結局、アップル純正アプリが最強な理由
改めて考える。アップル純正アプリの魅力。
僕のようなガジェット好きからすると、アプリとは魅力的なものだ。
とくに近年は月額課金サービスのアプリを各社リリースしており、実用的なものが多い。
しかしこの風潮のなか、あえて僕は純正アプリ、とくにアップル純正アプリの魅力を伝えようと思う。
1 永年無料
先日「迷ったらMacを買おう」という記事を書いた。
その中でおすすめ有料アプリを紹介したのだが、軒並み買い切りアプリが値上げされていることを知って驚いた。
当然というえば当然で、企業からしたらサブスクで毎月課金してもらうか、有料アップデートで更新していかないと収益にならない。
その点、アップル純正アプリは基本的に永年無料であることが約束されている。
なぜなら、アップルの純正アプリは、ハードに対しての付加価値だからだ。
iPhoneを売るためのアプリであるから、iPhoneが売れていれば、アプリは無料でいいのだ(iPhoneの価格にアプリ代が含まれているとも言えるが)。
有料のサービスは、過去の情報資産を人質に突然サービス内容が変更される悲劇も起こりうる。
その点、無料でアップデートを続けることが(ある程度)約束されている純正アプリは神サービスと言ってもいい。
2 サードパーティを取り入れて進化する
親戚の子どものように、しばらく見ないうちに純正アプリは進化している。
アップル純正写真アプリは現在、ほとんどLightroom化していることをご存知だろうか?
ショートカットというアップル純正アプリがあるが、これはかつてWorkflowというサードパーティ製のアプリだった。
しかし、のちにアップルが買収して純正アプリに転生した。
ちなみに僕はショートカットが好きすぎて、いくつか記事でレシピを紹介しているので、ご興味あればみていただきたい。
またフリーボードという、無限に広がる紙の上に、図形や文字を書いてアイディア出しできるアプリがある。
ひと昔前はこれ系の有料アプリを使っていたが、フリーボードがリリースされたことで(僕の中では)淘汰された。
今後も純正アプリはあらゆるサードパーティをセルのように吸収して、既存アプリを駆逐していくであろう未来が、僕にはみえる。(それはそれでディストピアだが・・・)
3 動作が最適化
アップル純正アプリはハードに最適化されているので、基本的に動作は保証されている。
まれにOSアプデートで不具合がでたりするが、だいたいOS version X.1までには修正される(逆にいうとOSアップデート後、X.1のアップデートまで様子見したほうがいい)。
アップル純正アプリの不具合は、 ブランドの信用低下に直結するため、全力で不具合を修正してくれるのは安心できる。
またサードパーティ製アプリは、iPhoneのバッテリー消費に影響したり、メモリを必要以上に使って動作を重くするリスクもある。
アップル純正アプリは、デバイスの使用体験を最大化させるためのもの(ハードの付加価値)なので、動作は軽く使いやすい。
4 連携が最強
アップル純正アプリは基本的にiPhone、iPad、Macで同じものがリリースされている。
これって実はすごいことで、サードパーティでここまで連携できているアプリはほとんどない。(Webアプリでカバーできているものも多いが)
フリーボードなんて連携しすぎて、リアルタイムにiPadでお絵描きしたものがMacで表示される。
5 iCloudが便利
アップル純正アプリはすべてiCloudでバックアップされ、各デバイスで共有される。
iCloudは15GBまでは無料だが、アップグレードは他のサービスに比べ若干割高だ。
しかし家族間のデータ量共有や端末のフルバックアップ等使い勝手はいい。
写真アプリを連携させておけば、Airdropすら必要ない程に共有が楽だ。
とりあえず200GBまではコーヒー1杯(月/450円)を我慢して課金することをおすすめする。
純正アプリで足るを知る
たしかに多くのYouTuberが有料アプリを紹介しているので、つい使いたくなる気持ちはわかる。
しかし、しかしだ。
YouTuberの多くは案件でアプリを紹介している。
つまり別に必要のないものも紹介している場合がおおいことは知っておいた方がいい。
今回アップル純正アプリに焦点を絞ったが、Google純正アプリを活用すればほとんどの作業は純正アプリで問題なく行える。
サードパーティ製のものは、ほんとうに人生に必要なものなのか?
純正アプリでできないのか?
今あるものにもう一度目をむけ、足るを知ることで、QOLも上がり、節約につながることもあるかもしれない。