●4章のあらすじ
『深淵の指』ラムダグとの闘いの果てロス・ルーラは死んだ。
ロスの正体は600年前の勇者パーティの魔術師リベイル・シャルトだった。
ロスの残した手記を読み、彼の全てを受け継ぐことを決意したライス・レイシャ。友人リジ・コーグレンと共に「形のない宝石」を探す旅に出る。
そしてロスの悲願であった勇者パーティの魂の解放を成すと天に誓う。
ペドゥル国のマイル・レッタの情報で「形のない宝石」の手がかりが島の王国キャスリンにあると知り、3人はキャスリン国へ向かう。
一方、禁具「牢獄の魔道具」と自分の姉エレンフェの手がかりが水の国リキルスにあると知ったエルフのアシリアとチャカス族のギガウは南を目指し砂漠の旅をする。
水の国リキルスに行くには姉妹国である島の王国キャスリンに訪れる必要があった。
運命は再び彼らを砂の王国マガラに引き寄せるのだった。
◇◇◇
●登場人物
☆ロス・ルーラ:果樹園の農夫。式紙という術を使う。彼の正体は600年前の勇者パーティのひとり魔術師リベイル・シャルトだった。
☆ライス・レイシャ:大魔法使いを夢見る17歳。なぜか火の精霊としか契約を結べない。潜在能力は未知数。彼女は魔力の他に凄まじい霊力を内在していた。
☆リジ・コーグレン:ヴァン国領主ワイズ・コーグレンの孫娘であり正当な次期領主の権利を持つ17歳。聖剣「空の羽」にて風の精霊の能力を使う。
☆氷のアシリア:エルフ族の殺し屋。金の為なら同族殺しもいとわないことから、エルフ族からは『恥さらし』と蔑まされている。精霊ルースの弓矢を使う。
☆チャカス族のギガウ:ルメーラ国に住んでいたチャカス族の末裔。生まれた時より地の精霊が住まうタトゥを刻んで生まれて来た。
☆式紙のルシャラ:式神の技術をライスに伝える為にロスが残した先生。彼女の正体はリベイル・シャルトの母親。ライスの危機に式紙より召喚する。
☆スレイ:最果ての森に住むオレブラン(獣人)。閉ざされた森より世界を旅したいと願い放浪の旅をする少年。
☆マイル・レッタ:ペドゥル国で興信所をしていた。貴族殺しの罪を背負わされライスと共に旅に出る。彼は島の王国キャスリンの元密偵だった。
☆キース・レック:火の精霊の加護を受けるセレイ村の長。ハーフエルフ。600年以上生きているという噂がある。リジの剣技の先生
●砂の王国マガラ(王国)
ユウリ王:15歳の少女。女王ではなく王と呼ばせる。
水脈大臣秘書:ミレク。若きチャカス族の末裔。
王族ザイド:王族の末席にすわる自由人。彼の情報は信頼できる。意外と切れ者。
●山岳のルーナ国
もともとはマガラ国に水を供給するために作られた国
●島の王国キャスリン(王国)
●水の国リキルス(領主国)
牢獄の魔道具の手がかり、アシリアの姉エレンフェの手がかりがある。
●五大魔人
☆天空の魔人ジャク:黄色い魔眼を持つ。口ぶりから15歳ほどの少年。
☆静謐の魔人ダリ:澄んだ心の持ち主
☆闇炎の魔人ルカ:おおよそ13歳ほどの少年。ルカの炎は穢れを燃やす
☆憤怒の魔人??:地の底から現れる怒れる魔人。憤怒の業火は炎龍の集合体。
☆
●重要アイテム
・牢獄の魔道具:指輪、ピアス、カフスボタンなど様々な装飾品となっている。魔法石に精霊を閉じ込めて使役している。
・銀鴉:伝説の意志ある防具。リジ・コーグレンが着装。目には見えない防具だが、攻撃を防いでくれる。
・聖剣「空の羽」:風の精霊フゥが宿る。リジ・コーグレンの剣
・六つ星の首輪:ライスがロスから譲り受けた首飾り。魔術師と魔人の友情の証。
・ネイルコーデンのブーツ:意志を持つブーツ。履き主の身を守る。
・形のない宝石:ロス・ルーラが探し続けている宝石
・六芒星の耳飾り:ライスに内在する霊力の出口となる。
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よろしくお願いします。(*´▽`*) —こんぎつね
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