Devin観察日記 0日目
買うことにしました、Devin。月額500ドル。
https://devin.ai/
今まで気になってはいたものの、高いし、買うつもりはありませんでした。
しかし今日、@nishioさんのご好意で試してみる機会を頂き、十分感動したので、やっぱり買ってみることにしました。
というわけで、今日からブログを始めます。名付けて「Devin観察日記」。
アフィリエイトも無いので、ゆるくやっていきます。
「このリポジトリを開発対象に加えたい」
最初に驚いたのは、Devinへの仕事の頼み方です。GUIでポチポチするのかと思いきや、「このリポジトリを開発対象に加えたい」とメンションするだけ。
たったこれだけの指示で、git cloneしてREADMEを読んで、npm installなんかまでやってくれます。リモートで向こうに人がいるような感じで、あまりにも自然でした。
あらかじめ契約者(西尾さん)がGitHub OAuthで認証認可を行っています。諸事情で、元のリポジトリ(Public)をForkして貰っています。
シゴデキ
次に感動したのが、詰まったときのコミュニケーション。
これはもう、見て貰うのが早いです。
canvasパッケージのビルドがうまくいかないときに、Devinは「Node.jsが新しすぎてエラーになるから、v18 LTSを使うか、canvasパッケージを更新するか」という2つの選択肢をくれたんですよ。
勝手にパッケージを更新してトラブルを起こすでもなく、「止まりました、どうしたらいいんですか?」みたいに指示待ち状態になるわけでもなく、サラッと複数案を提示する。
これって“仕事ができる人”の振る舞いですよね。流石に驚きました。
ちなみに、スレッドに書かれた指示はすべてDevinに届きます。
(aside) と書いてあるのは、Devinに聞かれない、オフトピックな話です。
認証エラーで一気に現実に引き戻される
「AI賢っ!」とテンションが上がっていたところに、思わぬ落とし穴が。
Pull Requestを作ろうとしたら、認証エラーが出てしまいました。
GitHubの仕組み上は出来るはずなので、どうやらDevinの問題らしいです。何故かリトライで上手くいきました。
余談ですが、どれだけAIが賢くてなっても、認証認可は難しいのかも知れませんね。AIエージェントにどれだけの権限を持たせるのかは、これから重要なトピックになりそうです。
LGTM
1時間ほどの試行錯誤の結果、動作確認方法をREADMEに書くというタスクをやってくれました。
本当はもっと高度なことをしてくれていたので、気になる方はPull Requestを読んでみてください。ここに書かれた内容を実際にDevinがブラウザで試してくれました。
さて、いくらかかったのか。
今回は1時間ほど作業して、6.81 ACUでした。
500ドルで250ACUのクレジットが買えるので、6.81 ACUは13.62ドルということになります。2000円ちょいですね。
あまり安くはないですが、これまで忙しくて手が回らなかった仕事にも着手できそうです。それに、どうせ価格はどんどん下がっていくでしょう。知らんけど。
というわけで、Devin、買うぞ!
と心を決めた矢先、Sign upの時にOrganizationに招待を受けたせいで、自分のOrgが作れていない(=自前で契約できない)という謎の状況に…
よく分からないので、サポートに問い合わせ中です。おそらく明日には解決して、「正式にDevinオーナー」として使い始められるはず。なので、今日は「Devin観察日記 0日目」ということで締めようと思います。
次回は無事に自分のアカウントでDevinを動かせるようになってるはず。
「AIエージェントに全部開発させる」という世界観で生きていくぞ。