Steamでやったおもろゲームを紹介している者です。
12/20(金)AM3時から、2024年のSteamウィンターセールが開催されます。とサマーからオータムの間隔が約4ヶ月で、オータムからウィンターの間隔が1ヶ月とまばたき1回分しかない短さで深くプレイできていないのですが、その中でも良きものがいくつかあったのでご紹介させていただきます。
ちなみにここで紹介しているゲームは私がプレイしたものであり、全てがセールの対象になってるとは限りません。その点ご了承ください。
【紹介してるゲー】
・ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
・ARCO
・The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~
・Galacticare
・Beyond Galaxyland
・ShapeHero Factory
・呪詛
面白すぎるのでぜって〜やってくださいゲーム三英傑
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
ロマサガ2の完全フルリメイク。おもろすぎ〜〜!!個人的にキャラクターデザインであまり好みではない雰囲気で発売して即買ったわけではなかったのですが、小学生の時に原作をプレイした際にぜんぜん分からなかったストーリーが完全に理解できたし、鬼畜難易度だった敵たちも抜群に調整されてるし、運の要素が強かった技の閃きも進行度に応じて丁寧にしっかりと閃いてくれるなど、原作で大変だった要素がかなり遊びやすくなって夢中になってやっちゃいました。
加えて、「まさか…こ う て い?」とか「アリだー!」という原作から伝わる名言も忠実に再現されている抜かり無さ。ロマンシングあっぱれ。私はハマりすぎて現在2周目をベリーハードでやって最終皇帝まで到達しています。
一点、ジェラール編が終わってフリーシナリオパートになった途端に突然皇帝が全く喋らなくなってしまう問題(皇帝が自由に選べるだけに全キャラ分の全パターンのセリフ実装が難しかったんだろうなという予想)があったので、トワプリのミドナみたいな代わりに喋ってくれる妖精みたいなキャラがいても良かったですね。
【ゲーム情報】
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
開発:スクウェア・エニックス
ジャンル:RPG
プラットフォーム: PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
ARCO
1800〜1900年代のアメリカ西部を彷彿とさせる舞台で、4人の主人公が復讐のために立ち上がるアクション。悪魔のポーカーゲーム「Balatro」の作者がオススメしていて、つい先日発表されたゲームアワード「Golden Joystick Awards」のベストインディーゲームにノミネートされてたやつなのですが、ちょっと面白すぎて驚きました。ドット絵ベースの馴染み深いグラフィックとは裏腹に常に死が付きまとう血なまぐさいシナリオが熱いうえ、リアルタイム+ターン制が複合された「同時ターン制バトル」というシステムがかなり素晴らしかったです。
俯瞰視点で自分と敵の位置取りを把握して、リアルタイムで進行しつつ行動を起こす前に時間が一時停止し、敵の弾道や次のターンにどこに移動するかなどを正確に分析して弾丸を避けたり敵が動いた先にあらかじめ弓矢を放つといった目まぐるしい戦闘が熱い!行動前に時間が止まるのでじっくりと考えることができるのも戦略性が高まるポイントになってます。
映画のようなストーリーとBGM演出にもかなり力が入っていて、売上がそこまで行ってない開発者の嘆きがありつつも面白さは折り紙付き。一度はやってみてほしい!
【ゲーム情報】
ARCO
開発:Franek
ジャンル:ターン制ストラテジー、RPG
プラットフォーム: Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~
絵本の中で活躍する勇敢なヒーロー・ジョットが絵本から追放されてしまった!絵本と現実の世界を行き来して、悪者に改ざんされそうな絵本の世界を守らなければ!というファンタジックなアクションRPG。
これも「Golden Joystick Awards」のノミネート作品なんですが、これはおもしれ〜〜〜!!!いま4歳の娘がいるんですが、もうちょっと大きくなったら絶対にプレイしてもらいたいほど最高!!
初期のゼルダの伝説のような俯瞰視点で進みながら敵を倒していく絵本パートと、フル3Dで表現された絵本の持ち主サムの机の上の現実世界パートのギャップがかなり凄まじく、最初に絵本から弾き飛ばされた際のワクワク感は異常でした。
絵本パートでは基本横向きで進みつつ落下するシーンでは絵本が縦になったり、例えば「本が積み重なっていた」という文章の「積み重なって」を「散らばって」に入れ替えることで行く手を阻む本が散らばって道が拓ける…といった「Baba is You」的なパズル要素もあって単なる子ども向けでは収まらない良さ!2Dと3Dを行き来するゲーム演出に、ほんわかした絵柄が優しい気持ちになれる、そんな神ゲーです。オススメ!日本語音声も子どもに読み聞かせているかのような優しい語り口が雰囲気に合ってる!
【ゲーム情報】
The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~
開発:All Possible Futures
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム: PlayStation 5、Xbox Series X/S、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
「いやぁ〜、面白いですね…」なゲーム
Galacticare
宇宙ステーションの医療施設を管理して色んな宇宙人を診察&治療していく医療シミュレーション。SteamのTOPページでふいに出てきて気になったので買ってみました(私のゲームの買い方はここまで来ています)。受付、診察室、各治療エリアなどを自由にレイアウトして、決壊したダムから放たれる鉄砲水のごとく押し寄せる病気の宇宙人患者を処置していく…というリアルタイムストラテジーで、その「宇宙に漂う医療ステーション」という設定がかなり良かったです。
基本的に治療自体は自動でやってくれるのですが、患者数が増えてくると「各施設が足りなくて待たされる!」「待合スペースが少ない!」「装飾が少なくてさみしい!」「自動販売機やトイレを置いてくれ!」という不満に対応しなければならず、それがめちゃ忙しい!!雇った医療スタッフも適切な休憩が必要だし、ここを回すためには最低でもこのくらいスタッフいるよな…とか考えてたら急患の連絡が!?…という様々な課題を処理していくのがこのゲームのトロの部分になっています。この手のジャンルのシミュレーションとしては難易度はそこまで難しくないうえ、チャプターごとに異なる惑星で織りなされるストーリーも斬新で面白いので割とオススメです。
【ゲーム情報】
Galacticare
開発:Brightrock Games
ジャンル:医療シミュレーション、リアルタイムストラテジー
プラットフォーム:PlayStation 5、Xbox Series X/S、Microsoft Windows
オススメ度:★★★★★
Beyond Galaxyland
謎の存在「終焉」により地球がぶっ壊されてしまったが、地球に住む平凡な高校生ダグがその直前に突然ギャラクシーランドと呼ばれる異星にテレポート。様々な宇宙の星を冒険しながら破壊された地球を元に戻そうと奮闘する2.5次元RPG。これも「Golden Joystick Awards」のノミネート作品。まずドット絵ベースで描かれたグラフィックがカメラワーク含めてかなり見とれてしまいました。
横スクロールで時々奥行きのある2.5Dベースのマップを駆け巡り、敵との戦闘はドラクエのようなターン制となっており、戦闘システムもかなりオリジナリティを出しながら丁寧に作り込まれています。モンスターを捕獲することで補助魔法のようなアビリティも使えたりなど、奥行きを感じさせてくれました。主人公が突然異世界にテレポートし、地球が破壊されたことを知ってから事あるごとに泣きじゃくる繊細なハートなのも物悲しくも楽しい…。高校生だもんなあ!Nintendo Switch版も近々国内で発売されるみたいです。
【ゲーム情報】
Beyond Galaxyland
開発:Sam Enright
ジャンル:アクション、RPG、SF
プラットフォーム: PlayStation 4、PlayStation 5、Microsoft Windows、Xbox Series X/S
オススメ度:★★★★☆
ShapeHero Factory
工場を建設して自動でキャラクターを生成し、作ったキャラでタワーディフェンスをするローグライトゲーム。工場ビルドとタワーディフェンスにローグライト要素までミックスしたかなり欲張りなゲームですね。◯と△の記号の鉱脈からベルトコンベアで運んで精製所に入れると人間が生産され、さらに△を合成すると魔法使い、□を合成すると盾兵に…という感じで様々なキャラクターを自動生産していくのが楽しいです。
様々な自動工場ゲーを渡り歩いた工場長の私としてのノウハウを活かしてグイグイ作っていきたかったのですが、工場パートは制限時間が設けられており、これだけで結構焦るっっ!作り直しもその制限時間内に入ってしまうので、最初から理想的な工場を思い描いてからプレイするのがいいかもしれません。ちなみに現時点ではアーリーアクセスで、ただいまフルリリースに向けて頑張っているらしいです。国産のゲームとして応援したいですね!
【ゲーム情報】
ShapeHero Factory
開発: Asobism
ジャンル: ローグライト、タワーディフェンス、工場ビルド
プラットフォーム:Microsoft Windows
オススメ度:★★★★☆
呪詛
Netflixのめちゃ怖ホラー映画「呪詛」がゲームになっちゃった!なホラーゲー。映画がとにかく怖すぎて「早く終われ!!!」て思いながら見てたという楽しい記憶があるほどに最凶ホラーだったし、そこにも登場した陳家荘などを忠実に再現しつつ、映画とはまた違う展開が用意されています。
一人称視点で薄暗い雰囲気もバッチリ、パズル要素も難しくないため詰まらずストーリーに入り込めるし、ところどころしっかりとしたジャンプスケア的ビックリ要素も仕込まれていて、攻守ともにバランスの良い仕上がり。ゲームというよりまた別の映画を見ているような、そういう観点の楽しさがあるかもしれません。もう一回ちゃんと映画見てからプレイしなおそうかな〜!
【ゲーム情報】
呪詛
開発:Critical Hit Games
ジャンル: ホラー、FPS、精神的恐怖
プラットフォーム:PlayStation 5、 PlayStation 4、 Microsoft Windows
オススメ度:★★★★☆
さいなら
というわけで今回も色々紹介させていただきました。こちらのゲーム達はまだまだ深くやってるわけではないので、この冬たっぷりとやらせていただきます。とりあえずはロマサガ2をもうちょっとやらせて欲しい。
それではまた、次は長い冬が明けたスプリングセールで…。