三日坊主がAnkiを始めて1ヶ月経ちました。【英単語学習】
こんにちは、lapisです。
三日坊主を自負する私ですが、英単語学習のためにフラッシュカードアプリ Ankiを使い始めてちょうど1ヶ月が経ちました。
継続のコツや、おすすめのカスタマイズ、使ってみた感想など、本音ベースでシェアしていきます!
こんな人に読んでほしい
・Ankiを始めようか迷っている人
・Ankiが続かず、挫折してしまった人
・英単語などの学習をデジタルに切り替えたい人
長期記憶の味方、Ankiとは
Ankiは、暗記をサポートするフラッシュカードアプリです。
しかも、人がどのくらいの速さで物事を忘れるかを示した「忘却曲線」に基づいて、最適なタイミングで復習を促してくれる優れもの。
覚えたことを忘れる前に復習でき、いわゆる「長期記憶」への移行をサポートしてくれるんです。
語学学習はもちろん、試験勉強や資格対策など、多くの人がさまざまな場面で活用しているようです。
iOS版有料の壁……
残念なことに、iOS版のモバイルアプリ「AnkiMobile Flashcards」は有料となっています。
私もあいにくiPhoneユーザーなので、3,500円(2024年9月時点)で購入しました。
これを高いと捉えるか、安いと捉えるかは人それぞれ。
金額がネックで、ダウンロードするか迷っているiPhoneユーザーには、まずはWeb版(無料)を試してみることをおすすめします。
それから、以下の類似アプリを使うのも手です。
reminDO
reminDOは、私も実際に高校生の時に愛用していました。使用感もAnkiと似ていた記憶があります。
WordHolic
こちらのWordHolicも、Ankiを購入する前に試しで使ってみました。
私は使い方がよく分からず諦めてしまいましたが(たぶん慣れの問題)、機能面も充実しているようだったので試す価値ありかと思います!
三日坊主のためのカスタマイズ
ここからは、挫折を防ぐために私が実際に行っているAnkiの設定を3つ紹介します。
① 新規カードは一日10枚
少ないと感じるかもしれませんが、一日に出題する新規カードは10枚にしています。
この設定だと、復習カードも含めた一日の出題枚数は40~50枚くらいになるので、平均15分くらいで全てのカードをこなすことができています。
私は習慣化が苦手なタイプで、最初から負荷をかけると挫折してしまうのが目に見えているので、スロースタートを意識しました。
② 新規カードは復習の前に表示
デッキオプションの「表示順序」より、新規カード表示のタイミングを【復習の前に表示】に設定。
こうすることで、毎日の新規カードは、復習カードの前にまとめて出題されるようになります。
新規カードと復習カードがごちゃまぜで表示されると脳が混乱するので、その点で負荷を減らすための工夫です。
③ デッキをたくさん作らない
私は英単語学習でAnkiを使っているのですが、すべての単語を「English」という一つのデッキにまとめています。
「熟語」や「動詞」といったカテゴライズで、デッキを分けるのはおすすめしません。
というのも、シンプルに面倒くさくなるから。(心理的にも)
カードの分類をしたい場合は、「タグ付け」機能を使えば解決です!
無理なく続けるためのマイルール
他にも、継続のために意識していることがあるので、合わせて紹介していきます。
① パソコンは使わない
前述のとおり、AnkiにはWeb版もありますが、一貫してモバイルを使っています。
私は普段、仕事以外であまりパソコンを使わないので、「パソコンで何かをする」というだけで一つのハードルになってしまうんです。
そのため、カードの入力作業も含めてWeb版は一切使わず、すべてスマホで済ませています。
(入力は基本コピペなので、今のところ手間だと感じたことはありません…!)
② 夕方まで持ち越さない
Ankiをやる時間帯ですが、なるべく昼ごろまでにするようにしています。
余裕がある朝は仕事前にやったり、お昼休憩の時間でやったりすることが多いです。
夕方まで持ち越すと、気持ち的に億劫になってしまうので、なるべく早い時間帯に手をつけるのが大事だと気がつきました。
③ 初見の単語は入れない
初見の単語を入れまくって苦労する、これがAnkiのよくある落とし穴。
Ankiは本来、「覚える」ためのアプリではなく、「覚えたことを忘れないようにする」ためのアプリです。
初めの「覚える」工程からAnkiでやろうとすると、ゴリゴリの暗記ゲーになり、苦痛なものになってしまいがちです。
Ankiには最低でも一度は目にした単語を入れて、あくまでインプットの補助として使うことを強くおすすめします!
ちなみに私の場合は、ドラマや本の中で出会った単語をリスト化して、その中の単語を徐々にAnkiに移行しています。
Ankiを始めて、起こった変化
毎日10単語ずつ新しい単語を覚えているので、(まだ定着途中ではあるものの)1ヶ月で300単語を覚えたことになります。
正直、語彙数が300増えた程度では、「洋書が読みやすくなった!」といった目に見えた成果は得られません。
しかし、成果とは別のところで、ポジティブな変化をすでに感じています。
ひとつは、知らない単語に出会うのが楽しみになったこと。
映画やドラマ、本の中で知らない単語に出会うたびに、「よっしゃ!」と思いながらせっせとAnkiに取り込むようになりました。
言うなれば、ポケモンを集める感覚です。
Ankiのおかげで、「ポケモンGO」ならぬ「英単GO」ができるわけですね。(やかましい)
また、英単語学習のモチベーションを保ちやすくなったのもポジティブな影響かなと思います。
Ankiのおかげで、一日10単語という一定のペースが保たれているので、3ヶ月で900単語、1年で3650単語、というようにマイルストーンが明確になります。
到達地点と、必要な期間が具体的に数値化されるので、それらをモチベに頑張れるように。
私は、「今年中にプラス1000語」をAnki継続のモチベにしています。
おわりに:三日坊主は工夫せよ
以上、私なりのAnki継続のコツについて綴ってみました。いかがだったでしょうか?
Ankiにしろ何にしろ、続けるための鍵は「自分の特性を理解して、それに合わせて工夫をすること」だと思います。
三日坊主に必要なのは、やる気でも気合いでもありません。三日坊主でも続けられるような「工夫」をすることです。
自分にとってハードルになっているのは何か。どこがめんどくさいのか。なぜ挫折してしまったのか。
このように自分の傾向と向き合い、継続の妨げになっているものを排除していけば、誰でも自分なりのスタイルを確立できるはずです。
私も引き続き、私なりのAnkiスタイルを模索していきます!
この記事が少しでもお役に立てていたら嬉しいです。みなさま、良きAnkiライフをお過ごしくだい〜!