インターネットにいる「ほんとうの地獄」を紹介していく(1)
諸君 私はインターネット愚か者が好きだ
諸君 私はインターネット愚か者が好きだ
諸君 私はインターネット愚か者が大好きだ
過激なことを言って炎上するヤツが好きだ
フォロワー数増やしが存在意義になってしまうヤツが好きだ
パクリコンテンツを出して怒られるヤツが好きだ
大風呂敷を広げて始めたことをすぐ辞めるヤツが好きだ
クラウドファンディングで集めた金を持ってバックレるヤツが好きだ
100番煎じくらいのありきたりコンテンツを作っちゃうヤツが好きだ
「人生で大事なのは主体性!」とかペラペラの主張をしちゃうヤツが好きだ
「ハチ公前でアイスを配る」という一つも面白くない企画を代表作にしてしまうヤツが好きだ
Twitterで noteで
ブログで YouTubeで
Instagramで Facebookで
TikTokで mixiで
このネット上で行われる ありとあらゆる愚行が大好きだ
大学を辞めたことを自慢げに発信していた若者が 1ヶ月でメンタルを病んでSNSから消滅していくのが好きだ
オンラインサロンを運営していたインフルエンサーが 経歴詐称を暴かれてトンズラした時など心がおどる
一つも面白くないブログ記事を、一つも面白くないサロンメンバーたちがシェアし合うのが好きだ
効果のない医療行為を宣伝したインフルエンサーが責任を追求されている時など 胸がすくような気持ちだった
「これからは個人の時代!」と唱えながらオンラインサロンに入る様子が好きだ
恐慌状態の新アカウントが 「1日30ツイートが目標!」と言って無の内容を発信している様など感動すら覚える
はあちゅう主義の魚拓をはてなブログ上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶアフィリエイター達が Googleのアルゴリズム変更に ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな弱小YouTuber達が雑多なコンテンツで健気にも立ち上がってきたのをYouTubeの規約が木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
頭の弱いツイッタラーが論客に滅茶苦茶に論破されるのが好きだ
必死に守るはずだった持論が蹂躙され 引用ツイートで晒され殺されていく様は とてもとても悲しいものだ
リプライの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
インターネット破壊兵器(えらてん)に追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は愚か者を 地獄の様なインターネット愚か者を望んでいる
諸君 私に付き従うインターネットウォッチャー諸君
君達は一体 何を望んでいる?
更なる愚か者を望むか?
情け容赦のない 糞の様な愚か者を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の鴉を殺す 嵐の様なインターネット愚か者を望むか?
「脱社畜サロン!! 血液クレンジング!! 出産クラウドファンディング!! 」
よろしい ならばネットウォッチだ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間 ネットを見続けてきた我々に ただのインターネット愚か者では もはや足りない!!
大愚者を!! 一心不乱の大愚者を!!
我らはわずかに一個大隊 百人に満たぬnote購読者にすぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力10万と1人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり Twitterでイキっている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々のリプライの通知音を思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人のヒマ人の戦闘団で
イキリ愚者を燃やし尽くしてやる
「最後の大隊 大隊指揮官より全空中艦隊へ」
第二次ゼーレヴェー作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
はい。途中からめんどくさくなってやっつけ仕事になったけど、大体今日はそういう話である。
冒頭は、言うまでもなく「ヘルシングの少佐の演説」のパロディだ。
無料部分は特に固有名詞を出さずに進めようと思ったのに、
敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
ここを見た時、どうしても「はあちゅう主義の」とパロディしたくなってしまい、どうでもよくなってしまった。しょうがないよね。
インターネット愚か者は面白い
趣味が悪いのであんまり最近は言わないようにしているのだけど、インターネットにいるしょうもない人を見るのは楽しい。
もう3年ほど前になるだろうか。「レールの敷かれた人生はまっぴらだ。大学辞めて起業します」と大げさに言い放って炎上した後、友達から「お前泊めてやってるのに家でダラダラしてるだけやんけ」と暴露されてまた炎上してた人を僕はリアルタイムで間近で観測していて、とても面白かった。
その後も、度々誰かが炎上したりインターネットから追放されたりする様子を楽しく眺めてきた。インターネット愚か者、コントみたいな失敗をするのが面白い。
はあちゅう氏が以前、電通時代の上司のセクハラを告発した時、僕は素直に「このBuzzFeedの記事すごい」と、好意的に受け取った。社会的にも意義のある行動だし、WEBメディアとして「おもしろい」記事でもあった。世間の受け入れ方は概ね僕と同じで、一部のアンチを除いてはあちゅう氏は皆から称賛されていた。彼女はたった一記事で、「セクハラを排除する運動の第一人者」になった。
ところが数日後、「お前も童貞いじりを散々してきたやんけ」と言われて大炎上した。僕はこれを見て爆笑した。ここ数年で一番笑ったかもしれない。なんというキレイな流れだろう。腕利きのコント職人が書いた台本とかあったのこれ??
僕が楽しみにしている無名の愚か者
…とまあ、インターネット事件史を彩るような「大学辞めて起業マン」とか「MeTooやり返され女史」の話をここまでしてきたのだけれど、実は今日扱いたいのはそういう話ではない。
今日は、無名の愚か者の話をしたい。ここまで見てきた事件など、インターネットが好きな人なら必ず知っている。そういう有名なヤツではなく、「僕が密かに楽しみに見ている困った人」を扱いたい。
インターネットで話題になるのは結構難しい。炎上しているのは一部のエリート層で、その下には炎上することさえもできない本当の地獄が蠢いている。
(マンガ「ドラゴンボール」より引用)
そして、こんな本当の地獄をウォッチするのが僕は好きだ。そういうことで、今日は「ほんとうの地獄」を実名で皆さんに紹介しよう。今ボクの手持ちの「ほんとうの地獄」は5人くらいいるので、残弾が切れるまで時々紹介していきたい。
もちろん、以下有料である。記事は単品購入(300円)も可能だが、定期購読(500円/月)が圧倒的にオススメだ。今月の記事は全部読めるからお得だよ。
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