青春オンライン
世界インフレの要因となっている原油市場、戦略物資となっている小麦や鉄鉱石――。ニュースの背景には、さまざまな資源と地理的要因があります。地理の人気予備校講師でベストセラー作家の宮路秀作先生が、複雑に絡み合った世界の動きをやさしく解説してくれます。隔週水曜日の更新予定です。
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。
エッセイ集『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』『これが生活なのかしらん』が大反響! 作家・小原晩さんが、これまで過ごしてきた(またはこれから過ごしたい)いろんな「夜」を綴っていく連載です。更新頻度は、ゆったり【2か月に一度】で、満月の夜に新作がアップされます。どうぞ、ご期待ください! ★イラストレーション:竹井晴日/写真:林 将平
たったひとりのアーティスト、たったひとつの曲に出会うことで、人生が変わってしまうことがあります。まさにこの筆者は、たったひとりのアーティストに出会ったことで音楽評論家になりました。音楽には、それだけの力があるのです。歌手の歌声に特化した分析・評論を得意とする音楽評論家、久道りょうが、J-POPのアーティストを毎回取り上げながら、その声、曲、人となり等の魅力についてとことん語る連載です。
妻が突然黙り込んだ、不機嫌になった、当たりがキツくなった。夫なら誰しもそんな経験があるのではないでしょうか。理由もなく、妻が不機嫌になることはありません。もしかすると、われわれ夫は気付かぬうちに「押してはいけない妻のスイッチ」を押してしまっているのかも……
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 ペリーは「蒸気船」で日本にやってきた 18世紀後半、イギリスで始まった産業革命は、人類史における大きな転換点となりました。それまで人間の労働や家畜、自然界の力に依存していた生産活動が、蒸気機関の登場により機械の力に取って替わられます。 蒸気機関の改良によって、石炭を燃料として活用する産業が拡大し、これが産業と社会の様相を一変させるきっかけとなっていきました。 産業革命の発端となったのは、スコットランドの技術者ジェームズ・ワット(173
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。 何のために受験するのかを、もう一度振り返って 中学受験を考える世帯でも、共働きの割合は増えています。共働きの世帯の中には、「中学受験は、親のサポートがかなり必要」という話を聞いて、「共働きで中学受験をさせることはできるのだろう
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 人類が活用してきたさまざまなエネルギー われわれ人類がエネルギーをどのように使い、そしてそれをどのように進化させてきたか、その歴史は人類の文明の発展と深く結びついています。 エネルギーとは単に物を動かす力や熱を生み出すものにとどまらず、社会の在り方をも変えていく力そのものでもあります。人類の特徴の一つでもある「火の使用」から始まり、農業の発展、産業革命、そして現代の高度情報化社会へと至るまで、エネルギーの変遷は人類の文明の発展を裏で支
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。 学校説明会は学校を見極める最高の機会 中学受験において情報収集は親の仕事です。特に学校選びに関しては、ほぼ親が一時情報を得た上で、子どもの嗜好やタイプ、学力を見極めながら合いそうな学校を探し出さなくてはいけないので、結構大変だ
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 アルミニウムの製造には豊富な電力が必要 アルミニウムの原料がボーキサイトであり、世界的にかなり豊富な埋蔵量を誇ります。その数は、なんとおよそ300億トンといわれます。 ボーキサイトからアルミナ(酸化アルミニウム)を取り出す工程は、オーストラリア人のカール・ジョセフ・バイヤーが発明したバイヤー法を利用します。 ボーキサイトの成分の目安は、アルミナ50%・ケイ素5%・酸化チタン3~10%・その他です。このボーキサイトをアルカリ溶液で溶かし
カフェインが弱いくせに カフェインに弱いくせに、下北沢で夜ご飯を食べたあと、珈琲でものみたいな、と私がぽろっと言うと「わかる」と君は笑って返して、家までの乗り換え駅である新宿の喫茶店へ寄って、ケーキとアイスコーヒーを頼んで、だらだらしゃべって、アイスコーヒーのおかわりまでして、会計は5200円を超えるし、眠れなくなってしまうしで、君の馬鹿正直な体は一睡もせずに翌日の仕事へ出掛けたらしい。私もブレンドを二杯飲んだけれど、昼過ぎまでぐっすり眠ったというのにおかしなことである。
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。 過去問にも、効果的な使い方がある 6年生の2学期。そろそろ過去問に取り組む時期ですね。過去問に取り組むには、それなりの時間が必要です。 過去問は家庭でやるケースが多いと思いますので、その時間をどこでどのくらい取れるか、計画を
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 昨今、自動車産業が抱える課題は高度化、そして複雑化しています。 特に環境保全を念頭においた「地球に優しい活動」が求められていて、温暖化防止を目的とした低燃費の実現、環境負荷の低いリサイクルや廃棄処理、排ガスなどの公害対策、そして安全面の確保など、自動車産業には多岐にわたる要求に向き合わなければなりません。 一方で、企業活動が「利益の最大化を図ること」である以上、徹底したコストダウンを追求する必要もあります。 特に、自動車の低燃費化の追
子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答える本連載『中学受験 親のお悩み相談室』が本になりました。今回は特別編として、8月22日発売の書籍『<中学受験>親子で勝ちとる最高の合格』の中から、内容の一部を公開いたします。 「とりあえず」で受験を始めると、泥沼にハマります 私は、これまで20年以上中学受験の世界を見てきました。 最初は受験生の親として、その後は教育ジャーナリストという立場で学校や塾を訪れ、校長先生や塾の有名講師への取材を
門限と就寝 門限のきびしい家で育った。 小学生のときは夕方五時のチャイムが鳴り終わるまえに玄関のドアを開けなければ叱られたし、中学生のときは五時半、高校生になっても門限は六時だった。 十五歳の春、夜九時頃。 お風呂から上がると喉が渇いていたので、近所の自動販売機にカルピスソーダを買いに行ってもいい? と台所にいる母に聞いた。父はソファーに座って、リモコンでぽちぽちとチャンネルを変えている。 私はそれまで、親と一緒でなければ、どれほど近い距離であっても、夜九時以降に
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。 受験との向き合い方が、大きく変わってきた ゆる受験という言葉があるようですね。これまで中学受験というと、小学4年生(実際は小学校3年生の2月)から進学塾に通塾し、難関校を目指して頑張るというのが一般的でした。 最たるものが、
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 教科書などでも貿易品目としてよく耳にする「ボーキサイト」。でも、みなさんはボーキサイトが「どこで採れるのか?」、そもそも「それが何なのか?」を説明できるでしょうか。 3カ国がボーキサイトの7割を産出 USGSの統計によると、2021年の世界のボーキサイト産出量の順位は以下の通りです。 1位 オーストラリア(26.8%) 2位 中国(23.4%) 3位 ギニア(22.4%) 4位 ブラジル (8.6%) 5位 インドネシア(5.
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 銅は、我々の生活に古くから関わってきた金属の一つといえます。第四講でも解説したように、紀元前3000年頃に青銅器時代を迎えているので、銅の利用は紀元前8000年くらいから始まったと推測できます。 青銅器時代は銅と錫の合金である青銅が使用された時代であり、この時代の象徴でもありました。 では、現代世界において銅という資源は世界のどの地域に分布しており、われわれの生活でどのように利用されているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。 銅がな
少子化にもかかわらず、中学受験者は年々増加しています。中学受験は親と子がタッグを組んで取り組むものだからこそ、さまざまな悩みや壁にぶつかることも…。本連載では、子どもの中学受験を控えた親御さんの悩みに、教育ジャーナリストの中曽根陽子先生が答えます。 共学と別学、それぞれのメリットとは? 男子校・女子校を選べるのは私立中学受験の特徴のひとつですが、親自身が経験していないと、その特徴は掴みづらいかもしれません。 これまで多くの学校を見てきた経験を踏まえて、それぞれの特徴を見
たったひとりのアーティスト、たったひとつの曲に出会うことで、人生が変わってしまうことがあります。まさにこの筆者は、たったひとりのアーティストに出会ったことで音楽評論家になりました。音楽には、それだけの力があるのです。歌手の歌声に特化した分析・評論を得意とする音楽評論家、久道りょうが、J-POPのアーティストを毎回取り上げながら、その声、曲、人となり等の魅力についてとことん語る連載です。 2年2ヶ月に亘って書いてきましたこの連載も、今回が最終回になりました。 2年余りの間に書
地理講師&コラムニスト 宮路秀作 「(ドラゴンクエストシリーズにおける)ゲーム内における『どうのつるぎ』は攻撃力が低いことから、安価な値段で販売されていて、『はがねのつるぎ』の方が断然価格が高く設定されています。」 これは第一講で述べたことですが、ドラクエシリーズにおいては鋼よりも銅の方が安価という設定となっています。また「どうのつるぎ」とは別に「せいどうのつるぎ」という武器がありますが、こちらもまた「はがねのつるぎ」よりも安価で入手できます。 青銅は銅と錫から作られま