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英語勉強法について

どうも。

そろそろ過去記事を見て「常に不平不満言ってる人」という印象を持たれる頃合いかもしれない。正直ああいうのをただ「怒っている」「文句言ってる」と捉えられるのは心外でぇす!「存在は抵抗」なのだから。ブラック職場という労働搾取に愚痴を言ったりするのは妥当で、直接的に社会に異議を唱えるのは許されないとしたら意味不明すぎます。

まあただ、そういったToxic Positivityには問題あるんですが、ネガティブなことばかり話すのが好きな人はいないでしょう。僕だって出来ることならポジティブなことだけ考えていたいですから。
ということで今回は趣向を変えて英語について話したいと思います。

最近ふと思ったんですよね。今最もポピュラーな英語勉強法ってなんだろう?って。

僕自身英語は好きなので、学生の時から累計してなんやかんや10年ぐらい英語には触れてるんですけど、近年オススメされている英語勉強法とかに関してはかなり無知なんですよね。いわゆる英語学習界隈とかも覗いたことないので、一体全体皆さんがどのようにして英語勉強をしているのかってのが純粋に気になります。

そんなこんなで今回は、僕と英語の馴れ初め的なことから実践している英語勉強方法について話そうと思います。


今の英語力

僕は英語環境で育ったわけではなく、留学経験も英会話受講経験もないので、英語勉強に関しては完全に独学になります。

今の英語力なんですけど、イメージしやすいよう英語試験のスコアを引用すると、一応5年前にIELTSを受けた時はOA 7.0でした。TOEICは(7年前のスコアですが)800後半ぐらいだったかな。
まあこの5年で散々英語ネイティブと会話したり欧米のコミュニティにいたりしたので自ずと英語力は上がってると思います。余程の専門的な内容じゃない限り、リスニングはほぼ100%一語一句聞き取れる、自分が言いたいことは基本表現できる、政治や社会問題といったことも英語で語れる…ってレベルの英語力だと思ってください。前職でも英語使う機会が多かったです。
試験を受けた当時は英語使用頻度も全然低く、スピーキングも散々だったので、今IELTSとか受けたら7よりは良いスコア取れるんじゃないかなという感じです。もちろんもう一度試験形式に慣れる準備はする必要ありますけど。

初期段階

初っ端からトンデモ発言しちゃうと、ぶっちゃけ僕の中で「英語勉強した」といえるのは最初の部分だけです。最初の部分、つまりは基礎中の基礎「文法」ですね。

なんか「文法は重要ではない」的なことを言っている/信じている人達も一定数いるみたいですけど、正直「んなこたない」としか思いません。細かなニュアンスを伝えるってなったら破茶滅茶な文法だと大体無理です。文法知ってるに越したことはない。てことで、僕も最初は教材を買って文法と基礎単語を詰め込む作業をしていました。

リスニングですが、英語勉強始めた時は「FBE」というYouTubeチャンネルをよく観てたかな〜。今は「React」という名称に変わってるっぽいですけど。懐かしい。
で、このチャンネルの何が良かったかというと、当時では珍しく殆どの動画に英語字幕が付いていたっていう点です。今のYouTubeの文字起こし機能はかなり精度高くなってますが、当時はマジで使い物にならなかったので、手作業で英語字幕をつけてくれているチャンネルは本当に重宝してました。
動画の内容も比較的「日常会話」が多いので使われている単語も簡単だったってのも良かったです。当時はボキャブラリーも全然無くリスニング能力も酷かったので、数秒ごとに動画を止めては英単語を調べて字幕を訳すっていう作業をしてました。

迷走フェーズ

なんだかんだ多くの人はこの辺り、所謂「基礎を固めた後」に躓くことが多いと思います。僕もその1人でした。やはり、ある程度基礎的な文法や単語を覚えた後って「自分にしっくりくる英語勉強法探しの旅」になると思うんです。更にマンネリ化してきたりと、モチベーション維持との戦いみたいな状況にもなったりするでしょう。

僕も散々迷走して色々試しました。
洋楽聴いたり、洋画/海外ドラマを観たり、ニュースを英語で読んだり、日本人による英語勉強YouTubeチャンネルだったりイディオムをまとめているブログを閲覧したり…。
正直、上記のように英語でコンテンツ消費するってのはリスニング能力アップやボキャブラリー増加に繋がるので大事なんですけど、「英語勉強」を目的にコンテンツ消費してたら辛いってことに気づきました。
そんなこともあり、「自分が興味あること」と「英語」を結びつけるってのは大事かもと思い始めたのです。例えば、僕は当時Game of Thronesというドラマにドハマりしてたので、その感想だったり考察だったりを死ぬほど漁りまくってました。もちろん英語で。(てか当時、このドラマは日本で全然知名度無かったので半ば強制的に英語で調べる必要があった)
で、これが一石二鳥なんですよね。もちろんスラスラと理解できないことばかりだったので、歯痒い気持ちもあるんですが、「そうやって表現するんだ!」っていう言い回しに出会う度に嬉しい気持ちになりましたね。

普段目にするコンテンツ、自分が興味あるコンテンツを英語で消費して「勉強してる感」を減らすことでモチベーションという概念を無くし、苦も無く自然と英語に触れるという段階まで持ってこれました。
根本的なマインドセットを変えることで、僕の中で英語に対する向き合い方が明確になった気がします。

自分に合う方法を確立

この辺りで僕は、

インプットをほぼ英語にすることで英語を生活の一部にし、初見の表現/単語をきちんとノートにまとめておく。

ということが個人的に一番英語力アップに繋がると感じました。ある程度自分のボキャブラリーが増え、ネイティブの表現方法に慣れてくると英語でコンテンツを消費するということに対してさほど抵抗感も無くなってきます。

なんで、僕はよくRedditにいることが多かったですね。Redditはカテゴリー分けされているので、自分が興味あるコミュニティを見つけやすい。1つの話題に対して複数の返信があったりするので多種多様な表現方法が見れる、何より他のプラットフォームとは違いモデレーターもいたりするのでcivilな議論が生まれやすいってのがあります。まあそれでも当然レスバトルみたいなのもあったりするんで、並行して英語での煽り表現も得られます(笑)
Reddit以外だと、Wikipedia、GoogleマップやAmazonのレビュー欄とかも結構オススメです。兎に角とことん英語で情報を得ようと心がける。

そして、ノートのまとめ方を工夫するようになりました。なんだかんだ僕はこの部分で一番頭悩ましたかも。
まず、紙のノートは余程のこだわりがない限りオススメしません。書くことで覚えるタイプの人には向いてるかもしれないですが、僕的には圧倒的にデジタルのノートの方が効率良いです。
まず、まとめる単語/フレーズ量が増えるにつれ、収集がつかなくなってきたんですよね。「あれ、これ既にまとめてたっけ…」みたいなことが増えるので、OneNoteやEvernoteみたいな検索機能が備わったソフト/アプリは滅茶苦茶良いです。で、デバイス間で同期出来るからパソコンで整理してスマホで確認できたりする。圧倒的に管理しやすいし、必要な情報を場所問わず瞬時に取り出しやすいんですよね。

デジタルノートが最強ってことに気づいたのはいいものの、問題は単語/フレーズのまとめ方でした。新たに学んだ単語をどんどん追加していくだけだとノート内は一気に乱雑になります。
例えば「これどう表現するのが適切かな」となった時、以前ぴったりな表現をまとめたにも関わらずそれを見つけ出すのが大変になる。検索機能も所詮「探している単語が明確な時」しか役に立ちませんから。
ここから試行錯誤のオリジナルデータベース作りが始まったんですよね。このデータベースがまたかなりボリューミーなので、近日中にでも別記事で公開します。

最近だと、ChatGPTを活用するってのもめっっっっっちゃ効果あると思います。
単語等をまとめている際に割と「良い例文ないかな」となるんですよね。そういった感じで使用例が気になった時、ChatGPTで「give me some sentences including "〇〇(単語)"」ってな感じで聞くとその単語を含む例文を提示してくれます。
前から例文検索サイトみたいなのはあったんですが、いかんせん提示される例文がアカデミックすぎて実用的じゃなかったり、スラング的なイディオムだとヒットしなかったりでイマイチだったんですよね。
でもChatGPTだと「give me example sentences used in a non-business situation=ビジネス場面以外で使われる例文ちょうだい」みたいに状況を絞るとそれに合わせて適切な例文をくれるのでかなり重宝しています。単語と場面の関連性が皆無だとしても捻り出して例文作ってくれますから。

単純に分からないことをChatGPTに英語で訊くってのも滅茶苦茶オススメです。
複雑な物事でも「explain it in simpler terms=もっと簡単に説明して」と指示すると、内容はそのままで言い換えたりしてくれるし。逆も然り。この用法、ボキャブラリーの幅がめっちゃ広がるんですよね。で、「簡単な単語だけでもこう表現すれば説明できるんだ」という発見があったりする。
当然日本語で指示することも可能ですが、出来る限り英語を使うように習慣づけした方が良いです。多少不自然な英文でも汲み取ってくれるんで。不安なら「今の英文自然?」と添削を求めるのもアリ。
親切に音声も聞けるのでリスニング力を伸ばすにももってこいですし、翻訳機としても結構普通に正確だと思います。

てことで僕はここ数年間、7割ぐらいは英語でインプットしており、新しい表現はすぐさま自分のデータベースに追加し、補足的なものが欲しかったらChatGPTで得る…という作業をしてます。そうしているうちに段々感覚的にネイティブらしい表現方法だったりが染み付いてきます。
で、アウトプットに関してはやっぱり実際に英語使ってコミュニケーションするしかないんですよね。独り言は「英語を喋る口」にするには効果的だと思いますが、単純に対話が一番楽しいです。僕的にはそういう相手はHelloTalkといった言語専用アプリを使うよりも、自分と気の合う仲間が見つかるプラットフォームで友達作る方がベターな気がします。
僕はよく"SLOWLY"という文通アプリを使用してました。このアプリ、出合い目的の人は比較的少ないし、「純粋に会話したい」っていう人が結構多いです。ショートメッセージが基本の現代に逆行した「1万字超えの返信」とか普通に送り合ってました。

てかChatGPTはライティング&スピーキングの対話相手にもなるので困ったらChatGPTでも良いと思います(笑) ほんと英語学習者にとって革命的なツールが誕生した感じがしますね。

現在

僕と英語の関係はざっとこんな感じです。
まあ今はそこまで問題なく英語でコミュニケーション出来ますが、自分が英語ペラペラだと思ったことは今まで一瞬たりともないです。別に謙遜しているとかではなく純粋にそう感じるんですよね。だって英語に触れてると未だに「へ〜、そうやって表現するんだ〜おもしろ〜い」と痺れる瞬間たくさんありますから。言語は深いです。
更に僕の中で今後の課題みたいなのがあって、それが「active vocabularyが少ないが故、表現方法がパターン化しすぎちゃってる」ってこと。
これ、ライティングではそこまで感じないんですが、スピーキングになると痛感します。僕の中で「言いやすい言い回し」ってのがあるんです。スピーキングはリアルタイムじゃないですか。「会話のキャッチボール」ということを意識してテンポを大事にすると、どうしてもちょっと凝った返答よりも口が慣れた表現方法を選んでしまうんですよね。咄嗟に出てくる表現の幅が狭いということは、愛用の表現方法だと的確に言い表せないことを伝えたい時、どうしてもスラスラ出てこないっていう。

スピーキングだと、もう少し考えたらより適切に言語化出来たのに…って思う瞬間がそこそこあります。なので、僕のスピーキングはまだまだ改善の余地あると思うんですよね。
よく「短期間で英語話せるようになった!」という広告とか見たりしますけど、「英語話せるって定義は何?」と疑問符が浮かびます。英語を勉強してると冗談でもなんでもなく「無限に成長できそうだな」と感じるので。これは言語学習全体に言えることでしょうけど。




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