AnkiへのCSVファイルのインポートはPCじゃないとできないと思い込んでたけどiPhoneでもできた
記憶力選手権世界チャンピオンの方も薦める、
優れた記憶システムであるところのAnkiアプリですが、
データの入力が手間だという弱点は、
多くのAnkiユーザーの頭を悩ませているところです。
本記事は、この窮状に一筋の希望の光が差し込む、
大発見の物語になります。
すみません、盛りました。
本記事は、すでにAnkiを利用している方が対象です。
Ankiって何?という方はAnkiタグの記事を参照してください。
さて、長年Anki界(私の脳内)では、
Ankiにデータを一度にたくさん取り込むにはCSVファイルのインポート
CSVファイルのインポートはPCでしかできない
というのが定説でしたが、
実はiPhoneでもできました!ビックリです!(結論)
用意するのは
iPhone
AnkiMobile Flashcards アプリ (有料。2024年10月現在 ¥3,500)
以下「Ankiアプリ」インポートしたいCSVファイル
です。
なんで、デスクトップ版とAndroid版アプリは無料なのに、
iPhoneアプリだけこんな高いのよ!
と喉まで出かかる声をグッとこらえて、買ってインストールします。
なぜなら、隙間時間に暗記するにはiPhoneアプリが必須だからです。
さて、おもむろにCSVファイルを用意します。
中身はこんなです。
これは一番単純なものなので、もちろんもっと充実したCSVファイルを準備しても構いません。
このCSVファイルを、AnkiMobile Flashcardsアプリで開きます。
やり方① AirDropでiPhoneに送る
MacからAirDropでiPhoneにCSVファイルを送ると、いきなり「ファイル」アプリでCSVファイルが開きます。こんな感じです。ちっさ。
↓この「v」みたいなところから共有アイコンをタップして…
「Anki」アプリをタップ。
見当たらなかったら、右の方にスクロールして「… その他」を押すと、その中に「Anki」が潜んでいるので、選択。
するとなんと!
いきなりAnkiアプリのCSVインポート画面になるじゃないですか!!!
PCでしかインポートできないと思い込んでいたのでビックリですよ。
さすが¥3,500するアプリなだけありますね!
(無料のデスクトップ版でもできるけど)
ちなみにこの方法で送ったファイルは、iPhoneの「ファイル」アプリで「このiPhone内」→「ダウンロード」フォルダに溜まっていきます。
やり方② iCloud Drive経由でiPhoneに送る
Macには、iCloud DriveというDropbox的なクラウドドライブがあります。
これはMacとiPhone両方でアクセスできるので、MacでCSVファイルをここにおいて数秒〜数分くらい待てば、同期されてiPhoneでも開けます。
このとき、
「Anki」というフォルダにCSVファイルを置く
のがコツです。
「iCloud Drive」内に「Anki」という名前のフォルダを作り、ここに置きます。iPhoneで見るとこんな感じになります。
このCSVファイルをタップすると…
なんといきなりAnkiアプリで開きます!
どうやら、「Anki」という文字列が入っているフォルダにあるCSVファイルは、Ankiアプリで開くようです(「あああAnki」フォルダでも「Ankiおっほ」フォルダでも大丈夫です)。
これは「Anki」という文字列が入っているフォルダの中でさえあれば、「iCloud Drive」内ではなく「このiPhone内」であっても、更に任意の名前のサブフォルダの中でもOKっぽいですが、iCloud Drive内が便利かなと思います。テキストファイルで容量も全く圧迫しないですし。
まとめ
いつから、AnkiへのCSVファイルのインポートはPCでしかできないと思い込んでいた・・・?
iPhoneの(高価な)AnkiアプリにCSVファイルを送ると、iPhone上でもAnkiにインポートできる!
iPhoneのAnkiアプリへのCSVファイルの送り方
AirDropでiPhoneに送り、共有アイコンからAnkiアプリで開く
iCloud Drive内の「Anki」という名前のフォルダにCSVファイルを置いて、iPhoneの「ファイル」アプリで開く(オススメ)
この大発見(イノベーション)は、今後紹介していく
「iPhoneだけで充実したAnki英語学習デッキを構築する手法」
の最初の、しかし偉大な一歩である。
乞うご期待!(自分へのプレッシャー)
→書きました!