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「英語学習が、楽しい!」と、思えるようになった理由と方法。

ロンドンに住み始めてから、半年以上が経過した。そんなわたしが今、人生で初めて思っていることがある。それは、

『英語、楽しい』

ってこと。「なんだ、そんなこと!?」って思うかもしれないが、これはわたしの人生において、かなり画期的なことなのだ!

楽しいと思えるから、英語の勉強ができる。続く。

「英語を話せるようになりたいけど、勉強楽しくない……」って思っている、お仲間さんはいないだろうか?

これから、わたしが「英語が楽しい」と思えるようになった経緯を話そうと思うので、ちょっと聞いていってほしい。

英語の勉強、苦手じゃないけど好きじゃなかった

今まで、人並みに英語を勉強してきたと思う。中学3年生から芸能活動しているわたしだが、高校は公立高校に通ったし、仕事の合間を縫いながら塾にも通い、大学受験の準備もしていた。

そして4年制大学に進学したわけだけど、学部の中でも、わたしが専攻していたコースだけ、なぜか他のコースよりも1年間、英語の必修期間が長かったこともあり、もしかすると、大半の人よりも、英語を勉強してきた人生なんじゃないかと思う。

別に、苦手じゃなかった。一番得意な科目は、「国語」だったが、次に安定していたのが、「英語」だったのだ。数学がとにかく苦手で点数が取れない分、英語で取り返そうと思っていたほどだ。

だが今思えば、「英語が楽しい」と思ったことは、なかった。なんていうか、やらなきゃいけないからやってるってだけ。義務感がとても強かった。

そんなわたしだ。ロンドンに住み始める前の英語力は、いわゆる、典型的な「日本人レベル」だったと思う。

文法はできるが、話せない。仕事を含め、海外にはそこそこ行っている方だと思うけど、基本的には、愛想笑いとカタコトの単語だけで乗り切る感じ。とても、満足にコミュニケーションを取れるレベルではなかった。

とえいえ、それでも暮らせてしまうのが現代だ。
ロンドンは特に、セルフレジやキャッシュレス文化が発達しているため、スーパーに買い物に行って帰ってくるくらいなら、誰とも、一言たりとも会話をせずとも、家に帰って来れてしまうのだ。

この事実に気付いたのは、本格的な渡英前。そんな現実を知ってしまったら当然、「英語を諦める」という選択肢も、出てきてしまう。

実際に、同じ駐在妻たちの中で、暮らせはするからという理由で、英語が話せるようになることを、諦めてしまう人も多い。

でもわたしは、絶対にそれだけは嫌だった。

本気の英語学習を開始! したものの……

渡英の少し前から、本気の学び直しを開始した。コーチングサービスにも課金をして、毎日2時間以上は、英語の勉強をする日々を過ごしたのだった。

  • 単語

  • 毎日の英作文

  • 文法の復習

  • 週に数度の英会話

  • シャドーイング

  • ディクテーション

  • 暇があれば英語の動画を見る

有名なこと、やるべきことは、とことんやっていたんじゃないかな?

その甲斐もあって、数ヶ月後には、少し上達!
初めて、海外の友だちも作ることができた。その子と1対1でランチにも行ったし、日本人がわたし以外に1人もいない、20名弱が集まるハロウィンパーティにも招待してくれて、参加できたのだ!

わたし、英語でコミュニケーション取れてる……!

とても嬉しかった。

しかし、そんな経験をしてもなお、日々の英語の勉強は、楽しくなかったのだ…… 義務感で勉強をするのは、学生の時と、なんら変わらなかった。

だって、人が何を話しているのか、ほとんどが推測だったし、しっかりと聞き取れている感覚がなかったから。映画なども含め、ほとんどが呪文のように聞こえる日々は、変わっていなかったのだ。

ハロウィンパーティだって、恐らく、7割くらいは聞き取れてなかったと思う。それでもなんとか食らいついて、コミュニケーションを取っていただけだった。

「何を言っているか、わからん……」と思いながら、英語の勉強を続けるのは、なんとも苦痛だった。

英語が聞こえる! と、感じたあの日

そんな、なんとかコミュニケーションは取れるけど、何言っているかわからないという、モヤモヤする日々が続いていた、ある平日の夜だった。

ご飯を食べて、夫婦でゆっくりとテレビタイムを楽しんでいる時。
Amazonプライムのトップページを徘徊していると、ディズニーの新作映画のPVが出てきた。

何気なく、夫がPVの再生ボタンを押す。

すると、どうだ。英語の音声が、スルスルと耳に入ってくるではないか……! ロンドンで見ているからか、音声が英語だった。日本語音声でもない、さらには、英語字幕さえ見ていなかったのに、キャラクターたちが話している言葉が、耳に入ってきたのでした。

「何言ってるか、聞こえる……!!!!!!」

人生で初めて、英語で映画を見れた(PVだけど)経験をしたのでした。

ガチ泣きした。そんな姿を見て、夫は「え?泣くほど?」なんて言っていたけど、今までリアルスピードの会話が、呪文にしか聞こえなかったわたしにとっては、泣くほどに、嬉しい出来事だったのです。

その日を境に、だった。

「英語で映画が見たい!」と、思うようになった。
「洋楽が聞きたい!」と、思うようになった。
英単語を覚えることですら、「楽しい!」と、思えるようになった。

意味理解が追いつかないことが多いから、何を言っているか分かっても、内容まで完全に理解できるわけではないのだけれど。それでも、どんな言葉を言っているかが「わかる」から、英語を聞く気になれる。

英語を聞くことが、楽しいと思えるようになったのだ。

英語の勉強が楽しくなった理由

わたしを義務感から解放してくれたのは、紛れもなく、6ヶ月間本気で取り組んだ、「シャドーイング」だった。

「シャドーイング」は、見本の英文を聞いて、その1,2単語うしろをまさに影のように追いかけ、真似しながら発話する。リスニング力強化のために、さまざまな英語教育有識者の人たちがおすすめしている学習法だ。

ロンドンに移り住んでからすぐ、英語を話せるようになりたいのなら、まずは「リスニング力を強化すべし!」 ということに気がついた。

その理由に関しては、こちらの記事に詳しく書いています。

リスニング力アップが鍵だと気付いてからすぐ、わたしは「シャドテン」というアプリを始め、毎日コツコツと! ……とはならなかったけど、ほぼ毎日コツコツと、シャドーイングを続けてきたのだ。

シャドーイングに関しても、もちろん最初は義務感だった。毎日提出しなければいけないから、しているだけ。経過はこんな感じ。

〜〜経過〜〜
1ヶ月目:
超ゆっくりなスピーチなら聞き取れる! と、スタートダッシュの実感を得る

2ヶ月目:カフェやレストランでの会話さえ聞き取れず、凹む

3ヶ月目:アナウンス系は聞き取れることが増えるも、ネイティブ同士の会話はまったく聞き取れず、凹む。この辺が一番、キツかった

4ヶ月目:未だ、呪文に変わりはなし。しかし初期と比べて、自分の音声に違いを感じるようになる

5ヶ月目:1人で薬局に行った時、薬の説明を聞き取れて、少しだけ成長を感じる

そして、この直後だった。
アプリを始めてから、約半年弱が経過。提出回数も120回を超え、レベルも「WPM140」くらいに達したころ。わたしの耳に、突如、先ほどの変化が起きたのだ。

※WPMとは『Words Per Minute』の頭文字をとったもので、1分間当たりに読める単語数のこと

英語のガチ勉強を始めた時、すでに英語が話せる友だち数人に、アドバイスをもらった。するとみんな口を揃えて、「映画やYouTubeを、英語音声で見まくるといい。もう、1日に何時間も」と言った。

せっかく勉強するなら、「楽しく勉強しよう!」ってね。

だからわたしもね、やろうとしたの。何度も。何度も。
でも、ずっと呪文だった。だから、ただ聞いてるだけな気がして、勉強をしている気になれなかった。

それだけじゃない。めちゃくちゃ頑張って勉強しているはずなのに、いつまでも呪文のように聞こえ続ける現実が辛すぎて、楽しいどころか、とても苦痛だったのだ。

だから、映画や動画の視聴は、勉強の一環としてやろうとはしていたものの、義務感でしかなく、量も少なかったと思う。

でも、シャドーイングを半年間続けた結果、「見たい」と思えるようになった。結果、圧倒的に楽しく、圧倒的にたくさんの英語に、触れられるようになった。今では以前より、楽しく英語を勉強することができている。

これって、本当に大事。英語は1日にしては成らないから、毎日続けなきゃいけないんだけど、やはり義務感だけでは、続かない。

英語が呪文ではなく、聞けるようになると、義務感から解放されて、英語の勉強が楽しくなりました!

日本人みな、シャドーイングをガチれ

「英語が話せるようにならない……」
「英語学習が続かない……」

そう悩んでいる方がそこにいるのなら、大きな声でこう言いたい。

まずは半年間、シャドーイングを続けよう!

その半年間は、義務感が続くかもしれない。決してラクな道のりではないけれど、半年続けたその先に、楽園が待っているぞ。人生で初めて、英語学習が楽しいと思える楽園が。

日本人って、英語話せないよねって言われるの、悔しいじゃないですか。一緒に、そんな混沌から抜け出しましょう。

シャドーイングは無料でもできる。
でも我流じゃ、この実感が得られるかは定かじゃない。せっかくやるなら、絶っっっ対にいいサービスを使った方が、効率がいいです。

わたしが使っているのは、「シャドテン」です。

伝えておきますが、これはPRです。
でもわたしは、適当に案件をやることがとてもとても苦手なので、めちゃくちゃガチでこのアプリを使っている。その結果、本当にいいと思って、さらには、確かな実感を持ってこの記事を書いているので、信じてほしい。

まずは半年間、わたしを信じて、シャドテンの課題を提出し続けてほしい。

洋画を見て、聞こえてきていた呪文が、ちゃんと英語として聞こえてくるようになるから。

なぜアプリを使うといいのかは、こちらの記事で詳しく説明しているので、是非とも読んで下さい。

ここまできてもまだまだ、会話についていけなくって、理解できなくって、心が折れそうになることもしばしば(汗)

でも圧倒的に、英語を向き合うことが楽しいと思えるようになったので、ここからの成長は早いんじゃないかな? と、自分に期待している。

半年間、シャドーイングを頑張ってくれた自分に、感謝したい。
確実に、ステージが変わった気がするから。

英語が話せないって劣等感、感じたことがある人は、たくさんいるんじゃないでしょうか?

一緒に、劣等感から抜け出しましょう。

ほな、また。

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