約4万RTされた「サクッと飲食店を決めるアプリ」を作ろうと思った理由
どうも! ツイートがバズって1日でフォロワーが1000人以上増えた ren です。(ありがとうございます😭)
先日、こういったツイートをしました。
今回は、この Dish(仮) というアプリをなぜ作ろうと思ったのか?というのを note にまとめようと思います。
なぜ作ろうと思ったのか
この Dish(仮) というアプリは、まだ存在しておらず(今作ってます)、ツイートでも言及しているとおり、プロトタイプです。
ちなみに、 Sketch と Principle を使って弊社のCTOである @nakanishy が一晩でやってくれました。
私自身、過去に数多くWebサービスを作って失敗してきたので、それらの失敗を踏まえて今回の Dish(仮) のプロトタイプを Twitter で告知してみたところ、多くの反響を得られました。
実は Dish(仮) 以外にもたくさんのプロダクトの仮説検証をしていたのですがそんな中、私が尊敬している Yamotty パイセンの以下の記事が目に止まりました。
文中に、マイクロイシューも、純粋想起を取れるとプロダクトとして成立するとあるのですが、たしかにその通りだなあと思い、いくつかアイデアを考えていました。
私はアイデアを思いついた際に、Mac のメモ帳などストックしているんですが、過去のメモを見ていたところ
どこの飲食店が良いのかがわからない
- キュレーションメディアでいくら調べても、結局どこがいいの?
- 色々飲食店がでてきて考えるのが面倒
という、少し前にストックしたアイデアというか、課題を発見しました。
多分 Yamotty さんの記事を見る前であれば、「まぁでも食べログもRettyもぐるなびもあるし、必要ないよな」としか思わなかったのですが、頭の片隅に純粋想起というワードが浮かんできました。
確かに、Dish(仮) のアイデアは、他のサービスでもできることだけど、「結局どこの飲食店に入ればいいんだ、考えるのが面倒くさい」という課題をシンプルに解決する純粋想起を取っているプロダクトって少ないのではないか、と思ったのが、作るきっかけになりました。
なぜここまでバズったのか
正直、ここまでバズるなんて思っていませんでした。
「1000RTって割りと目標高くね?」みたいな話をチームでしていたほどですw
正直なところ、Dish(仮) と似たようなアプリもあると思いますし、アイデア自体も尖っているわけでも、時流にそこまで乗っているわけでも無いと思います。
しかし、実際問題「欲しいです!」と言ってくれる方がいたり、わざわざメールアドレスを入力して登録してくれるくらいなので、ある一定数のニーズはあるのだろうな、と思いました。
自分なりに、なぜここまでバズることが出来たのかを考察してみました。
1. ありそうで無かったアプリだから、あってもそのアプリを知らないから
2. シンプルな課題と解決方法だったから
3. 動画が分かりやすかったから
1. ありそうで無かったアプリだから/あってもそのアプリを知らないから
リプライで「ありそうでなかった!」「こんなアプリが欲しかった!」と結構な数いただきました。
中には「xxっていうサービスと酷似してますが、見解を」なんてことも言われたんですがw
プロトタイプをぱぱっと作ったので、類似アプリを調べずに作ったのでもちろんパクってません。
事前に類似アプリを調べなかった理由として、プロトタイプは割りと簡単に作れますし、仮に1000RT達成しなかったらそのアプリにはニーズが無いということになるので、まずはシンプルな課題で、純粋想起を取るようなアプリを作ろう、と思ったためです。
加えて、私は一般の方と比較して多くのアプリをインストールしたりしますし、プロダクトが大好きなので逆に私が知らないアプリなら一般の方も知らないのではないか?という仮説もありました。
ランチってリテラシが高い人だけが行う行為ではないですしね。
つまり、類似アプリがあっても、マスに届いてないアプリが多く、「店を選ぶのが面倒」という課題を実は多くの人が持っていて、「ありそうでなかった」といった声と同時に共感を頂けた、というのが大きいと思いました。
2. シンプルな課題と解決方法だったから
上記でも書いてますが、ランチで飲食店に行くという行為って比較的日常的なものですよね。
なので、何が課題でどうすれば解決できるか、というのがツイートをみて分かりやすく、課題を自分ごと化できた人が多く、多くの共感を得られたのではないかと思います。
3. 動画が分かりやすかったから
正直、これがめちゃくちゃ効いたと思います。
過去にプロダクトの仮説検証をする中で、LP を作ってAd を回して検証する、みたいなこともやっていたのですが、あまり効果がでずに事前登録者を10件集めるのに1万円、みたいなこともありました..。
何が言いたいのかというと、LP だったらランディングした時、ツイートだったらそのツイートをタイムラインで見た時に、どういったアプリなのか、何が出来て何が嬉しいのか というのが想起しやすいことが重要なのかなと。
今回はランチの課題だったので、私のフォロワーの方でも該当する課題かもしれない、と思って Twitter でツイートしました。
当然、ランチみたいなマスではないものは Twitter のフォロワーの属性によって効果が全然異なると思いますけど。
まとめ
複雑なプロダクトではなくシンプルな課題で、シンプルなソリューション、そしてありそうでなかったプロダクトを作る重要性を再認識しました。
そして、Twitter でプロダクトの仮説検証をする、というのは以下のようなメリットも有るのでオススメです。(工夫したことなどはまた note に)
1. RT、いいね、リプライ等の反応で、ニーズの検証ができる(過信してはいけない)
2. ワンチャンバズればフォロワーが増える、応援してくれる人が増える(作るモチベーションも上がります)
3. 事前登録フォーム等を用意すれば、リリース時にプロダクトを使ってくれるかもしれない
最後に、 Dish(仮) は今がんばって作っているので、よかったら事前登録してみてください!
お読みいただいてありがとうございました。