ナウル共和国、反AIに焼かれる
2024/9/12、ナウル共和国政府観光局が、「ナウルの様子を画像生成AIに描いてもらった」とする画像をTwitterで公開。その結果、直後から反AIが群がり、AI使用罪で焼かれる。
本件の最大の特徴は、使用した画像生成AIがGrokだという事で、Twitterに正式に実装された画像生成AIをTwitterの規約に従って使用しているのに、全く関係ない反AIからキャンセル・カルチャー攻撃を受けてポストを削除させられた事例第1号となっている。
あまりにも削除が早かったため、元の画像とそこにぶら下がった誹謗中傷は保全できなかった。現在見られるのは謝罪だけとなっている。
そもそも謝るべき罪がないにも関わらず、反射的に謝罪してポストを削除した結果、反AIに「こいつは殴れば謝る」と認識され、誹謗中傷・謝罪要求はさらに激化。9月14日になって、「誹謗中傷・嫌がらせがあまりにも酷い」として、アカウントは更新の休止を発表した。
ヘイトスピーカーの立場になった反AIが真っ先にした事は、「ナウル共和国を誹謗中傷したのは反AIではなく、反AIのフリをしたAI推進派である」と主張する事だった。
この話はここで終わらず、ナウル共和国政府観光局は、多数の誹謗中傷の中から「未開の部族」「蛮族」という単語を用いていた下記のTweetをピックアップし、法的措置を検討していると発言。
国家に対する誹謗中傷事例としてYahooニュースにも進出した。