応用情報技術者ってなに?
取得するメリットってあるの?
こんにちは!現役システムエンジニアのおつまみです!
その質問にお答えします!
結論からお伝えします!
本記事ではIT初心者向けに応用情報技術者試験の概要と取得するメリットをお伝えします!
カップラーメンを待っている3分間でさらっと読んでみて下さい(笑)
応用情報技術者とは?
これから高度なIT知識をつけていきたいエンジニアのための資格だよ!
応用情報技術者は、IPA(独立行政法人情報推進機構)が主催する国家資格の1つです。
IPAが主催する情報処理試験は難易度がレベル1~4まで区分されていて、応用情報技術者試験はその中でもレベル3に該当する資格になっています。
試験は年2回(4・10月)実施され、
受験資格や年齢制限はなく、誰でも受験することが出来ます。
ちなみに最年少合格者は11歳らしいよ!
じゃあIT初心者の私でもすぐに合格可能できるね!
…………
残念ながら、応用情報技術者試験はそんな甘い試験ではありません。
次に難易度について、お伝えします。
難易度
直近3回の統計情報を見てみましょう。
応募数 | 受験者数 | 受験率 | 合格数 | 合格率 | |
2020年秋期 | 42,393人 | 29,024人 | 68.5% | 6,807人 | 23.5% |
2021年春期 | 41,415人 | 26,185人 | 63.2% | 6,287人 | 24.0% |
2022年秋期 | 48,270人 | 33,513人 | 69.4% | 7,719人 | 23.0% |
合格率は20%ちょっとなので、それなりに難易度が高いことがわかりますね。
しかし、しっかり対策すれば、必ず取得することができる資格になっています!
試験内容・配点
試験内容が全く分からないんだけど…
午前は選択式・午後は記述式の試験になっているよ!
応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれた試験になっています。
それぞれどのような試験か見ていきましょう!
◎午前試験:選択式
午前は4択の選択問題、問題のジャンルはこのように大きく3つに分類されます。
- テクノロジ系:50問
ハードウェアからプログラミング・アルゴリズムなど、IT技術に関する非常に幅広い知識が問われます。ここでは計算問題も出題されることもあります。 - マネジメント系:10問
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査などの問題が出題されます。 - ストラテジ系:20問
企業活動や法務、システム戦略、企画などに関する問題が出題されます。
詳細は公式のシラバスを確認しましょう。
全80問出題され、1問1.25点に換算した100点満点となります。
60点以上で合格になっています!
◎午後試験:記述式
午後は11分野から出題される問題の中から、5つ選択する方式になっています。
- 情報セキュリティ (※必須選択)
- 経営戦略
- プログラミング
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- データベース
- 組込みシステム開発
- 情報システム開発
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
各分野20点満点で午前同様、60点以上で合格になっています!
範囲が広すぎない..?.
全範囲勉強しないといけないの?
得意分野に絞って勉強すれば、十分合格できるよ!
午後は範囲が広すぎるので、全範囲網羅しようとするとどれだけ勉強時間があっても足りません。
午後はどの問題を選択するか、試験前に分野を絞って勉強することが合格の鍵になってきます!
受験料・申し込み方法
受験手数料は7,500円、情報処理推進機構のサイトから申し込みが行えます。
ちなみに2021年春期までは5,700円だったため、値上げされています。。
応用情報技術者試験を取得するメリット
取得するメリットってあるの?
IT業界でスキルアップを目指していくなら色々なメリットがあるよ!
さいごに、応用情報技術者を取得するメリットを4つご紹介します!
①就職・転職に有利になる
応用情報技術者試験を取得できれば、自信をもってIT業界に就職・転職することができます。
なぜなら、資格取得にはある程度の勉強量が必要であり、一夜漬けでは取得が難しい資格だからです。
またスキルアップのためにきちんと努力ができる人だとも認められることになります。
既にIT業界にいる場合は、周りから評価されること間違いなし!
②昇給や報奨金を受けられる
既にIT業界にいる場合、会社によっては昇給や報奨金を受けられる場合があります。
これは会社によっては、社員の資格取得保有数が自社のブランド価値向上に役立つためです。
企業によって待遇に差はあると思いますが、取得によって貰える給与が増えるのは嬉しいですね!
はじめは報奨金目当てで受験しようと思ったよ!(笑)
③高度試験の午前試験が一部免除になる
応用情報技術者試験の合格から2年間、より上位試験の午前Ⅰ次試験免除を受けることができます!
さらに専門性を磨いてスキルアップを目指している方は、この間に上位試験も受けてみましょう!
④国家資格の科目免除が受けられる
あまり知られていませんが、国家資格である中小企業診断士・弁理士・技術士の科目免除を受けることができます。
エンジニアにはなかなか馴染みのない難関資格ですね。
しかし、自分のキャリア選択の幅を広げたいと思った時に、科目免除が受けられるのは嬉しいですね◎
まとめ:エンジニアとしてスキルアップを目指すなら、取得を検討してみよう!
本記事では、応用情報技術者試験の概要と取得するメリットをお伝えしました!
自分のスキルに自信がないと思っている若手エンジニアの方には、ぜひ取得をおすすめしたい資格です。
なぜなら、私自身スキルに自信がないと悩んでいました。
しかし、取得することができて、「エンジニアとして認められた」と少しだけ自信をつけることができたからです。
取得することで、きっと過去の自分よりも今の自分を好きになることができますよ!
(動機が報奨金目当てだったことは内緒です(笑))
それでは、これからも一緒に学んで、自己価値を高めていきましょう~!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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