AI活用!プログラミング講義動画の字幕作成を効率化
プログラミング講義の動画作成者の皆さん、字幕作成に時間を取られすぎていませんか?今回は、Vrew、Cursor、Claudeを組み合わせることで、プログラミング講義に最適化された字幕を効率的に作成する方法をご紹介します。
目次
字幕作成の実施手順
プログラミング講義動画の字幕を効率的に作成するための手順は以下の通りです:
Vrewで自動字幕を作成
字幕ファイル(.srt)をエクスポート
Cursorで.srtファイルを開く
Cursorの右側のAI PaneでClaudeを選択し、魔法のプロンプトを実行
修正された字幕を動画に適用
これらの手順について、以下で詳しく説明していきます。
Vrewについて
Vrewとは、AIを活用した動画編集プラットフォームです。動画をアップロードするだけで自動で字幕を作成してくれる機能が特徴です。ただし、技術用語の多いプログラミング講義では、以下のような課題が発生します:
英単語がカタカナ化される(「post」が「ポスト」になるなど)
逆にカタカナ表記すべき用語が英語になる
プログラミング特有の用語が適切に変換されない
Cursorを使ったClaudeの活用方法
Cursorは開発者向けのコードエディタで、AI機能が統合されています。右側のAI PaneでClaudeを利用することで、.srtファイルの編集が効率的に行えます。
魔法のプロンプト
初めに、Vrewでエクスポートした字幕ファイル(.srt)をCursorで開きます。
その後、字幕ファイルを最適化するために、AI Paneで以下のプロンプトを入力します:
変換例
変換前:
1
00:00:00,000 --> 00:00:03,000
えーっと、コントロールエスで保存して、
2 00:00:03,001 --> 00:00:06,000
ツイッターのAPIを使って、夜8時に
3 00:00:06,001 --> 00:00:09,000
ガスでアップスクリプトを実行すると、トゥルーが返ってきます
変換後:
1
00:00:00,000 --> 00:00:03,000
Ctrl + Sで保存して、
2 00:00:03,001 --> 00:00:06,000
XのAPIを使って、20時
3 00:00:06,001 --> 00:00:09,000
GASでApps Scriptを実行すると、Trueが返ってきます
主な変換ポイント
プログラミング用語の適切な表記
Ctrl + S、True/Falseなど、一般的なプログラミング表記に自動変換
GAS、Apps Scriptなど、Google関連の正式名称に変換
時刻表記の統一
口語的な時刻表記(夜8時)を24時間表記(20時)に変換
サービス名の最新表記
「Twitter」を「X」に自動更新
フィラー(えーっと、あのー、など)の除去
鍵カッコを使用した分かりやすい表記
Ex. 「楽しいですね」の投稿後に「おはようございます」が投稿されて
Cursorを使用することの利点
srtファイルをコピペする手間が省ける
修正された内容をその場で確認・編集可能
Claudeとのやり取りがスムーズ
今後の改善点
現在の魔法のプロンプトでは、以下の課題に対応できていません:
字幕の行数統一
2行以上になっている字幕を1行に統一する
文末記号の統一
疑問文の文末を「?」で終わらせる
句点「。」の有無を統一する
これらの課題については、プロンプトの改良を進めております。今後のアップデートにご期待ください。
プログラミング講義特有の専門用語や表記ゆれを、AIが自動で適切に処理してくれることで、字幕編集の時間を大幅に削減できます。
ぜひ、皆さんの字幕作成プロセスにもこの方法を取り入れてみてください。