Notionで満足してるのに、なぜObsidian? ぼくが踏み出した“つながる知識”への一歩
「NotionもiOSメモも、正直すごく便利だよね?」
あなたがそう思うのは当然で、ぼくもここしばらくはそれで十分事足りていました。Podcastのネタ出し、記事の下書き、日々の小さな気づき──すべてNotionやメモアプリで整理できていたから、正直1つも不満はなかったんです。
でも、ある日ふと気づきました。
頭の中には無数のアイデアが「点」として散らばっているのに、それらを自然につないで「線」にする仕掛けが足りないな、と。
たとえば何か思いついた新規事業のアイデアと、数カ月前に書いた読書メモが、実はキーワードひとつで結ばれるかもしれない。
でも既存ツールでは、それが偶然つながるのを待つしかない。というか、自分の脳みそでたまたま繋がらない限り、繋がらない。
そんなとき「Obsidian」の存在を知りました。
このツールはMarkdown形式のノートをローカルに保存し、単語ひとつで[[こういうふう]]にノート間をリンクできるんです。
「リンクしたら何が変わるの?」と最初は思いましたが、実はこの仕組みが、バラバラな発想を網の目のようにつなぎ、「知識の地図」を浮かび上がらせてくれるんですよね。
特に惹かれたのは、アイデア同士を自由に結びつけることで「意外なつながり」を発見できる点です。
これまでは、引き出しの奥底で眠っていたアイデアが表に出てこないことも多かった。でもObsidianなら、「あれ、このキーワード、過去のメモにもなかったっけ?」とリンクをたどるたび、忘れていた発想が手を振ってくれるような気がします。
さらに、Obsidianはすべてローカル保存なので、自分のデータを自分でコントロールできる安心感があります。
プラグインによる拡張性も高く、「もっとこうしたい」という欲求にも応えやすい。
ぼく自身、いろんなジャンルのアイデアを扱う中で、「もう一歩カスタマイズできたらなあ」と思う瞬間が多かったので、この柔軟性は魅力的です。
もちろん、「Notionで十分じゃない?」という声もあるでしょう。
たしかにNotionは強力で美しい整理箱。
Obsidianは「箱」というより、アイデア同士をつなぎ合わせ、予期せぬ発想の跳躍を生み出す「ネットワークづくり」の場なんです。
ぼくはそこに新鮮さを感じました。
最初の一歩は小さくていい。
あなたが普段使っているメモの中からひとつ選んで、Obsidianに放り込んでみて、そのノートと関連しそうな別のアイデアをリンクで結んでみてください。
5分後、画面の中に「あ、これもつながるんだ!」と新たな気づきが生まれるかもしれない。その瞬間、「ただのメモ」が「生きたネットワーク」へと変わる面白さを、あなたも感じるはずです。
ぼくはこの「アイデア同士がささやき合う」ような体験を求めて、Obsidianを使い始めます。
あなたも一緒に、アイデアの地図を描く冒険に出てみませんか?