「FFmpeg 3.0」リリース
オープンソースのマルチメディアフレームワーク「FFmpeg」開発チームは2月15日、最新安定版となる「FFmpeg 3.0」(コードネーム「Einstein」)をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。
FFmpegは音声や動画などマルチメディアコンテンツのデコード/エンコード、フォーマット変換、mux/demux、ストリーム、フィルタなどの機能を備える。さまざまなファイルフォーマットに対応し、WindowsやMac OS X、Linuxs、各種BSD、Solarisなどをサポートする。libavcodec、libavutil、libavformat、libavfilter、libavdevice、libswscale、libswresampleなどのライブラリを持ち、コマンドラインツールの「ffmpeg」のほか、マルチメディアストリーミングサーバー「ffserver」、マルチメディアストリーミングサーバー「ffserver」、SDKとFFmpegライブラリベースのメディアプレイヤー「ffplay」、マルチメディアストリームアナライザー「ffpfobd」といったツールが提供される。
FFmepg 3.0は、2013年7月に公開されたFFmpeg 2.0に続くメジャーバージョン。ネイティブAACエンコーダーを強化し、libaacplusとlibvo-aacencを削除した。Windows版ではMicrosoft DXVA2 VP9デコードが可能となり、ネイティブのAACエンコーダーも強化した。フィルタも多数導入されている。
これらに加えて、不具合を修正し、libavutilなどの周辺ライブラリも更新されている。
FFmpeg
https://www.ffmpeg.org/