ジョージネルソン展
目黒区美術館のジョージネルソン展に行ってきた。
とても品の良い展示だった。
家具の現物はもちろんなんだけれど、
展示の仕方と、グラフィック群が良かった。
写真は1Fのスペース。実物に座れる。2Fの展示は撮影禁止だった。
ネルソンは、新しい建築資材を試せる場として、展示の依頼を喜んで受けていたそうなのだけれど、59年にモスクワで開催された「アメリカ博覧会」の会場模型は、ジャングルジム型で面白かった。
組み立てられるようになっている。すごく合理的だ。
ロシアの人たちに、どうやってアメリカの暮らしを理解してもらうのか?という際に、写真をいくら展示してもスペースが足りないということで、7つのスクリーンに映像を流したそうだ。今ではよくある展示方法であるが、考えのプロセスが面白かった。
中でも好きなのが、ネルソンが手がけたグラフィック・広告群。
かなり早くからグラフィックの重要性をとき、ロゴや広告なども手がけていたネルソン。
美大を受験する前に、penで古い広告グラフィックを特集していたことがあってハーマンミラーのポスターも載っていた。高校生の頃にそれを見て、何てかっこいいんだ!こういうことがしたい!と思っていたりしたんだけど、この展覧会はそのときめきを久々に思い出したなぁ。
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