見出し画像

ChatGPTのProjectsの使い方とレビュー

 [読了目安: 2分]

NO AI(人間が書きました✍️)

AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)運営の矢野哲平(@robothink_jp)です。この記事ではChatGPTに新しく追加されたProjectsの使い方について解説します。

Projects

これまでチャット単位で管理していた会話をプロジェクト単位で管理できるようになる機能と言えばいいでしょうか。
プロジェクト内でファイル、カスタム指示、チャットを管理できるようになります。

Projectsのユースケース

最初、これを聞いた時にGPTsとの違いにピンと来ませんでした。ですが実際に使ってみると分かります。簡単に言うとAIとの会話を1つのプロジェクトという括りで管理しやすくなります。

例えば、「〇〇を調べて」のような簡単なタスクでは効果は薄いと思います。
でも「〇〇という事業を考えている。これから事業に対するアイデアや考察、競合調査を行います」という大きなタスクで効果を発揮すると思います。
チャット単位だとどうしても単発で終わっていた会話がプロジェクトいう大きな括りの中で管理できるのは地味に便利です。

ナレッジとしての使い方も

ちなみにProjectsではファイルをどんどんアップロードできます。
事業概要や競合調査をまとめたエクセル、その他の資料を1つにまとめてそれをベースに会話の掘り下げができます。

いったんProjectsまとめ

  • 現時点では有料プランのみ利用可能

  • チャット、ファイル、カスタム指示を一箇所で管理できる

  • インターネットの情報も参照できる

  • DALL-Eも利用可能

  • Canvasも利用可能

  • モデルの選択はできない

  • 既存のGPTsを呼び出しはできない

  • 音声モードを利用できない

  • プロジェクト単位の共有はできない

  • チャット単位の共有もできない

Projects

ではサンプルとして「AI各社のAPIアウトプットトークンの最大値を調査する」というプロジェクトを立ち上げます。ちょうどGemini Deep Searchを使って手元に資料があったもので。

画面左のサイドバー > プロジェクトから新規作成します。
プロジェクト名を入力するとプロジェクトが作成されました。

ここにファイルをアップロードしたりカスタム指示を追加して使いやすいようにカスタマイズしていきます。
今回はGemini Deep Searchが作成したレポートを参照知識としてアップロードします。

カスタム指示は右側の「指示の追加」からできます。
あとは会話をすることで情報の掘り下げができます。

注: Geminiで取得した情報に一部ハルシネーションがあります

チャット履歴がプロジェクトに溜まっていく点は非常に便利だと思いました。ChatGPTはチャットの効率的な管理が課題と感じていたのでこれは便利✌️

注意点として現時点ではプロジェクトの共有はできません。
例えば、上記のAPIリサーチについて社内の人間と共有したい場合は現状できないということです。(ちなみにチャット単位の共有もできないようです)

【note読者限定】生成AIのおすすめツールの資料を配布中

  • 生成AIツールは何を使えばいいか分からない

  • もっと業務効率化に貢献するツールを知りたい

  • ChatGPT以外のAIツールを知りたい

こういった声に応えておすすめの生成AIツールを解説する資料を制作しました。もっとAIの情報をキャッチアップしたい人はぜひご覧ください。

👉資料を受け取る


noteでも月に20本ほどAI関連の記事を投稿しています。フォローよろしくお願いします😼


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集