novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

アプリの運用保守をするということ

自社プロダクトでもない限り、大抵のシステムは「作る人」「運用保守をする人」を専門にする人たちに業務を委託することが大半だろう。

右も左もDXな昨今においては外注先におまかせではなく、自社が主導していかなければならない、と聞かされてうんざりしている会社もたくさんあるのでは?

ともあれ、業務システムというのは「作ったら終わり」で済むことは殆ど無いんですよね。

ところで、システムの「保守」というのは非常に重要な仕事なんですけど、結構やりたがらない会社が多いんですよ。多いんです。保守ってだけで楽しくないって思われることも多いんですよね。でもそれって保守案件ごとに全然違うんですよね。ずっとエンハンス(追加要件)の開発が続くことを保守案件としていることもあれば、自動化したらやることないじゃんみたいな定例運用をひたすらやっているのも保守案件なので…
あと、それを実行するためには「それなりにそのシステムについて有識者であり」「個人でそれなりに判断して動ける」人を求められるんですけど、そういう人って開発案件で何人も率いて仕事ができる人=保守に取られると会社としての戦力ダウン、でも保守だから安くしてね、と言われるわけです。これ、win-loseみたいな関係ですよね。

ということもあり、「保守はやりません!」って高らかに謳っている会社、結構あるんですよね…

で、そういう会社が開発案件でのこのこやってきて既存のシステム理解が足りなくて事故ったのを保守チームの出してきた資料が云々とか言い始めるので腹が立つわけですね。

まあ、保守って難しいんですよ実際。

おまけに昨今は勝手にブラウザはバージョンアップするし、OSのアップデートは下位互換性が勝手になくなるし、そろそろクライアントがGAFAから間接的に税金取られてることに気づいちゃいそうですね。いや、僕らもそうなんだfが…
そういう、本質的じゃない部分(アプリの価値に関係ない部分)に保守費用を掛けるのって正直金の無駄ですよね。セキュリティ対策?やってもいいけどnot for meの対策のためになぜ保守費用を掛けなきゃいけないの?って。

とはいえですよ、そうやって世の中が変わっていくことに追随していくことで得られる恩恵のほうが多いと判断して(ないことも多々あるけどそれは…)、Tech企業に付き合うことを決めたわけですから、継続的なコストとしてそういうものを最初から織り込んで行く必要があるというのがまあ今の世の中なわけですし、運用保守を請け負うということがどういうことかというと、そういった世界観できっちりとやることにほかならない訳です。だから、「ちゃんとした会社」じゃないとできないんですよね。保守をちゃんとやる、ということに胸を張れないと。

で、結局なにが言いたいかというと、COCOAみたいなプロダクトにおいて、保守の役割とは一体何だったのか、ということですね。関係筋はぜひ委託先の選定プロセスについて見直してほしい次第。