生理的な気持ちよさのある、水尻自子「わからないでも感触」
水尻自子さんの「 わ か ら な い で も な い 感 触 」 を観た。
アニメーション作品の上映だ。
バナナの曲線が美しくて
ビールの泡が気持ち良さそうで
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猿はバナナを食べたくて
私は寿司を食べたくてー。
どこかで感じた感触をせっせと拾い上げ、アニメーションという手法でもう一度生み出し、じっくりと確かめてみる。
上記はアーティストの言葉なのだけれど、アニメーションを観ていて生理的な気持ちよさがあった。
アニメーションならではの現実には無い表現なのに、自分のまぶたの裏にも流れているんじゃないか?っていうくらい感覚的にはすごくよく分かった。
ひざとひざが付き合うまでの距離感とか、お米のお箸からのするり感とか、靴下をお寿司やホイップクリームに仕立て上げてしまうこの感じ・・・
下手したら気持ち悪くなりそうな表現を、気持ちいい動き方をさせている。生理的に気持ちいい。
新作は蓮沼くんが音楽を担当しているのだけれど、音も心地よかった。
下世話にもこういう映像作品ってどうやってpayしてるんだろうな?と思っていたら、水尻さんの短いアニメーションが延々とループされているデジタルフレームが販売されていた。
お部屋で延々と観ていたい。
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