題とした映画『鉱 ARAGANE』(15)で山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門特別賞受賞。ユカタン半島の洞窟泉を撮影した映画『セノーテ』(19)で第一回大島渚賞受賞、芸術選奨新人賞受賞。最新中編『GAMA』(24)はMoMA Doc Fortnight、Cinéma du réel、Festival du cinéma de Brive(SFCC批評家賞)など国内外の映画祭で上映された。
小林エリカ(作家/アーティスト)
こばやし・えりか|目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説「最後の挨拶His Last Bow」、「トリニティ・トリニティ・トリニティ」、「マダム・キュリーと朝食を」、コミックに「光の子ども 1-3」(リトル・モア)他。近刊は「彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!」(筑摩書房)と、音楽家寺尾紗穂との朗読歌劇作品にもなった「女の子たち風船爆弾をつくる」(文藝春秋)。
高崎卓馬(クリエイティブ・ディレクター/小説家)
たかさき・たくま|1969年、福岡県生まれ。電通ジャパン所属。2024年には3度目になるJAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞など、国内外の広告賞の受賞多数。第76回カンヌ国際映画祭で、役所広司が最優秀男優賞を受賞した映画『PERFECT DAYS』(23)では、ヴィム・ヴェンダースと共同脚本・プロデュースを担当。著書に、小説「はるかかけら」、「オートリバース」(中央公論新社)や絵本「まっくろ」(講談社)などがある。毎週金曜深夜J-WAVE「BITS&BOBS TOKYO」ではMCを担当。
仲野太賀(俳優)
なかの・たいが|1993年、東京都生まれ。2006年、俳優デビュー。映画『すばらしき世界』(21)で日本アカデミー賞助演男優賞などを受賞。近作にドラマ 連続テレビ小説「虎に翼」、「拾われた男」、映画『笑いのカイブツ』(23)、『熱のあとに』(23)など。7月放送のドラマ「新宿野戦 病院」(フジテレビ系)で W主演するほか、舞台『峠の我が家』(10月25日~東京公演)に主演、11月1日公開の映画『十一人の賊軍』でW主演。26年 1月スタートの大河ドラマ『豊臣兄弟!』では主人公の豊臣秀長役に抜擢。
吉田恵輔(映画監督)
よしだ・けいすけ|1975年、埼玉県生まれ。自主映画を制作する傍ら、塚本晋也監督作品の照明を担当。2006年『机のなかみ』 で長編映画監督デビュー。オリジナル脚本作品に『純喫茶磯辺』(08)、『さんかく』 (10)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』 (13)、『麦子さんと』 (13)、『犬猿』(18)、『BLUE』、『空白』(21)、『神は見返りを求める』(22)。漫画を原作とした『銀の匙』 (14)、『ヒメアノ~ル』 (16) 、『愛しのアイリーン』(18)も監督している。最新作『missing』が公開中。
■1次審査通過作品
※作品名五十音順。
『イーちゃんとだいすきなママ』 監督:張 恩
『うどを植える』 監督:阿部修一郎
『ELRATHIA エルラシア』 監督:田口慧震
『折にふれて』 監督:村田陽奈
『ORLIK』 監督:haiena
『_____』 監督:佐治千絵梨
『カフェヨージク』 監督:荒木賢介
『奇祭』 監督:榊原 滉
『君は君でいい』 監督:大場丈夫
『きれいなわたし』 監督:柿山いづる
『cycle』 監督:遠藤友花
『ザ映画ウーマン』 監督:段 昊
『RUST』 監督:李 心悦
『醒めざらましを。』 監督:田川月乃
『自室境界 END-2』 監督:高橋祐亮
『死神は待ってくれる』 監督:木下一心
『手話通訳付き映画「リリカとマリア」』 監督:花村美緒
『スマホの中のエイリアン』 監督:川中玄貴
『青山』 監督:WENG YUJUN
『生の喜び生きる喜び』 監督:ソン・ヨンソン
『双翅軍雷攻』 監督:塩原 璧
『相談』 監督:張 曜元
『そんな思い出』 監督:渡辺拓真
『脱走』 監督:寺岡慎一郎
『立てば転ぶ』 監督:細井じゅん
『長い休暇』 監督:楊 宇安
『なつやすみ』 監督:川田 淳
『NEORIGIN』 監督:陳 冉
『花の間』 監督:佐藤そのみ
『パノラマ』 監督:難波弘二
『春一番』 監督:髙田恭輔
『ひみつきちのつくりかた』 監督:板橋知也
『ブルーラブレター』 監督:大光明未
『本音と建前は嘘と真実』 監督:相馬大輝
『まだまだ』 監督:NEO SHAUN
『まなざし、まなざす』 監督:吉本ちひろ
『マミーへのラブレター』 監督:長村ひかり
『目の中の時間』 監督:山崎夏穂
『よそ者の会』 監督:西崎羽美
『ヨビとアマリ』 監督:比留間未桜
『わたしの頭はいつもうるさい』 監督:宮森玲実
■セレクション・メンバー
※五十音順/敬称略
荒木啓子(PFFディレクター)
植木咲楽(映画監督)
大久保 渉(ライター/編集者/パブリシスト)
折田侑駿(ライター)
木村奈緒(ライター/美術学校スタッフ)
久保田ゆり(PFFスタッフ)
竹中翔子(映画館支配人)
長井 龍(映画プロデューサー)
中根若恵(映画研究者 )
中山洋孝(会社員)
新谷和輝(ラテンアメリカ映画研究者)
原 武史(レンタルビデオ店スタッフ)
髭野 純(映画プロデューサー)
宮城 伸(クリエイティブプロダクション社員)
森川和歌子(映画人材育成事業スタッフ)
湯川靖代(映画配給会社代表)
和島香太郎(映画監督)
■入選作品/応募作品データ
<入選作品データ>
【入選数】19本
【年齢】平均:23.1歳/最年少:14歳/最年長:32歳
【作品時間】平均:40.9分/最短:2分/最長:124分
<応募全体データ>
【応募数】692本
【年齢】平均:30.5歳/最年少:9歳/最年長:80歳
【作品時間】平均:33.4分/最短:1分/最長:172分
「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」
日程:9月7日(土)~21日(土)
会場:国立映画アーカイブ ※月曜休館
「ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024」
日程:11月9日(土)~17日(日)
会場:京都文化博物館 ※月曜休館
【関連ニュース】
映画の未来はやっぱり明るい!「PFFアワード2024」応募数、17年ぶりに約700本。25歳以下が約153%増!18歳以下は倍増!
「第46回ぴあフィルムフェスティバル」のメインプログラム、コンペティション「PFFアワード2024」の入選作品を、7月3日(水)18時に公式サイトにて発表します。
今年の応募本数は、前年から135本増となる692本。
約4か月間にわたり、16名のセレクション・メンバーによる審査を行いました。
■1次審査(3月中旬~5月上旬)
「1作品を3名以上が必ず最初から最後まで、1分1秒も漏らさず観る」というルールのもと、692作品をセレクション・メンバーで手分けして鑑賞しました。
1次審査会議では、各作品を観たメンバーで合議を行い「1次通過作品」を決定します。
■2次審査(5月上旬~6月下旬)
セレクション・メンバー全員が「1次通過作品」を鑑賞後、2次審査会議を丸2日間にわたって実施。
多数決ではなく、各メンバーが個々の作品への考えを述べ、徹底的に討議を重ねる、白熱した会議になりました。
最終的なプログラミングは、PFFディレクターに委ねられ、入選作品が決定します。
7月3日(水)の入選作品発表を皮切りに、映画祭のラインナップを随時発表してまいります。お楽しみに。
「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」
日程:9月7日(土)~21日(土)
会場:国立映画アーカイブ ※月曜休館
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毎月、TOKYO MX、チバテレミライチャンネルにて、PFFアワード入選作品を放送中!
2024年6月放送の作品が決定しました。
TOKYO MX
「~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション」
6月16日(日)15:00~(2本立て上映)
PFFアワード2012入選
『あの日から村々する』
監督:加藤秀則
PFFアワード2022エンタテインメント賞(ホリプロ賞)
『水槽』
監督:中里有希
★視聴方法などはこちら↓
【~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション】
※エムキャスから、PCやスマホでも観れます!
チバテレミライチャンネル
「ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション」
6月1日(土)、8日(土)、15日(土)、22日(土)、29日(土)12:30~
PFFアワード2017入選
『円の網』
監督:本村花菜
6月2日(日)、9日(日)、23日(日)、30日(日)12:30~
PFFアワード2021審査員特別賞
『豚とふたりのコインランドリー』
監督:蘇 鈺淳(新作『走れない人の走り方』が公開中)
★視聴方法などはこちら↓
【ミライの巨匠たち~PFFアワード・セレクション】
2022年に劇場公開された、第27回PFFスカラシップ作品『裸足で鳴らしてみせろ』と、第25回PFFスカラシップ作品『猫と塩、または砂糖』の2作品が、本日5月23日(木)より、U-NEXTにて独占配信がスタートしました。
『裸足で鳴らしてみせろ』は、PFFアワード2018グランプリ受賞作『オーファンズ・ブルース』の工藤梨穂監督が描く青春映画。
オランダのロッテルダム国際映画祭を皮切りに、数々の海外映画祭に招待され、インドネシアのジョグジャNETPACアジアン映画祭でNETPAC賞、また、第36回高崎映画祭で新進監督グランプリと最優秀新進俳優賞(佐々木詩音&諏訪珠理)、日本映画批評家大賞でゴールデン・グローリー賞(風吹ジュン)を受賞し、国内外で高く評価されました。工藤監督は、新作『オーガスト・マイ・ヘヴン』が今後、新しい配信プラットフォーム「Roadstead」で販売予定です。
『猫と塩、または砂糖』は、『食卓』でPFFアワード2016グランプリを受賞した、小松孝監督によるホームコメディ。
元ニートの40歳新人監督(当時)の小松監督の、常識にとらわれないぶっ飛んだ世界観と、画面の隅々にまでこだわった緻密な演出で、何度も劇場に足を運ぶディープなファンが続出。主人公の母親を演じた宮崎美子さんの怪演や、2022年に解散したアイドルグループ「NILKLY」の主題歌起用も話題になりました。
『裸足で鳴らしてみせろ』『猫と塩、または砂糖』、U-NEXTで独占配信中
配信日時:5月23日(木)0時から~ / 料金:399円(税込/1本あたり)
第27回 PFFスカラシップ作品
『裸足で鳴らしてみせろ』2021年/カラー/128分
監督・脚本:工藤梨穂
出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン
プロデューサー:天野真弓/ラインプロデューサー:仙田麻子/撮影:佐々木靖之/音響:黄 永昌/音楽:藤井草馬/美術:柳 芽似/アクションコーディネーター:園村健介/編集:山崎 梓/主題歌:soma「Primula Julian」
第25回 PFFスカラシップ作品
『猫と塩、または砂糖』2020年/カラー/119分
監督・脚本・編集:小松 孝
出演:田村健太郎、吉田凜音、諏訪太朗、池田成志、宮崎美子
プロデューサー:天野真弓/ラインプロデューサー:仙田麻子/撮影監督:竹山ニコラス/美術:安藤秀敏、菊地実幸/録音・整音:坂元 就/音楽:田中紘治/主題歌:NILKLY「Fact or Fable」
⇒⇒【『猫と塩、または砂糖』を観る(U-NEXT)】
石井裕也『川の底からこんにちは』、内田けんじ『運命じゃない人』、荻上直子『バーバー吉野』など
歴代PFFスカラシップ作品、各プラットフォームで配信中!
<現在配信中の主なPFFスカラシップ作品> ※年は制作年
2017年 『サイモン&タダタカシ』 監督:小田 学
2012年 『HOMESICK』 監督:廣原 暁
2011年 『恋に至る病』 監督:木村承子
2010年 『家族X』 監督:吉田光希
2009年 『川の底からこんにちは』 監督:石井裕也
2008年 『不灯港』 監督:内藤隆嗣
2007年 『パーク アンド ラブホテル』 監督:熊坂 出
2006年 『14歳』 監督:廣末哲万
2005年 『水の花』 監督:木下雄介
2004年 『運命じゃない人』 監督:内田けんじ
2003年 『バーバー吉野』 監督:荻上直子
2002年 『BORDER LINE』 監督:李 相日
2002年 『IKKA:一和』 監督:川合 晃
1992年 『二十才の微熱』 監督:橋口亮輔
※U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、ABEMAなど、各種プラットフォームで配信中。(2024年5月20日現在)
配信作品と配信期間は、各プラットフォームにより異なります。
昨年のPFFグランプリ受賞作『リテイク』が、4月18日(木)に開幕した「第14回北京国際映画祭」に招待され、「映画的な美学に注目すべき作品」としてパノラマ部門ディメンションで上映されました。【『リテイク』紹介ページ】
北京国際映画祭は、上海国際映画祭と並ぶ中国を代表する国際映画祭で、昨年同じパノラマ部門のFORWARD FUTUREにて、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)が上映され、審査員特別賞を受賞しました。
今回、中野晃太監督も北京に渡航し、上映後のトークに参加。若い観客で埋まった客席から多くの質問があがり、刺激的な体験になったようです。
■中野晃太監督コメント
「あんなに大きな会場(満席!)とは思ってなかったので本当に驚きました。質問や感想からも北京の方々の映画への熱意も伝わり、思い出深い日々となりました。」
一方、準グランプリ受賞作『ふれる』は、フランス中部で開催された「ブリーヴ中編映画祭」で上映されました。【『ふれる』紹介ページ】
ブリーヴ中編映画祭は、フランス映画監督協会と美しい古都ブリーヴ市が主催する、上映時間が30分から60分までの中編作品だけを上映する、珍しい映画祭です。
残念ながら、髙田恭輔監督の現地入りは叶いませんでしたが、出口アンケートでの観客の反応はとてもよかったそうです。
映画祭会場の写真が届きましたのでご紹介します。
ブリーヴ中編映画祭では、子供たちのための「スクール・セッション」というプログラムを実施しており、毎朝いろいろな小学校の子供たちが、先生に引率されて、バスで映画祭に参加しに来るそうです。
PFFでは、PFFアワード入選作品やPFFスカラシップ作品を、積極的に海外映画祭に紹介し続けています。
監督たちは、海外映画祭に参加することにより、より多くの映画人や世界の観客との交流を体験しています。
2024年5月より、日本航空(JAL)の国際線および国内線の機内エンターテインメントにて、PFFアワード受賞作品の上映がスタートします。
今回上映されるのは、「PFFアワード2023」で最終審査員の石井裕也監督らが絶賛し、557本の応募作の中からグランプリに選ばれた『リテイク』をはじめとする、受賞作6本。上映作品は、今後定期的に入れ替わる予定です。
PFFではこれまで、毎年9月に開催する映画祭での上映に加え、全国での映画祭開催、海外映画祭への出品、U-NEXTやDOKUSO映画館でのオンライン配信、TOKYO MXや千葉テレビでのテレビ放送など、さまざまな形で「PFFアワード」入選作品を多くの人に届けてきました。そして今回、JALでの機内上映という新しいチャネルが加わります。
日本航空株式会社には、2024年4月より一般社団法人PFFの特別賛助会員として、「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマにしたPFFの活動をご支援いただくことになりました。日本の映像文化の発展に貢献するために、今回の機内上映を通して、新たな才能との出会いの機会を創出していただきます。
ぜひ、2社によるこの新たな試みにぜひご注目ください。
【上映開始時期】
2024年5月よりスタート ※今後、上映作品は定期的に入れ替わる予定
【対象便】
日本航空(JAL)の国際線および国内線の機内エンターテインメント(一部、機材除く)
【上映作品】
『リテイク』
監督:中野晃太
『ふれる』
監督:髙田恭輔
『うらぼんえ』
監督:寺西 涼
『完璧な若い女性』
監督:渡邉龍平
『じゃ、また。』
監督:石川泰地
『移動する記憶装置展』
監督:たかはしそうた
いよいよ、今週末4月27日(土)からスタートする、今年のゴールデンウィーク。
大型連休を前に、U-NEXTとDOKUSO映画館にて、昨年の映画祭で上映した「PFFアワード2023」入選作品の見放題配信がスタートしました。
また、TOKYO MXでは、5月5日(日)、6日(月・祝)に入選作5本を一挙放送。さらに、5月のチバテレミライチャンネルの放送作品も決定しました。
連休中も、オンライン配信やテレビ放映で、PFFアワード作品をお楽しみください!
「PFFアワード2023」入選作品、見放題配信スタート
今回配信となるのは、先日フランスで開催された、ブリーヴ国際中編映画祭の国際コンペ部門に選出された、髙田恭輔監督の『ふれる』や、昨年12月公開の『ホゾを咬む』で劇場デビューを果たした、髙橋栄一監督の『サッドカラー』など、全16作品。
<配信作品リスト>
『移動する記憶装置展』監督:たかはしそうた 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『うらぼんえ』監督:寺西 涼 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『完璧な若い女性』監督:渡邉龍平 【DOKUSO映画館】 ※DOKUSO映画館のみの配信
『サッドカラー』監督:髙橋栄一 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『Sewing Love』監督:許 願 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『ただいまはいまだ』監督:劉 舸 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『ちょっと吐くね』監督:大野世愛 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『逃避』監督:山口真凜 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『鳥籠』監督:立花 遼 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『肉にまつわる日常の話』監督:石川真衣 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『ParkingArea』監督:増山 透 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『不在の出来事』監督:川口淳也 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『Flip-Up Tonic』監督:和久井 亮 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『ふれる』監督:髙田恭輔 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『また来週』監督:ハインズ麻里子 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
『USE BY YOUTH』監督:高木万瑠 【U-NEXT】 【DOKUSO映画館】
TOKYO MX、5月5日(日)、6日(月・祝)の2日間、5作品を一挙放送!
※エムキャスから、PCやスマホでも視聴可能!
▼5月5日(日)13:00~
PFFアワード2022入選
『ふちしすこ』監督:亀井史興
▼5月6日(月・祝)12:00~
PFFアワード2018審査員特別賞
『19歳』監督:道本咲希
PFFアワード2022審査員特別賞
『the Memory Lane』監督:宇治田 峻
▼5月6日(月・祝)14:00~
PFFアワード2022審査員特別賞
『幽霊がいる家』監督:南 香好
PFFアワード2020入選
『フィン』監督:小池 茅
チバテレミライチャンネル、5月の土曜&日曜の放送作品決定!
▼5月4、11、18、25日(土)12:30~
PFFアワード2023準グランプリ
『ふれる』監督:髙田恭輔
▼5月5、12、19、26日(日)12:30~
PFFアワード2018入選
『シアノス』監督:松本 剛