掲載日:2023.12.06
年始に受け取る年賀はがきはお互いの近況を知ると同時に、お年玉番号による抽選がとても楽しみなものです。3等の切手シートを受け取ったことがあるという方も多いのではないでしょうか?
今回は年賀状の当選番号を素早くチェックするコツや、引き換える時の注意点、年賀はがきに隠れたちょっとしたお楽しみ要素などをご紹介していきます。
年賀はがきお年玉番号の抽選日
年賀はがきのお年玉番号の抽選は例年1月14日~20日のあいだの日曜日に14時から行われます。2023年の当選発表は1月15日でした。
引き換え期間は抽選日の翌日から6ヶ月で、2023年の引き換え期間は、1月16日から7月18日までになっています。
参考:https://www.post.japanpost.jp/event/otoshidama2023/(日本郵便株式会社HP)
どのようなものが当たる?年賀はがきのお年玉賞品一例
年賀はがきのお年玉賞品は毎年定番のお年玉切手シートやふるさと小包、現金の他に、年度によっては時勢を反映した特色のある賞品がラインナップされた特賞が用意されることがあります。
2019年、2020年は東京2020オリンピック競技大会の観戦ペアチケットが盛り込まれた特賞がありました。
2019年 年賀はがきお年玉番号の賞品
2018年と比べて1等が大きく増額され、さらにプレミアム賞品にはドローンやロボホンなどのIT機器が追加されました。
新元号に改まる特別な年になった2019年は、特別にダブルチャンス賞がありました。郵政記念日である4月20日に2回目の抽選が行われ、シリアルナンバー入りの特別仕様になった特別お年玉切手シートが約1万本発行されました。
参考:https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2018/00_honsha/0114_01.html(日本郵便株式会社HP)
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2019/00_honsha/0420_01.html(日本郵便株式会社HP)
2020年 年賀はがきお年玉番号の賞品
2019年に続いて、東京2020オリンピックのペアチケット3種が特等に追加されました。
また、キャッシュレス決済が推進されたこともあり、1等は電子マネーでの受け取りが追加されたことも目新しい特徴と言えるでしょう。
2021年 年賀はがきお年玉番号の賞品
2020年に続いて、1等は、現金または電子マネーが選べるようになっています。
なお、1等の電子マネーは、EJOICAセレクトギフトが提携しているラインナップの中から自由に選択し、ギフト金額を交換する仕組みになっています。現金の場合は30万円であるのに対し、電子マネーにすると、31万円分を受け取ることができます。
また3等のお年玉切手シートは、2021年の干支の丑ではなく、縁起物である鶴と亀が中心のデザインでした。「鶴は千年、亀は万年」というように、長寿を願う一枚となっています。
2022年 年賀はがきお年玉番号の賞品
2021年と比べて、1等の賞品に、2021年発行の特殊切手集&現金20万円が追加されました。
特殊切手集には、2021年の1年間に発行された特殊切手各1シートと、日本郵便の切手デザイナーが描き下ろしたオリジナルフレーム切手2シートが収録されており、郵便局のお年玉賞品でしか手に入れることのできない、限定切手集でした。
2等のふるさと小包は、紀州南高梅や北海道産ゆめぴりか(米)などの食品から、狭山茶や青森のりんごジュースなど飲料、スイーツ、さらには日用品に至るまで、幅広いラインナップでした。
また、3等のお年玉切手シートには、2023年の干支である寅が、郵便物を運んでいるイラストが描かれています。赤と黄色の色合いが印象的な、可愛らしいデザインとなっています。
2023年 年賀はがきお年玉番号の賞品
2023年の賞品は、2022年を踏襲した賞品でした。1等の「2022年発行特殊切手集」には、2022年1月~12月に日本郵便が発行した特殊切手各1シートと、日本郵便の切手デザイナーが描き下ろしたオリジナルフレーム切手2シートを収録されています。
2等のふるさと小包等は、専用カタログに掲載された「北海道産ゆめぴりか」「青森りんごジュース」「ご当店ラーメン10食」「ホットサンドメーカー」等の40種類の中から1点を選ぶことができます。
また、3等のお年玉切手シートには、2023年の干支にちなみ、2匹のうさぎをあしらったデザイン。63円切手1枚と84円切手1枚で構成していて、通年で使用できる可愛らしいデザインとなっています。
年賀状の当選番号確認方法
当選番号ははがきの宛名面右側の下部にある6桁の数字が対象になります。お年玉付郵便はがきの当選番号は各組共通になるため、1等から3等までは左側にあるAまたはBから始まる組番号は関係ありません。
AまたはBから始まる組番号は、特等の当選番号に関係します。特等のみ組番号指定の当選になるため、左側のアルファベットから始まる4桁の数字と、右側の6桁の数字が完全に一致している必要があります。
寄附金付きお年玉付年賀切手の当選番号の確認方法も同様で、6桁の数字のみを確認します。
当選番号を簡単に確認するコツ
お年玉付郵便はがきは受け取る枚数が多いと当選をチェックするのも一苦労です。そこで簡単に当選を確認するコツをご紹介しましょう。
まず3等の当選はがきだけを選り分けます。3等は下2桁をチェックすれば良いので、当選番号と一致するはがきだけ分けておきます。
次に2等の下2桁をチェックします。2等は下4桁が一致するものが対象になるため、下2桁が一致するはがきを分けたあと、真ん中の2桁を確認すると当落がすぐ分かります。
ただし会社に届く年賀状は枚数が多いため、手作業ではどうしても漏れが出てしまいます。年賀状の当選確認が簡単にできるアプリも登場しているので、手作業とアプリを併せて確認作業をするとよいでしょう。
郵便局で賞品に引き換える方法や必要な持ち物
郵便局で賞品を引き換えるためには、当選したお年玉付年賀はがきや年賀切手以外に、本人確認のための証明書が必要な場合があります。
また、1等や2等のような高額な賞品が当たった場合、その場ですぐ引き換えることはできません。それでは賞品に引き換える方法と必要な持ち物を見ていきましょう。
賞品に引き換える方法
お年玉付郵便はがきや切手の賞品は、全国にある最寄りの郵便局で引き換えが可能です。地域の本局である必要はありません。
郵便局の営業時間は局によって異なるため、公式サイトで検索しておきましょう。土日・祝日しか受け取れず、代理人が立てられない場合は、ゆうゆう窓口が設置されている郵便局へ行く必要があります。
1等と2等の場合は、賞品をその場で受け取ることができません。まず当選番号の確認と照会、本人確認と、申込書の記入が必要になります。
ふるさと小包などは後日、郵送によって受け取ることになるので、万一引っ越しが近い場合には受け取り方法の相談をしておくほうがよいでしょう。
3等の切手シートは郵便局に行って、その場で受け取り可能です。受け取り期間をすぎると引き換えができなくなるので、当選確認をしたら早めに交換しておきましょう。
本人確認に必要な持ち物
本人確認に必要となる持ち物は、引き換えに行く人と当選はがきの宛名になっている人の関係性で変わります。
当選はがきの宛名と必要な本人確認書類
● 本人宛て :
官公庁が発行した免許証、許可証、資格証明書や健康保険証などの本人確認ができる公的な証明書が必要です。
● 会社宛て :
登記謄本や会社名が記載された健康保険証など、会社の関係者と分かるものが必要です。もしない場合は、名刺と運転免許証などの組み合わせでも可能です。
● 家族・親戚宛て :
当選者およびその代理人の証明書が必要です。同居していない場合、証明書の住所が異なる時は当選者の委任状も必要になります。
● 宛名なし :
未使用のはがきの場合は持参者の本人確認のみで、証明書は特に必要ありません。
参考:https://www.post.japanpost.jp/question/151.html(日本郵便株式会社HP)
チェックしてみると楽しい!年賀はがきは遊び心が満載
年賀はがきのデザインには、毎年干支や西暦にまつわるさまざまな隠しデザインが盛り込まれていることをご存知でしょうか。
郵便切手部分のイラストとお年玉抽選番号のイラストは、実は対になっています。よく見ると切手部分からお年玉抽選番号まで物語が続いていることが分かるでしょう。
この部分には毎年干支に絡めた可愛らしいストーリーが盛り込まれているので、宛名を書くついでに是非チェックしてみてください。
隠し文字は年賀状の宛名面にあるので、じっくり眺めてみると意外な発見と出会えるかもしれません。倍率の高い拡大鏡がないと読めないマイクロ文字が書き込まれていることもあるので、ただの線だと思っていたら実は文字だったということも。
一例ですが、2020年(令和2年)の年賀はがきには、富士山の上にいるねずみに「22」が隠れていました。
当選番号の部分にも、模様に紛れてねずみが書き込まれているのを見つけられるでしょう。また、中央にある初日の出の日差し部分が「ii0ii0」になっており、一見ただの模様に見えますが、実は「2020」と読めるなどの遊び心が盛り込まれています。
毎年交換している年賀はがきを整理する時など、数年分並べてみると思わぬ発見と出会えるかもしれません。
余った年賀状や書き損じ年賀状はどうしたらいい?
余ったり、書き損じたりした年賀はがきは、郵便局で1枚あたり5円の手数料を払うと切手や官製はがき等に交換が可能です。
当選番号を調べたあとのはがきは、よく使う切手などに交換してしまうとよいでしょう。交換できる対象は官製はがきや相当額の切手だけで、翌年の年賀はがきや暑中見舞いなどのシーズン賞品との交換はできません。ただし、年賀はがきの販売期間中であれば、手数料を支払うことで新しい年賀はがきと交換できます。
また、近親者に不幸があり喪中になった場合は、無料で普通の官製はがきと交換してもらうことができます。
参考:https://www.post.japanpost.jp/service/standard/kaki_sonji/index.html(日本郵便株式会社HP)
なお、書き損じたはがきの交換については、2023年4月1日より、1回あたり100枚以上の交換をする場合に限り、手数料が値上がりします。年賀はがきを切手などに交換する際には、1枚あたり10円の手数料が必要になります。
まとめ
お年玉付き年賀はがきは送って楽しく、受け取って楽しいものです。毎年素敵な賞品が用意されているので、2024年はどんな賞品になるのか、当選番号のチェックが楽しみですね。
はがきのデザインも意匠に遊び心が凝らされています。お年玉の当選だけでなく、はがきに隠されているさまざまな干支の姿をぜひ探してみてください。
※この記事の内容は、2023年12月現在のものです。
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