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桐島聡さんが末期がんで徳洲会系病院にて自費治療の果てに逮捕って話で

 まあこれで青くなるのは医療行政側であって、あんたのところで治療を受けている無保険自費の患者はテロリストかもしれませんという話は割と最悪なことです。病院の方針に関わらず法制的にしっかりとマイナ保険証など電子化させて本人確認だけはちゃんとやれ、その結果、どうしてもアカン場合はなんか言ってこいって話になるでしょう。

 一般論として、特にベッドを埋めて入院する人に関しては、医療側も治療に関する同意事項や入院時の補償に関する本人同意を行わなければならず、誰だか良く分からないけどおカネが入るんならベッド埋まってカネになるからいいやというのは問題であって、しかし急患や今回のような良く分からんけど同僚に付き添われてそれらしい身寄りがあるとみられる場合までその場で本人確認を必要として調査義務までつけるわけにもいきません。なので、支払い能力と保証人が仮にいたとしても入院者の身元確認ができる方法についてガイドラインではなく義務としてやれやという流れになることでしょう。

 他方、こんなん雇ってる工務店どうなのとか、長年都市部に潜伏して普通に工務店勤務してたのを見つけられなかった公安警察ってどうなのとか、いろんな論点が出てきます。

 この場合、テロ事件に深く関与した桐島さんが国内海外逃亡の果てに神奈川県に落ち着き工務店に偽名で長年勤務してましたという報道内容が事実だとするならば、笑いとして「セルフ終身刑」とかネタにしている場合ではなく、これひとつ状況が悪ければ他のテロ犯罪に都市部潜伏していた手配犯が再び手を染めて犠牲を出した可能性もあるわけです。取り調べができるような健康状態ではないので逮捕は見送って事情を聴く方針とのことでしたが、逃亡中の資金源や組織的補助があったのかどうかや、他の事件との関連に何らかタッチがあったのかどうかはものすごく関心のあるところです。

 「最後には日本で、本名で死にたい」的な話でしたが、逮捕容疑となった一件はもちろん、他の事件との関わりや組織の状況についてちゃんと調べないと駄目なんでしょう。ただ、常識的にはいくら本人確認のハードルが低いからと言って工務店で堂々と作業員してて就労3保険(建設工事保険、業務災害総合保険、請負業者賠償責任保険)どうしてたのか、特に就労者を明記する保険を抜けていたのだとすると、いわゆる助っ人的にいろんな現場を渡り歩くタイプの仕事だったんでしょうかねえ… うっかりテロに加担して、自分の手配容疑ではないものの組織的には8人もの人命が失われて、その結果、かなり微妙過ぎる人生を送ったというのはどうなのかと思う次第です。

 この手の話を聞くにつけ、国民生活の大事なところではマイナンバー制度をしっかり根付かせておくべきだという気持ちが強くなりました。必要なときに、コイツ誰やねんと言える仕組みはやっぱり欲しいですからね。

 画像はAIが考えた『社会的に自由なはずの下層社会は存在そのものが監獄であり罰則という実情』です。


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山本一郎(やまもといちろう)
神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント