楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(週報)20241209

 とある所で教えてもらった「僕のヒーローアカデミア」。特殊能力のことを、この漫画では「個性」と呼びます。人類の約8割が個性を持つ世の中になっているのですが、そういった特殊能力を持たない人を無個性と呼んでいます。切ないのですが、その無個性の少年がいろいろあってヒーローになって行く物語です。個性複数持ちとかでてくる所あたり、ワンピースの能力複数持ちとかに通じるものがありますね。ジョジョもスタンドはひとりひとつですが、キラークイーンの他にシアーハートアタックがあったりしたし、ジャンプの王道か。
 個性を、人のために活かすヒーローと、個性を悪用するヴィランの戦いが主な話です。物語が随分進んだ中で、ヒーローが個性を失うという恐ろしい薬を打たれるという設定が出てくるのですが、それをヴィランに打てばいいじゃん、とずっと思っています。

【今回の言葉】
-----------------------------------------
「元気とユーモアのない社会に、明るい未来はやってこない」
       (ナイトアイ 僕のヒーローアカデミアから)
-----------------------------------------
 この言葉は、私の考えにぴったりですね。
 わたしが以前作った部門の「会議のグランドルール」にも、笑いを忘れずに、って書いてあったと思います。
 どんなシチュエーションやデスマなプロジェクトでも元気とユーモアがあると気が休まるものではないでしょうか。私だけ?
 まぁ、最近は働き方改革法案のお陰でデスマとかもすくないと思いますが。

 他にも「世の中、笑ってるやつが一番強いからな」という志村菜奈のセリフもあります。今お前は笑えてるのか?と爆豪も言っていました。
 そうです!ヒーローはいつも笑っているのです!!

-----------------------------------------
【その他】
-----------------------------------------
◯ジョブ型人材マネジメント
 実は、私は好きではありません。最近読んだ本での表現では、パズル型という物がありました。わかりやすく言えば、会社の事業方針、ビッグピクチャーが一つの絵となって、それがジグソーパズルになっており、そこにハマるピースを求める、というものがなんかジョブ型に似ているな、と。そう考えてしまうと、あまりモチベーションは上がりません。会社の言い方としては、戦略実現に必要な適時適所適材を進め、ということななので、パズル型とも受け取れますよね。で、社員はキャリア自律と専門性を高める、ということなので、会社の適時適所適材に合わせたピースになるために自分で頑張れ、ということなのでしょうか。でもそれではダイバーシティ、多様な人材、とは相容れない方針になってしまいます。
 ジグソーパズルを会社主導から、本人主導にシフトっていうと、このピースどこにハマるかな、ってやってたものを、ピース自身が私どこにハマるかな、って探すとか、あそこにハマりたいから私の形変えなきゃ!ってなる、ってことですかね。そう考えると余計にネガティブになってきます。
 同じパズル型でも、例えば組木細工のようなパズルのようなものならよいですね。
https://www.dougukan.jp/event/kumiki_rittai_202403
色んなパーツがあって、それを組み合わせることで一つ完成する。それなら許せます。
 ただ、人はそんなに形の明確なものではないので、アメーバ型の組織みたいなのが良いと思いいます。京セラ社長だった稲盛和夫氏の進めたアメーバ経営。

https://i.pinimg.com/originals/98/92/d6/9892d61757f1d0c4d599056ab6edc524.png


こっちのほうが好きかな。私は、人の強みをのばして、生き生きと働きたい、と言う考えなので、ちょっと時代とは合わないかも。

○コーチは教えないというけれど
 教えるのはティーチングだ、ともいいますね。もちろん、部下の育成に対してコーチングが万能というわけではないので、場面によっては「教える」ことも必要です。が、ここで取り上げる話では、「教えない」にそれを超えた関わりの可能性があると言います。
 ある人は言います。
 「自分の人生さえコントロールが難しいのだから、いわんや部下の人生になんて責任取れないと思うんです。だから、自分のことは自分で責任取ってね、と部下にも常々言っています」
 冷たい上司だと思いますか?だけど、この方、360度サーベイなどやると、ものすごく信頼されていることがわかるそうです。部下の人の言葉です。
「○さんほど話を聞いてくれるリーダーに、これまで出会ったことがない。彼は、僕の話を聞いてくれるだけではなく、自分の考えも明確に話してくれる。僕らは時に反対の意見を持つこともあるが、お互いに方向性を合わせるために話し合うことができる。そして方向性を握った後は、彼は決して僕のやり方に踏み込んでこない」
 他者の課題に土足で踏み込むことはしない、なんかすごい。そこには「部下の成長を信じるしかない」として、部下にリーダを委ねることから始まったというが、部下を信じて任せる、部下の課題は部下の課題として扱う、自分は口を出したり、手を出したりしない、という「教えない」スタイル。
 決して冷たいわけではないのです。言い換えれば、課題は分離しても、関係性は分離しない、ということか。むしろ一層耳を傾ける。
 ちょっとバージョンアップできそうです。

◯今日の音楽
 今日は大阪に出張ですが、出先についたときにかかっていた曲はEarth Wind and FireのGratitude から、Yearnin' Learnin'でした。
 このグループのライブはマジックショーみたいですごい、という噂がありましたが、観ずにモーリス・ホワイトはなくなってしまった。YouTubeでも動画を探してみたけど見つからず…

◯今日の短歌
 出張で 週報出すの やめよかな 待ってる人も いるとも思えば

Gratitude

Gratitude

Amazon

 

今週の音楽(20241218)

今週はこんな感じでした。

最近、この話題をアップするのを怠っておりました。特にこれというわけではなく、あくまでもランダムプレイです。家ではMusicBeeというアプリを使って聴いているのですが、オートDJの機能で結構細かい指示ができます。再生回数0で、ジャンルに「Rock」が含まれるもの、とか。

 出先ではAndroid アプリで、PowerAmpというものを使っています。色々試したのですが、アルバム単位でシャッフルプレイできるものがなかなか見つからなかったのです。以前使っていたアプリはさらに再生回数の指定までできたので重宝してたのですが、動かなくなって乗り換えました。

 アルバム単位でシャッフルできるのが私のプレイヤーに対するこだわりなのです。アルバムの収録曲順ってミュージシャンのこだわりじゃないですか。きっと。いろんなプレイヤーはパーティーシャッフルだなんだって、あるんですが、曲順めちゃくちゃになるんですとね。PowerAmpは、再生回数でフィルタできるともっといいのですが。なんせ19,000曲くらい入れているので、まんべんなく聴きたいわけで、再生回数をリセットしてから、再生ゼロ回のものを選んで聴きたいのですが、それができなくて、なんだか最近あまりかかっていない曲、みたいな条件だったりする。

 なにかおすすめのプレイヤーがあったらご推薦をお願いいたします。

 ということなので、アルバム一枚に収録された曲数が多いと、このランキングにはいりやすくなります

 

(週報)20241202

 引き続き腰痛です。横隔膜と肝臓の癒着とか言われています。日常生活は送れるようになったのですが、常に腰に違和感や不快感、たまに痛みを感じています。

【今回の言葉】
-----------------------------------------
「恥をかいても良いと思ってこそ、恥の意識から脱却できる。」
                     (平尾誠二)
-----------------------------------------
 人前で話すときって緊張しますよね。でもそれってなんでか、って考えると、失敗したら恥ずかしいとか、負けてはいられない、とか、ミスしたら恥だという意識を持ってるからだと思うんですよね。
 ミスしたって恥ずかしいことなんてないし、ミスしない人なんてそうそういないしミスしないように十分に準備しておくのも良いし。
 ローリスクからハイリターンは得られない、そう考えると、ミスをしたって、恥をかいたって別にいいじゃん、リスクをとるのは(個人的に)かっこいいと思っています。色んなところで、日本は「ミスを恐れる国民性」だと言われます。勝ちたい、という気持ちよりも、失敗したくない、みたいな意識がどうしても先に立つので、サッカーで言えば決定力不足、ということになるのだ、と平尾誠二は言っています。
 失敗を経験してこそ強くなれると思います。失敗をすること、ミスをすること自体は決して恥ずかしいことではないですし、むしろ成長するために非常に大切なことだと思います。失敗の中から学ぶことは多いです。なので、失敗を恥だと思わず、次への糧を得た、と思えばよいのです。
 そういったことからか、世の中では「失敗の科学」という本が売れてます。また、アインシュタイン他の偉人と呼ばれる人はみな、「失敗したことがないという人は、挑戦したことがないということだ」といった言葉を残しています。

 失敗と言えば、ちなみにタイトルだけで気になっている本があります。
「ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた」
 なんか自分でも書けそうな気もするけど(笑)

-----------------------------------------
【その他】
-----------------------------------------
◯主体性と自主性
 一部で話題の吉井理人(現千葉ロッテマリーンズの監督)は、コーチングの勉強をするために、MLBから日本に帰ってきたあとに筑波大学に学んだ、と聞いている。そのたの経験を踏まえ、コーチングの本を多数出版しているが、その中の「機嫌のいいチームをつくる」の中にこれが書かれているらしい。
 ここに書かれているものを乱暴に解釈すると、「主体性」とは、どんなことも鵜呑みにせずに自分で考え、自分とチームのために最善の行動を選んで未来に向けて進んでいくマインドセット。「自主性」は、コーチや監督、会社であれば上司や経営陣から言われたことに進んで従い、それによって成果を上げようとするメンタリティ。
 さてどちらが重要か。
 まぁもちろん「主体性」ですよね。
 昨今のキャリアオーナーシップも、キャリアについて「主体的」に考え、自らのキャリアを自らが作っていく、と言われています。ここでいくら自主性が高くてもねぇ。。。
 他に似た言葉で「自律性」というのもある。自律は、ほかからの指図や干渉によらず、自分の決めた規範やルールに従って自分で判断し、行動するといわれる。自主性→主体性→自律性でしょうかね。
 もう一個言うと自発性。自分の内部から発した衝動で行動するのだから、その後は自律性につながるんでしょうね。
 こういった力を持っていると、変化の激しいVUCAな現代へもスピーディに対応していけるんでしょうし、チームプレイにおいてもチーム力の向上に寄与するのだと思います。

○ひらがなで書くべき言葉
 週報を書いていても思うのですが、漢字変換を使うせいか、いろんな漢字を使ってしまっています。が、わかりやすい文書を書くためには、いろいろな配慮があり、適切にひらがなを使うべき言葉があります。
 今回はおまけとして皆さんにひらがなで書くべき言葉の一覧と、そこに生成AIに聞いたその理由を付記したものを添付にて展開いたします。これで皆さんの文書の日本語レベルが少し上がるはずです!

◯今日の音楽
 今朝、自席についたときにかかっていた曲は、12月に来日公演のあるJudas Priestの新作「Invincible Shield」からGates of Hellでした。
 ギターを弾く人ならわかると思いますが、ギターってピックで弦を弾いて音を出すのですが、上から下へ弾くダウンピッキングと、取って返して下から上へ弾くアップピッキングがあります。これを上下上下と繰り返せばデケデケと16分音符なども楽なわけですが、Metallica、Judas、おまけにGreendayなどは多くの曲でリフをダウンピッキングだけで弾くのです。そりゃー大変ですよ。ギター弾かない人もこういうことかな、って一度真似してみて下さい。ピッキングする腕が大変なことになります。
 が、彼らはダウンピッキングにこだわります。そのほうが強い音がでるからで。Michael Schenkerが強いチョーキングを行うために、小指を使わないのと同じこだわりです。
 なので、こういったバンドのギタリストの二の腕はドラマーかと思うくらい太かったりします。
 ちなみにJudas Priestは結成50年なので、ボーカルのロブ・ハルフォードは73歳だったりします。すごいパワーだ。

◯今日の短歌
 ストーンズを 見れば自身の 若輩(じゃくはい)を おもうだけでは 何も動かず
 The Rolling StonesのMick Jaggerは80歳超えています。それに比べれば自分はまだまだペーペーなのに、歳を理由に何もしない、そんなことでよいのだろうか、という気持ちを詠んでみました。
 Stonesも大麻不法所持などをやらかしていたので、日本には来られないだろうと言われていましが、1990年初来日を果たしました。当時、職場の先輩が、そのライブの土産にTシャツを買ってきてくれたことをよく覚えています。でもこれしかなかった、と、小柄な私にLサイズを買ってきてくれました。後輩思いだ。

 

 

(読了)スワン

呉勝浩著
 読んだことのない作家の本を読んでみたいと思い、アマゾンをぶらつき見つけた作家である。
 読後感からすれば、かなりモヤモヤしている。そもそも私は悪意のある話はあまり好きではない。この小説でも悪意を持っていじめられる女子高生の話とか、マスコミに悪意を向けられる話とか、それに煽られて悪意に満ちた世論とか、そんなのがでてくるともうだめ、じんましんでそう。伊坂幸太郎の殺し屋シリーズに出てきた中学生王子とか、「オーデュボンの祈り」に出てくる城山という警察官とか、虫唾が走ってしまうのを思い出す。
 本作品は、ミステリー仕立てなのだが、ほぼミステリーではないと思う。サスペンスでもない。なんだかよくわからない。ミステリーではない、というのは謎を解き明かすとか、謎が解き明かされていく、という感じではなく、出てくる登場人物がみんな嘘をついたり、隠したりしているだけの話である。で、最後にやっと本当のことが分かるのだが、それまでの話の展開もイライラする。先に言えよみたいな。もうその時点で著者の手のひらの上なのかもしれないが。
 最初の80ページほどで、無差別殺人事件が描かれるのだが、本作の主題はそこではない。そこに巻き込まれた人たちのその後や、無差別殺人事件があった裏で何が起こっていたのか、が描かれているのだが、何にも知らずに読み始めると、80ページで無差別殺人事件が終わってしまい、あれあれ?となってしまう、このプロットには驚いた。
 ただ、なんかイヤーな気分になる物語だったなぁ。。。

 

(週報)20241125

【今回の言葉】
-----------------------------------------
「人の価値はその人が与えるものに宿る。
 その人が受け取ることができるものに宿るのではない。」
          (アルバート・アインシュタイン)
"The value of a man resides in what he gives
 and not in what he is capable of receiving."
-----------------------------------------
 だいぶ前に記載した「ギバー(Giver)」がいいってことかな。
 最近気に入っているGeminiによると、この言葉から得られる教訓は、

  • 与えることの喜びを知る:与えることは、自分自身を豊かにするだけでなく、周囲の人々にも良い影響を与えることができます。
  • 感謝の心を忘れない:与えられたことに対して感謝の気持ちを忘れずに、自分もまた誰かに与えることができるように心がけましょう。
  • 社会貢献の重要性:社会の一員として、社会に貢献することが、自分自身を成長させることに繋がります。

ということでした。
 物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさ、社会への貢献、人間関係の構築など、与えることによって得られるものはたくさんあります。この言葉を心に留め、より豊かな人生を送るための参考にして行きたいと思います(Geminiからのパクリ)。

-----------------------------------------
【その他】
-----------------------------------------

◯SUMTG(大した話ではないので、読み飛ばしてよいです)
 全社執行会議の資料中に社長指示事項として、
 「下期のSUMTGで稼働を上げることをお願いした。」とありました。SUMTGってなんのこと?と思って、最近頼りにしているGeminiにきいてみたところ、「SUMTGという言葉は、一般的に広まっている略語や専門用語としては見当たりません。」とのこと。
 となると社内用語だな、ということでなんの略か考えてみました。
 「社長より 上の人たち みんなで 統括した気の グループ会議」とかかな。
 知っている人がいたら教えてください。どうもSUのミーティングらしい。
 真面目な話、有償稼働率の件に関する指示事項なのだが、弊社の全社目標は80.6%である。が、これ以上に上げる気は社長にはない。が、事実上期実績はこの全社目標に対して4.4%ビハインドの状態。高くてもだめ、低くてもだめ、ということで非常に難しい舵取りが求められている。
 際限ない稼働の上げ方をするような表現をする上司の方がいるようだが、ただ稼働を上げろという指示ではない、ということを全社員が認識すべきかと思う。
 以前毎日の作業時間を細かくつけていた人がいたが、真面目に働いていても、休憩や教育受講、1on1やらなんやらで20%は直接以外のことをやっている時間が発生してしまう。
 8時間*20日=160H勤務したとして、真面目にやっていて32Hは間接作業となるのが普通の生活。これにさらにリスキリングで更に月2日16時間を上乗せすると48Hが間接作業になるので、毎日定時で働くとすれば、間接比率は30%となる。
 この間接作業時間をもって有償稼働率を80.6%にするということは、月の総工数は247Hになる。ということは月に247-160=87時間、時間外が必要、ということか。おかしい。なんかおかしい。
 毎日定時で帰って、32時間でリスキリング含め、全ての間接作業をこなせ、ということだと思われます。
 仮に44.75H時間外をやったとすると、月の総工数はシビアに7.75H * 20日 + 44.75 = 199.75Hで、有償稼働率80.6%だと間接工数は38.75時間。これか。
 32H~38.75Hの使い方が大切ですね。

○成功する人
 諸説あるのでしょうが、私の琴線にふれる言葉を。
 きんちゃんこと萩本欽一は、「売れてて出てこなくなる人って何ですかね?」と聞かれ、「結局性格が悪いんじゃないか? おれ、上手いから使いたいとか思わないもん。あいつ良いやつだから呼びたいって思うもん」と言っていたとのこと。あー、なんかわかるなーと思っていたが、矢沢のえいちゃんはこういう。
「俺ね、俺と全然そりが合わない、あいつ嫌だなってやつ、でもバチッて弾いてくれるならレコーディングでOK。でもライブは無理。ライブは好きなやつと一緒じゃないとダメ。」
 プロジェクトメンバにも、こんなことを感じる。いくら優秀でも嫌なやつとは働きたくない。、この問題を解決するためだけというならなら、嫌なやつも甘んじて受け入れるかもしれないけど、プロジェクトを進めるのであれば、やっぱり性格のいい奴といっしょにやりたい。
よね。

○今日の音楽
 本日、自席についたときにながれていた曲は、Paul McCartney and Wings のWild LifeからLove Is Strangeでした。
 はい、ビートルズのポールです。
 若い人は知らないと思いますが、ポール・マッカートニーがソロで初来日のとき、空港で大麻所持で捕まってしまいました。で、その時留置所で、その筋の方から、「ポール!イエスタディプリーズ!」と言われ、なんとオッケーと4曲も披露したそうです。それがきっかけで更生したヤ○ザの方が書いた「獄中で聴いたイエスタデイ」という本が出ています。読んでませんけど、最寄りの図書館に蔵書があるようなので、読んでみるかな。。。

○短歌
稼働率 下げてもあげても 怒られる バランス困難 シーソーゲーム
眼鏡なし 遠いところは 見えなくて メガネをすれば 近くが見えない

 

WILD LIFE/LTD.SUPER DE

WILD LIFE/LTD.SUPER DE

Amazon

獄中で聴いたイエスタデイ

(読了)彗星を追うヴァンパイア

河野裕著
 なぜこの本を手に取ったのか、今となってはわからない。どこかの書評で高評価だったのかもしれない。私の個人的な感想で言えば、うーん、なんだかよくわからない、、、だった。
 学術に没頭すること、我々人類は先人たちのその学識などの上に成り立っていること、そしてそれを更に高みに上げ続けることを持って進化していく、ということなのだが、それを永遠の命をもったヴァンパイアの視線をまじえながら紡いでいく物語、とでも言うのだろうか。
 我々は必ず先人たちの上に立っているんだ、ということはよく思う。仕事においても、先輩たちが気づきあげてきた顧客との信頼関係の上にあぐらをかいているようなものだし、科学技術の発達だってそうだ。先人たちが血の滲むような、人生をとした研究の成果についてはちょろっと本や論文を読んだだけでものにできてしまう。それを更に高めて、自分の成果を後世に残さねば先人たちに申し訳ないし、この世に生まれた価値も低いってもんだね。
 作品的には、アイザック・ニュートンとか著名な学者が出てくるんだけど、なんとなく描写が弱くて、イメージができなかった。僭越ながら言わせてもらえば、登場人物の視線の動きであったり挙動であったり、造作についてももう少し書き込んでくれないかな―なんて思う。
 タイトルの意図は全編読んでみてしっくり来る内容なので、個々で触れるのはやめておきます。こういう作品は、ヴァンパイアが出てくるので、一応ファンタジーとか言うのかな。まぁ無粋なカテゴライズは不要だね。

(週報)20241118

 人間ドックの結果が送られてきました。腰痛以外体調悪いところ無いのですが、数値は悪く、総合判定「F」でした。まぁこの歳になれば何かしら悪いところはでてくるので、驚きも怖くもないですけどね。思わず生命保険見直したりして(笑)。

【今回の言葉】
-----------------------------------------
「実行せざる思い付きは空想と称し、また妄想と称す。」
              (国木田独歩)
-----------------------------------------
 考えているかどうかではなく、行動できているかどうかを基準にしよう。
 どんなに良いことを考えていたとしても、行動しなければ、何も起きることはない。いつまでも願望のままではなく、それが実現するように、行動に移していこう、ということですね。まぁまぁそういう事あります。
 考えているけど、まだ実行に移していない、ということは、本人にとって、優先度が低い、重要ではない、ってことだと思います。資格取らなきゃ、といっていても受験に行かない、勉強しない、というのは、口で資格はと言いながら、本心では優先度低く行動に移らない「妄想」と言うことなんだと思います。本当に必要なことは考える前に行動していたりしませんか。

-----------------------------------------
【その他】
-----------------------------------------
○情は人の為ならず
 この昔からの日本の格言は、誤った解釈をされることで有名である。
 ✕「他人に情をかけるということは甘やかすことであり、結局はその人のためにならない」
 ○「他人の為を思って行動すると、巡り巡って自分のためになる」
 結局自分のためか!そんなの偽善だ!という声も聞こえてきそうだが、別に偽善でもいいじゃん、と思う。杉良太郎はエラい。
 この他人のためを思って、というところは、相手を尊重する、ということにつながっていると思う。尊重していなかったら、相手のためになるようなことできないし。で、相手を尊重していると他にもいいことがある。

  • 相手から学ぶことができる。尊敬していなくても、尊重していれば、相手の意見も一旦受け止め、理解しようとすることで学ぶことができる。
  • 相手から知恵を引き出すことができる。こちらが尊重した対応をしていれば、その気持ちや相手への期待は必ず相手にも伝わるので、相手から有効な意見が引き出せる。
  • 相手のパフォーマンスが上がる。上記のような状態であれば、ちょっと頑張ろうかな、と相手もやる気になる(ピグマリオン効果もある)。

 新人の頃は、たいていの人にRespectができたと思うが、ベテランになると、えてしてそんな気持ちを忘れがちになる。が、忘れちゃいけないことだと思う。

○今日の音楽
 いつもは会社についた時に流れた曲を記載しているのですが、テレワークしていると、じゃぁどの曲を書くか、というのに悩みます。
 ということで、金曜日に届いたLinkin Parkの新作を紹介。2000年代最大のバンドともいわれるLinkin Parkですが、2017年にボーカルのチェスター・ベニントンの自死により活動停止になってしまいました。友人のクリス・コーネル(サウンドガーデンやオーディオスレイブのボーカルで有名)が2ヶ月前に自殺しており、これを後追いしたと言われています。妻子がいるのに理解できない。。。
 で、チェスターのボーカルスタイルは独特で、透き通ったトーンとラウドなシャウトを使い分けます。そんなチェスターの後任ボーカルなんて、、、とファンはみな思っていたと思いますが、そこへ来て久しぶりに7年ブルに新作がでるという。新ボーカリストはずっと内緒で、ファンの中でもあいつじゃねーか、こいつじゃねーか、と議論されていました。
 再始動ということで、アルバムタイトルは「From Zero」。ゼロから再度キャリア積み上げ、という意味もあるのでしょうね。再始動ライブでの新ボーカリストの登場が良かった。The Emptiness Machineという曲なのですが、ワンコーラスをバンドのフロントマンのマイク・シノダが歌う、そして短い感想のあと、2コーラスめが始まる時に新ボーカリスト、エミリー・アームストロングが登場し唄い始めるという流れ。
 エミリーは女性、新ボーカリストは女性でした。
 女性ですが、かなり攻撃的な唄い方をします。その辺はチェスターに寄せているのでしょうが、やっぱり違う。新曲はいいけど、以前チェスターが歌っていた曲はやはり違和感しか無い。
 女性ならではの透き通った声で歌えばいいのに、あえてラウドにして、違和感出しちゃう。まぁこなれていったら個性を押し出し馴染んでくるのだと思います。ということで、結構賛否両論あります。
 やはりチェスターは唯一無二のボーカリストでした。

○短歌
 大河ドラマ「光る君へ」の影響で最近57調が多くなっています。ここで一首詠んでみたいと思います。
 腰痛で 自身の歳を 省みる やりたいことも やらずのままかな

以上です。

From Zero [Explicit]