ほんやくこんにゃくをつかおう
この記事ですが、ありがたいことにたくさん反響をいただいたこちらのnote
のフォローアップ記事です。科学者以外でももっとカジュアルに論文が読めるようになったら良いなと思って書いたnoteですのでもしお時間あればぜひ。。
上記記事では論文を読む際には文章を翻訳サイトにコピペすることをオススメしていました。
でもそんなの面倒くさくないですか?
ということでこの記事では論文へのリンクを貼るだけで和英併記のpdfを作ってくれる素晴らしいアプリを紹介します
さて
じつは上の記事を書こうと思ったのはこのツイート
を見て
「これ使えばわざわざコピペしないでも和英対訳のpdfをタブレットにいれて持ち運べるじゃん!!」
と思ったのがきっかけでした。
アプリの名前は
ほんやくこんにゃく
いいっすよね。とても。
ただ『1日かからず〜』を書いた時点ではその中でおすすめしているNature Communications, arXivなどに対応していなかったので大きくは宣伝できなかったという事情がありました。ところがなんと『1日かからず〜』が開発者さまに届きましてアップデートしていただくことが出来ました!
なんと現時点で、おすすめした全ての論文誌に対応しています!!やったーーー!!
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さて、動かしてみましょう。
『1日〜』でも紹介したこちらの海洋プラスチック論文を読みたいとします。こちらはNature Communications誌なので対応しています。
これをコピペしてDeepLにかけるのを手作業でやるとこんな感じ
いいんですけど、ちょっと読みにくいですね。コピペも面倒だし、何より図はコピペできないのでいちいち別ウィンドウにしないといけない。
ところがほんやくこんにゃくを使うと...
こんな感じに動いて...
こんなんできます!めちゃくちゃ便利!!!
左に英語、右に日本語が表示されているので「なんか翻訳変だな」と思ってもすぐに見れるし、図もいい感じのところにあるし、なによりPDFなのでiPadとかにいれていつでも読める!!
というわけで気になった方はこちらからインストールして使ってみてください。ちょっとページが重いのでGitHubのほうが良いかも。
PythonのモジュールとSlackのアプリがあって、Slack版の方が多くの人には使いやすいと思うのですがこちらはかなり負荷がかかって大変らしいです。少なくとも僕が試したときSlack版は途中でエラーが出てしまいました。
なのでPythonモジュールをインストールするのをおすすめしたいのですが、「Python???」っていう方どれくらいいらっしゃるんですかね。
Pythonのインストール等に関しては良いサイトや動画がいっぱいあると思うのですがもし何を見れば良いのかすら分からん、という方からのリクエストがある程度あればまっさらな状態からほんやくこんにゃくをインストールするところまでは書こうと思いますので教えてください。
アプリのデザインに関してだいたいの説明はこちらに載ってます
いやーほんとべんり!本当ありがたい!!
(引用論文に関してはNature CommunicationsのCreative Commons Attribution 4.0 International Licenseにしたがって翻訳と公開をしていますがもしライセンスの解釈が間違っていたら教えてください)