2007年 03月 15日
べっぴんぢごく。
チャリで転びました。
転んだ本人からすれば転ぶ瞬間はスローモーション映像のようでした。
転んで地面に横たわり着地を決めた瞬間、「恥ずかしいぃ」と口走っていました。
「痛いぃ」でなく、「恥ずかしいぃ」と・・・
さて、
気を取り直して、
お昼ごはんです。

ちくわのいそべっちとねぎ混ぜ玉子焼きと佃煮昆布入りのおにぎりです。
美味しゅうございました。
ってことで・・・
本日は、お待たせいたしました。
おくさまの読後感想文でお楽しみください。
本日ご紹介するのは
『べっぴんぢごく』です。
著者は岩井志麻子さんです。
岩井志麻子さんのぬるっとした物語をもういい年してるんだからあんまり読まないようにと2年間も我慢してたんやけどついに限界に達しました。
借りてきちゃいました図書館で・・・
読む前からろくでもない妄想が膨らむ。
読みはじめたら止まらなくって3時間ほどで堕ちました。
おくさま、陶酔の悦び・・・
物語はね、とっても変なお話(笑)
因果な血を受け継いで別嬪と醜女が交互に生まれる女系家族の100年の物語。
ねっ、変でしょ・・・
暗黒大河小説なんですって。
暗黒って・・・初めての領域。
背負う因果は湿った地獄、とでも申しましょうか(意味不明・・・
なんかもう、タブーは巡る・・・
読んでから知ったんだけど・・・
岩井志麻子さんが「書いてはいけないものを書いてしまった」とおっしゃってます。
あちゃちゃ・・・
無我夢中で読んじゃったのですが・・・
ってことで、本書は決しておくさまからお勧めは致しません。
それでも読みたいとおっしゃる方にはあえて止めたりもしません。
一緒にべっぴんぢごくに堕ちましょう。
なんかね、数年前だか、岩井志麻子さんってバラエティ番組とかでご自身のタブーさをわざとさらけ出してネタにしちゃってたでしょ。
そんな彼女のアブナイ無邪気さとかそれでいて内に秘めた本当の哀しさとか悦びとかが見え隠れしている物語になっていたと思います。
岩井志麻子さんって、作品も、ご本人もおくさま、大好きです。
岡山北部の寒村に流れ着いたシヲという名の乞食(ほいと)の娘が村一番の大きなお屋敷の養女となったことから始まる女系家族の物語は貧しさから生まれた禁断のまぢわりが因果の中を彷徨う女たちの身の上に永遠に絡み合って明治から平成へと女六代に渡って忌まわしい血が受け継がれてゆきます。
雪深い北の地の古い習わしと忌まわしい業と性が物語の根っ子にあって土着の香りと不吉な色香が交じり合って愛憎と哀れな切なさが醸し出されておりました。
そんな女たちにまぢわる男性陣がほとんどぶっちゃいく。
たまに美男子が出てきたと思ったら淫乱で美男の乞食だったりするの(ホゲッ・・・
おまけに、地獄へも辿りつけず迷わず成仏できなかった片足とかが彷徨って(ゾッ・・・
でね、本書のテーマが
『美しければ幸せになれるのか、醜いから不幸なのか・・・
女は誰もこの地獄から逃れられない・・・』
ってことなんだけど・・・
別嬪だろうが醜女だろうが肉体の悦び次第で女の幸せが決まるかのようでした。
間違ってたらすみません。おくさまはそう感じたのです・・・
忌まわしさと甘美な切なさが混ぜこぜで好みの一冊でした。
ラストはもっとぬるぬるしてもいいのになぁ~ってな気もするんですけども面白かったです。
転んだ本人からすれば転ぶ瞬間はスローモーション映像のようでした。
転んで地面に横たわり着地を決めた瞬間、「恥ずかしいぃ」と口走っていました。
「痛いぃ」でなく、「恥ずかしいぃ」と・・・
さて、
気を取り直して、
お昼ごはんです。

ちくわのいそべっちとねぎ混ぜ玉子焼きと佃煮昆布入りのおにぎりです。
美味しゅうございました。
ってことで・・・
本日は、お待たせいたしました。
おくさまの読後感想文でお楽しみください。

『べっぴんぢごく』です。
著者は岩井志麻子さんです。
岩井志麻子さんのぬるっとした物語をもういい年してるんだからあんまり読まないようにと2年間も我慢してたんやけどついに限界に達しました。
借りてきちゃいました図書館で・・・
読む前からろくでもない妄想が膨らむ。
読みはじめたら止まらなくって3時間ほどで堕ちました。
おくさま、陶酔の悦び・・・
物語はね、とっても変なお話(笑)
因果な血を受け継いで別嬪と醜女が交互に生まれる女系家族の100年の物語。
ねっ、変でしょ・・・
暗黒大河小説なんですって。
暗黒って・・・初めての領域。
背負う因果は湿った地獄、とでも申しましょうか(意味不明・・・
なんかもう、タブーは巡る・・・
読んでから知ったんだけど・・・
岩井志麻子さんが「書いてはいけないものを書いてしまった」とおっしゃってます。
あちゃちゃ・・・
無我夢中で読んじゃったのですが・・・
ってことで、本書は決しておくさまからお勧めは致しません。
それでも読みたいとおっしゃる方にはあえて止めたりもしません。
一緒にべっぴんぢごくに堕ちましょう。
なんかね、数年前だか、岩井志麻子さんってバラエティ番組とかでご自身のタブーさをわざとさらけ出してネタにしちゃってたでしょ。
そんな彼女のアブナイ無邪気さとかそれでいて内に秘めた本当の哀しさとか悦びとかが見え隠れしている物語になっていたと思います。
岩井志麻子さんって、作品も、ご本人もおくさま、大好きです。
岡山北部の寒村に流れ着いたシヲという名の乞食(ほいと)の娘が村一番の大きなお屋敷の養女となったことから始まる女系家族の物語は貧しさから生まれた禁断のまぢわりが因果の中を彷徨う女たちの身の上に永遠に絡み合って明治から平成へと女六代に渡って忌まわしい血が受け継がれてゆきます。
雪深い北の地の古い習わしと忌まわしい業と性が物語の根っ子にあって土着の香りと不吉な色香が交じり合って愛憎と哀れな切なさが醸し出されておりました。
そんな女たちにまぢわる男性陣がほとんどぶっちゃいく。
たまに美男子が出てきたと思ったら淫乱で美男の乞食だったりするの(ホゲッ・・・
おまけに、地獄へも辿りつけず迷わず成仏できなかった片足とかが彷徨って(ゾッ・・・
でね、本書のテーマが
『美しければ幸せになれるのか、醜いから不幸なのか・・・
女は誰もこの地獄から逃れられない・・・』
ってことなんだけど・・・
別嬪だろうが醜女だろうが肉体の悦び次第で女の幸せが決まるかのようでした。
間違ってたらすみません。おくさまはそう感じたのです・・・
忌まわしさと甘美な切なさが混ぜこぜで好みの一冊でした。
ラストはもっとぬるぬるしてもいいのになぁ~ってな気もするんですけども面白かったです。
by pinko_okusama
| 2007-03-15 16:31